2016
10.30

しっかし寒い!


 いや、冗談抜きで、えっれー寒いです。
 週間天気予報見ると、今週は天気よくないみたいですけど、あれなんかも秋を一気に飛び越えて、大気が秋と冬の境になっちゃってるからなんじゃないでしょうか?
 そのくせ、伊豆諸島の辺りには、いまだ夏と秋の境があるという、すんごい状況!

 今年、関東地方は夏もがかったけど、この調子だと秋もない!
 ってことになりそうです(泣)


 秋といえば、クマが冬眠する準備する季節ですけど、今朝のニュースでやってた最近のクマの状況には、ホントビックリでした。
 今は、クマが生息する山の、さらにその末端の林や藪から3キロぐらい離れた所なら、街だとかなんか全然関係なく現れてるんですね。
 ま、ウチの辺りはクマがいる山ははるか彼方なんで。
 さすがにクマは心配しなくていいですけど、極端な話、東京の都下エリアはクマ出現は充分にあり得るってことなんじゃないでしょうか?
 最近のクマは、川沿いに移動するってことですから、そういう意味でも可能性はあるのかもしれません。

 それこそ、昨日今日渋谷辺りではハロウィーンの仮想の中に本物のクマが紛れてても全然おかしくなかったりしてね。
 センター街で、クマが「エサをくれないと食べちゃうぞ~」なんて出た日にゃぁ、マジ焦ります(笑)

 いや。それって全くの冗談じゃないのが、今の状況みたいで、ホント怖いなーって思いました。


スポンサーサイト
Comment:12  Trackback:0
2016
10.30

たまにはブログらしいこと、やってみたいなーって(笑)

Category: R&R

 そう。だって、コレ、ブログなんだもん。
 たまには、ブログらしいこと、やってもいいと思うんです。

 とはいえ、犬や猫の画像を載っけたくても飼ってないからダメだし。
 あと、日本初上陸のほにゃららスィートとか、なんちゃらパティシエの店とか行く用事も特にないし。
 散らかしたり、茶化したりするのは大、大、大スキ!だけど、まとめるのは大っキライだしなぁ~(笑)

 そんなわけで、どーしたもんかなーと思ってんですけど、そういえば10月なわけで。
 10月といえば、あー、そう、従兄弟が誕生日だなーというのもありつつ、あ、そう!ハロウィーン!って。

 てことで、そうだ!ハロウィーンにちなんで、ハロウィーンが出てくる本読んで。
 その感想載っけるっていうの、すっごくブログっぽいよなーって思いたったと(笑)


ハロウィーンパーティIMG_3175

 ま、そんなわけで選んだのが、クリスティの『ハロウィーン・パーティ』だったんですが、実は、アマゾンで「ハロウィーン」で検索してみて、レスリー・メイヤーの『ハロウィーンん完璧なカボチャ』とどっち読むか、ちょっと迷ったんです。
 というのは、どっちも面白そうだなーって(笑)

 だけど、せっかくブログらしいことしようって、ハロウィーンにちなんでハロウィーンが出てくる本の感想を載せるわけじゃないですか。
 なら、表紙の絵がよりハロウィーンっぽい方がいいよなーってことで、『ハロウィーンに完璧なカボチャ』を選びかけたんです。
 でも、何気に中古本の値段見たら、「あ、ハロウィーン・パーティ―、1円だ!」って。
 即、決定!(爆)

 いや。実際には1円のヤツは状態が悪そうだったんで、買ったのはもぉちょっとしたんですけどねー。
 でも、クリスティの中古本は安い時もあるけど、高い時はホンっトバカ高いことも多いですからねー。
 レスリー・メイヤーさんには申し訳なかったですけど、ま、中古本だから印税には関係ないからいいですよね?(笑)
 正しくは、東京創元社には申し訳ないかwww


 ま、そんなこんなで『ハロウィーン・パーティ―』を読んだわけですがー。
 え?なんだよ、これ。
 全っ然、ハロウィーンの趣き、ないじゃん!って(爆)

 いやもぉ、この本。仮装はおろか、「トリック・オア・トリート!」という言葉すら出てきません(笑)
 つーか、表紙が、どう見たってペコちゃんだろー!って(爆)

 ま、面白かったからよかったんですけどねー。
 でも、なんだかなぁ…。


 あらすじは…
 そう。ハロウィーンパーティで子供が殺されちゃって。
 で、ポアロが解決しちゃう(爆)

 と、まぁ身も蓋もないあらすじで、どーもすみませんなわけですが、というか、クリスティって久しぶりに読んだんですけど、クリスティってこんな雰囲気でしたっけ?
 なんか、ビ、ミョーにイメージと違うというか、ぶっちゃけ、ポアロって、もっとイヤミったらしいヤツじゃなかったっけ?というか(笑)

 なんでも、解説によればクリスティの晩年に書かれたお話とのことで、また、出てくるポアロも相当お爺さんになってるようで、ま、その辺は作者も登場人物も齢とっていろいろ変わったってことなのかな?

 とはいえ、お話はとっても面白かったです。
 シンプルなお話なんだけど、でも、事の真相の根っこは、あ!そっちなのね、みたいな。
 “犯人っぽくないヤツが犯人”という、身も蓋もないミステリー小説の法則にしたがって読んでいけば、「あー、コイツが犯人なんだろうなぁ…」っていうのはおのずと察せるわけですけどねー(笑)
 でも、お話上の凶器でもある、「水」については全然気がつかなかったんで。そういう意味じゃぁ、その人については、ちょっと意表をつかれました(笑)

 とか書いちゃうと、犯人当てで読んでたようですけどね。
 全然そんなことなくって、ポアロが、そのウドリー・コモンという、ま、新興住宅街なのかな?そこの住人たちを訪ねていくくだりとか、あと、次々と出てくる人がホント人それぞれで楽しかったですね。
 ただ、最後のくだりは、ちょっと急ぎ足だったかなぁ…。
 もっとも、最近の小説はその辺をやたらとド派手にアクションしちゃうのも多いから、こういうあっさりっていうのもいいのかな?(笑)


 あと、読んでいて、ずっと感じていたのが、今まで読んだクリスティの本よりずっとマーサ・グライムズっぽくない?って(笑)
 ま、というか。
 そもそも、マーサ・グライムズの方が自分の小説をクリスティの雰囲気っぽく書いたわけですけどね。
 ただ、マーサ・グライムズから海外ミステリーを読み始めた私としては、初めてクリスティを読んだ時、そんなに似てるかなーって思ったんですよね。
 ま、そもそも読んだソレは『そして誰もいなくなった』なわけで、似てるわけないんですけどね(笑)

 でも、この『ハロウィーン・パーティー』に、探偵作家(そう書いてあるwww)のミセス・オリヴァという登場人物がいるからなのか?
 マーサ・グライムズにもシリーズの途中からポーリーという作家が出てくる
 ミランダという女の子が、マーサ・グライムズのお話に出てくる女の子の雰囲気とよく似ているからなのか?
 あと、失踪する若い女性っていうのも、なんだかミョーにマーサ・グライムズのイメージとダブるよなーって(笑)

 とか言っちゃうと、あちこちから「天下のクリスティ・ブランドに、なにイチャモンつけとるねん!」とかスゴまれちゃいそうですけどねー(爆) ←なんで関西弁なんだ(笑)
 また、マーサ・グライムズはマーサ・グライムズで、好きな人はメッチャクチャ好きな人がいますから、「だから、それはオマージュつぅんだよ!ボケっ」(←やっぱり、なぜか関西弁www)とかどつかれちゃいそうですけど(笑)
 最近って、オマージュってぇーの、なんかやたら好きよね。創る方も、言う方も、さwww

 というか、やっぱりコレってマーサ・グライムズっぽかったよなーって、それで終わりって、全然空気読めてなくて、結局ブログっぽくなかったなぁ~(爆)
 でも、マーサ・グライムズは好きです。
 今でも!
 とか言って、読んだのずいぶん前なんで中身はほとんどわすれちゃったんですけどね

マーサ・グライムズIMG_3170


 てことで、ハロウィーンといったら、やっぱりコレですよね。
 トム・ニューマン「妖精交響曲」!
妖精交響曲IMG_3172
 https://www.youtube.com/watch?v=nR3dqUI1XIg
 https://www.youtube.com/watch?v=4ypmFj9X4Zk
 https://www.youtube.com/watch?v=SuoTWwQCn3w



 そうそう。
 クリスティといえば、本屋で公認のポアロ物続編『モノグラム殺人事件』というのが並んですますよね。
 へーと思って、ネットで感想見てみると、案の定、ケチョンケチョン。
 いや、こうなると、逆に読んでみたくなります(笑)
 とはいえ、ま、安い中古本待ちですね。だって、本家だってそうなんだもんwww
 ていうか、『謎のクイン氏』の公認続編っていうのはないんだろうか?(笑)



Comment:4  Trackback:0
2016
10.30

怪談16.10.30

Category: 怪談話-番外

 6月に『夏至の夜』という、昔、英会話学校に通ってた頃に先生のケイトという人から聞いたお話を載っけたんですけど、実はそのお話、聞いたのは秋。それも、10月の初め頃だったんです。
 きっかけは、その英会話学校のレッスンで話題になったハロウィーンでした。
 その時は、レッスンの後もそんな話をしていたんですけど、ケイト先生が思い出したように、子供の頃、親の仕事の関係でスコットランドに住んでいた時にあったハロウィーンにまつわるお話をしてくれたわけです。
 夏至の夜のお話はその流れで出てきたのですが、まぁそんなわけで明日はハロウィーンということで、今回はそっちのお話を。


 それは、わたしが10歳のハロウィーンの時のこと。
 わたしはカナダ生まれのカナダ国籍だが、当時、親の仕事の関係でスコットランドに住んでいた。
 住んでいたのは、グラスゴーの郊外にある住宅街。比較的新しい住宅街で、今思えばアッパーミドルからミドルクラスが住むエリアだったんだと思う。
 新しい住宅街で、住人もそういうクラスの人だったから整備されたきれいな街並みだった。
 しかし、その住宅街のまわりはホント辺鄙な所だった。
 わたしの住む住宅街に隣接している、古くからあるワーキングクラスの人たちが住む住宅街の向こうは牧草地や荒地が延々広がっていた。
 そして、それらを隔てるようにある森や小川。
 それは、春から夏なら牧歌的で伸びやかで美しい景色なのだが、秋の終わりから冬になると、ただただ荒涼としていて寂しいばかりだった。

 とはいえ、わたしたち子供は友だちさえいれば元気いっぱい。
 確か、スコットランドに来て2年目だった。学校にも慣れて友達もたくさんできて、その年のロウィーンを楽しみにしていた。
 家も周りは、新興住宅地ということで子供のいる家庭が多かったからなのか、ハロウィーンが近くなると、どこの家もオレンジ色のジャック・オ・ランタンを飾っていた。
 ハロウィーンの日には、お菓子もいっぱい準備したり。
 とはいえ、仮装の方は、今からみれば全然地味だったんだろう。
 それでも、紙やらで何やらみんなで作って、それはそれで楽しかったと思う。

 そのハロウィーンの夜、わたしは、近所の友だち何人かと家々をまわっていた。
 でも、途中で同じクラスの、昔からこの土地に住んでいる男の子たちのグループにバッタリ会って。
 男の子たちは、自分たちの住んでいる地区よりわたしたちの住む新興住宅街の方が貰えるお菓子が多いとみて、わざわざこっちに来たようだった。
 わたしたちは合流して一緒に家々をまわっていたのだが、そのうち男の子たちのグループの1人、ショーンが「ウチの方にも来なよー」って誘ってくれて。そんなわけで、今度はみんなでショーンたちの家のある古くからある住宅街の方に行くことになった。
 さっきも言ったが新興住宅街の外といえば、とにかく寂しい土地が広がるばかりなのだが、その夜は友だちと一緒。しかもハロウィーンってことでみんな浮かれていたから、みんなでワイワイ騒ぎながらそっちに向かった。

 それは、みんなワイワイはしゃいで歩いていた時だった。
 先頭を歩いていたショーンが、急にこちらを振り返った。
 そして、私たちに向かって、人差し指を口にあてて「シーっ」と。
 思わず黙ったわたしたちにショーンは、「シー」のポーズのまま左手である方向を指差した。
 つられて見たその先にあったのは、こんもりと背の高い林。
 冴え冴えとした夜の暗がりの中、そこだけが深く沈んでいて。
 さらに、目を凝らすと、木々の間に見え隠れしている大きな屋根が見えた。
「あそこには、男と女のゴーストが住んでいるんだ。
 子供がいると、家に連れ込んで食べちゃうって言われている。
 だからここは静かに、そして急いで歩こう。
 ヤツらに気づかれないように…。」
 そんな風にヒソヒソ声で話すショーンは、いつものおどけもののショーンとは大違い。
 とはいえわたしたちも、それを鵜呑みにするほど子供ではない。
「まーたー!怖がらそうと思ってー。」
 わたしたちがそんな風にゲラゲラ笑い出した時だった。
 一瞬、顔にさっと怯えを走らせるショーン。
 その男と女のゴーストが住むという木々に囲まれたその家の方を、さっと振り返り、そして悲鳴に近いような声を発したのだ。
「みんな走れ!全速力で!ボクの家まで!」

 この時は怖いっていうよりも、ショーンが走り出したことにとにかく驚いた。
 全員パニックのようになっちゃって。わたしたちは、ひたすらショーンの後を追いかけた。
 気がついた時は、みんなショーンの家でハァーハァー息をついていた。

「もぉー。おどかさないでよー。」
 わたしたちは、ちょっとおかんむりだった。
 だって、ショーンがいきなり走り出したもんだから驚いたし、あと、ここまで全速力で走ってとっても疲れたというのもあった。
 しかし、ショーンたち、昔から住んでいる子供らは、お互い顔を見合わせ、何か頷きあっているばかり。 
「キミらは見なかったのか?
 あの家で動き回っていた2つのオレンジ色の光を…。」
 もぉあっけにとられちゃって。しばらく、ポカンと口を開けたままのわたしたち。
 でも、すぐに大声で笑い出していた。
 だって、ハロウィーンの夜にオレンジ色の光といったら、それはジャック・オ・ランタンに決まっている。
「オレンジ色って、それはカボチャランタンでしょ。」
「あの家は誰も住んでないんだぜ。
 なのに、なんでカボチャランタンがあるんだ?」

 確かにそうだ。でも、ハロウィーンということで、誰かがイタズラに置いたのかもしれない。
 そんな風にわたしたちはしばらくワイワイやっていた。
 でも、「まぁまぁ賑やかね」とショーンのお母さんがやって来て。
 そして、自ら焼いたというケーキをご馳走してくれた。
 ほっぺたが落ちそうなそのおいしさに、わたしたちもショーンたちも、そんなカボチャランタンのことなんてすっかり忘れてしまった。

 楽しい時間の経つのは早いもの。
 ショーンの家にずいぶん長居をしてしまったわたしたちは、時計を見てかなり慌ててしまった。
 ショーンに「そろそろ帰らなきゃ」って言うと、ショーンが口を開くより早くショーンのお母さんが、わたしたちの人数を数え始めた。
「これじゃぁ、ウチのクルマだけじゃ乗り切れないわね。
 ショーン。隣に行って、クルマ出してもらうように頼んできて。」
 そう言うなり、ショーンを急かすように使いにやった。

 わたしたちは「大丈夫ですよ。わたしたちだけで帰れますから」と言ったのだが、ショーンのお母さんは聞かなかった。
 「外はもう寒いからクルマで帰りなさい」と言うばかり。
 そんなわけで、その夜わたしたちは、ショーンのお父さんと隣の家のおじさんのクルマで新興住宅街まで送ってもらって帰った。
 もちろん、全員。


 大騒ぎが起こったのは、次の朝だった。
 それは、昨夜も一緒だったルーシーの家。
 朝になっても起きてこないルーシーに、お母さんが部屋に行ってみると、ルーシーがいなかったというのだ。
 昨夜は、もちろんルーシーもショーンのお父さんたちのクルマで帰ってきた。
 それはわたしたち全員が知っているし、何よりルーシーの家族も帰ってきたルーシーと話をしてた。
 ルーシーのお母さんは、ルーシーがベッドにはいるところまで見ていたというのだ。
 なのに、朝になってみるとルーシーの姿はどこにもいない。
 外着に着替えた様子もなく、靴だって全部家にあったらしい。
 この11月の寒空の下、ルーシーは靴も履かずパジャマだけでどこにいるというのか?

 わたしたちの住む新興住宅街もショーンの住む昔からある住宅街も、もぉ大騒ぎになった。
 即座に人が集められ、付近を捜しまわった。
 もちろん、あの空き家も…。
 でも、ルーシーの姿はどこにも見つからなかった。

 それは、ルーシーの家族の焦燥がピークに達した4日後のことだった。
 ルーシーは、住宅街から5、6キロほど離れた森で見つかった。
 特に怪我とかそういう様子もなく、何で死んだのか、結局わからなかったらしい。


 そして…
 その後しばらくたって、わたしたちの間で流れた奇妙な噂が流れた。
 ルーシーのパジャマのポケットには、漢字が印刷された赤い包み紙のキャンディがいくつも入っていたらしい。
 漢字といえば…
 ハロウィーンの夜、ショーンたちが怯えていたあの家。
 あそこはその昔、華僑の夫婦の持ち物だった。
 相当なお金持ちだったけど、子供がなかったらしい。
 ある夏のこと、その家に避暑に来ていたその夫婦。
 たまたま出かけたドライブで事故を起こして2人とも死んじゃって…
 以来、その家はずっと空家。
 誰も住もうとしない。
 だって、あの家には、今でもその2人のゴーストが住んでいるから……


 それは、わたしたちの学校でそんな噂がパーッとたって。そして、あっという間に話されなくなって間もなくだった。
 ショーンによれば、ある日、パワーシャベルやブルトーザーが何台もやってきて。
 例の家を取壊したかと思うと、さらにまわりの木々も全て切り倒して。
 あっという間に更地にしてしまったのだと。


 ショーンたちとは、その後も学校では普通に遊んだ。
 でも、ショーンたちの住む古くからある住宅街には行ったことがない。



                             ―― 『漢字の包み紙』〈了〉


注!無断転載禁止
  断りなく転載されるのは非常に不愉快です。やめてください
  ブログの記事は全て「著作物」であり、著作権法の対象です
       ↑
   ちょっと剣呑で、ゴメン(^^;)




Comment:4  Trackback:0
2016
10.29

ランキング好き(笑)


 最近、本は、HonyaClubで買うことが多いです。
 ネットで注文すれば、3日後くらいには指定の本屋に商品が届いちゃうんでスゴク便利です。
 というか、それもそうなんですけど、何より本屋に届くんで、配達が来るのを気にしなくていいのが気にいってます。

 そんな、便利なHonyaClubですけど、毎度何だかなーって思っちゃうのが、メールで来る本の売れ筋ランキング。
 それが来るたんび、「だから、本なんて、ランキングじゃ買わねーよ!」って思っちゃうんですけど、どうなんでしょーね?

 ていうか、最近の世の中、ホンっト好きですよね、ランキング。
 流行に左右されてないとは言わないですけど、ただ、気持ち的には、もぉどーでもいいかなーって(笑)


 そんなウンザリなランキングの中でも特にウンザリなのが、例の「地域ブランド調査」による県の魅力度ランキング(笑)
 ネット見てたら、同じようなこと思ってる人いるんだなーって、クスッとしちゃったんで、まぁ便乗してみよーかと。
 *やっぱり茨城が最下位!魅力度ランキングに物申す
 http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20161021-OYT8T50024.html?from=y10

 まず、この「地域ブランド調査」ていうのは、株式会社ブランド総合研究所という会社が、自らの営業ツールとしてやっている調査だったんですね。
 *(株)ブランド総合研究所・会社概要
 http://www.tiiki.jp/company/gaiyo.html

 (株)ブランド総合研究所という会社。私は直接知りませんが、他のブランドを専門に扱う会社は知っていますんで、たぶん同じようなことをしてるコンサルタント会社だか広告代理店なんでしょう。
 現に会社概要にも、“地域ブランドおよび企業ブランドの研究とコンサルティングを行う専門企業”と書いてあります。

 いや。ちゃんとした、真面目な会社なんだと思います。それは絶対(笑)
 ただ、忘れてはならないのは、「地域ブランド調査」というのは(株)ブランド総合研究所という“地域ブランドおよび企業ブランドの研究とコンサルティングを行う専門の会社”が、その「営業ツール」として実施している調査だということです。

 つまり、(失礼ながら)ぶっちゃけた言い方をしちゃうならば、調査結果から出てきたネガティブさを過大にアピールした方が、会社としては儲かるわけですよね(笑)
 だからこそ、「県別魅力度ランキング」という風に、人々の興味をひきやすい形で公表するんだと思うんです(笑)

 嫌な書き方をしちゃうならば、その会社からすれば、魅力度の上位の県なんかどーでもいいんだろうと思うんですよ。
 だって、魅力度が高い県は、その会社に仕事を依頼しないわけですもん。
 その会社にとって大事なのは、魅力度が低いことでいろんなトコからせっつかれちゃった県の広報が仕事を依頼してくることなわけです。
 というか…、だと思うんです(笑)

 そう考えうならば、その会社からすれば、北関東三県は魅力度が常に下位の方がいいということになります。
 だって、魅力度が上がっちゃったら、「ありがとねー」ってお払い箱ですから。
 だからって、まぁそこまでやるかどうかはわかりませんが(というか、そこまでやらないと思いますが)、調査の質問項目をその県が低くなるようにしちゃうことだって出来なくはないわけですよね(笑)
 ベンチマークの調査らしいので変えられない質問はあるにしても、新たな質問を加えるとか。もしくは、調査対象者の選定を操作することで調査結果をそのように持ってくことはある程度可能なはずです。
 特に、この調査の場合は…

 いや。誤解しないでほしいんですけど、この「地域ブランド調査」にも、それを実施している会社にもイチャモンつけているわけではありません。それは絶対(笑)
 そういえば、上記の「やっぱり茨城が最下位!魅力度ランキングに物申す」の記事の人も同じようなこと書いてます(笑)
 いや。それどころか、面白いことやってる会社だなーって。
 それこそ、今大学生だったら、私、絶対面接受けたいくらいです(笑)


 とはいえ。
 毎年、この「地域ブランド調査」を見ると、そのたんび、な~んかウンザリしてくるんですよね。
 ぶっちゃけ、うぜーよ!っていうか(笑)

 ま、こんなこと言ったら北海道と沖縄県の人に怒られちゃいそうですけど、なんで魅力度の1位が北海道で、4位が沖縄県なの?って、無茶苦茶違和感がありません?
 いえいえ。北海道も沖縄も大好きですよ(笑)
 ただ、県の魅力度のランキングで、一番寒いとことと一番暑いとこ(ま、最近は東京や北関東の方が最高気温は暑いけど)が1位と4位ってちょっと変じゃないですか?
 ていうか、2位が京都府で、3位が東京都というのも、スッゴク違和感を覚えます。
 要は、誰でも真っ先に思いつくトコばかりじゃん!

 つまり、違和感の根本にあるのは、「魅力度ランキング」の“魅力度”ってなに?ってことなんでしょう。
 てことで、調査項目を見ると、具体的な質問文は公表されてないようですけど、質問項目、および調査概要は以下のようになっています。

 A:外(非居住者)から視点の評価の質問項目(計77項目、1000市区町村および47都道府県)
 1.認知度
 2.魅力度
 3.情報接触度
 4.情報接触経路(ドラマや映画、ポスターやチラシなど)~14項目
 5.情報接触コンテンツ(「ご当地キャラクター」など ~9 項目
 6.地域イメージ(歴史・文化の地域、スポーツなど)~14項目
 7.地域資源評価(海・山・川・湖などの自然が豊かなど)~16項目
 8.居住意欲度
 9.訪問目的(「行楽・観光のため」など) ~16項目
 10.観光意欲度
 11.産品購入意欲度(2015より新規設問)
 12.食品想起率
 13.食品以外想起率

 B:内(居住者)から視点の評価(計26項目、47都道府県のみ)
 14.愛着度
 15.自慢度
 16.自慢要因(「地元産の食材が豊富なこと」など) ~24項目
            *以上、「地域ブランド調査2016」-調査概要と特長より
 *地域ブランド調査2016
 http://tiiki.jp/news/05_research/survey2016


 2016年の調査概要を見ると、これらの調査項目をインターネットでアンケート実施、回答者数は全国で30372人だったとなっています。
 地域ごとの回答者数は、1人の回答者に20地域について答えてもらったため平均573人というのは、詳細はわからないですけど、ま、1人の回答者が対象全地域に渡って上記の項目を評価するのは無理があるので。それぞれ20地域に振り分けた結果、一つの地域の評価の回答者は平均573人になったということなんでしょう。
 また、最終的な結果となる集計は、実際の人口に合わせてウェイトバックをかけたということらしいですね。
 *以上、「地域ブランド調査2016」-調査概要と特長を私なりに要約


 いや。だから、全然問題ないんです。
 しっかりした調査だと思います。
 ま、先ほども書きましたように、穿った見方をしちゃうならば、回答者の評価する地域を操作する――例えば、北関東3県の評価を意図的に低くするために、その県の評価する対象者をその3県居住者を多くふりあてるとか――ことで意図的な結果に出来るように思うんですが、まさかいくらなんでもそんなことはやってないと思います(笑)

 ただ、思うのは「魅力度ランキング」って、一般的な県民はともかく、県の運営にかかわる人が注意して見なきゃならないののは、(総合の)魅力度ランキングより何より、まずBの内(居住者)からの視点調査だと思うんです。
 だって、極端なこと言っちゃうなら、居住者の満足度が高いならばそれでOKって考え方だってあるわけですから。
 そう考えるならば、「(総合の)魅力度ランキング」と同時に、「居住者の満足度ランキング」というのも発表されてしかりだと思うんですよね。
 なぜなら、毎年発表される「魅力度ランキング」というのは、世の人は単純に好嫌的な意味合いでの「魅力度」として面白おかしく見るわけですもん。

 また、Aの外からの視点だと、大事なのは、観光振興って意味では、6.地域イメージ、7.地域資源(自然の豊かさなど)評価、10.観光意欲度、9.訪問目的。
 産業振興って意味では、 11.産品購入意欲度、 12.食品想起率、13.食品以外想起率が重要でしょう。
 8.居住意欲度も大事なんでしょうけど、でも、普通はいくらその県に魅力を感じていたとしても、それだけで引っ越しはしないとは思うんでー。
 ま、県の担当者からすれば、それが高いというのはうれしいでしょうけど参考データでしかないですよね。

 確かに、1.認知度と2.魅力度は大事なんでしょうけどねー。
 でも、一般的に認知されてるからってなに?っていう考え方だってあるかなーって(笑)
 だって、ぶっちゃけた話、関東に住んでる私が九州の県や北海道を認知したり魅力を感じることでのその地域のメリットってなに?っていうの、ありますよね(笑)

 まぁ私は旅行好きだし。あと、地理オタクだから、ちょっと一般的な人からは外れちゃうんでしょうけど、旅行先を選ぶのはあくまで何を見たい、何をしたいであって、認知や魅力というのとは微妙に異なるように思うんですけどねー。
 一般的な旅行先を選ぶor旅行を決定するというのは、TVの旅番組や、最近流行りのパワースポット巡りやB級グルメ、あとはアニメファンの聖地巡礼なんか見てもわかるように、大枠での認知や魅力よりはもっと一点突破的に決められているように思います。
 昔のように、今年は北海道に行ったから、来年は沖縄に行こうみたいな、カサノバ的な旅行先の選び方をしている人はむしろ少ないように思います。

 それは産業となると、もっと顕著ですよね。
 例えば、米は魚沼産コシヒカリと決めてるって人…、まぁいると思うんですけど、それは単純にどのブランドで選んでるわけですよね。
 県のイメージではないですよね。たぶん。
 変な話、西日本の人だったら、魚沼産コシヒカリがウマイ米というのは知っていても魚沼が新潟県だって知らない人、普通にいるように思うんです。
 それこそ、ピーマンを買うのにどの県産を選ぶというよりは、安いものを選ぶという人の方が普通ってことです。
 ビジネスとなれば、その傾向はさらに顕著でしょう。

 そうなってくると、現時点(過去)の認知や魅力よりも、未来の認知や魅力につながる、3.情報接触度と、その 4.情報接触経路と15.情報接触コンテンツのデータは大事ですよね。
 今は、ある意味ネットによるバンドワゴン効果が全てみたいなとこがありますから、とにかく何かしらの魅力を見つけて。その情報を発して、ウマく(今の世間の琴線に触れるように)載せちゃえば、意外とどうにでもなっちゃうような気がするんですけどねー(笑)
 ま、そうそう意図通りにいかないから、どこも苦労してるんでしょうけどねwww


 ただまぁそういう風に考えていくと、毎年一喜一憂ししちゃう「地域魅力度調査」の(県別)魅力度ランキングって何なの?っていう気もしてきちゃいません?(笑)
 実は、そんなこと思ったのは、何年前だろ?やっぱりネットで、その「地域魅力度調査」の(県別)魅力度ランキングを見ていた時でした。
 ほら、当然、自分の県はどうなんだろ?って気になるわけですよ(爆)
 で、私は千葉県生まれの千葉県育ちという生粋の暴走族…、じゃなかった房総人なわけで、千葉県を見てみたら、確か真ん中くらいだったのかな?
 ま、もぉ忘れちゃったんで、わかりやすく2016年調査のデータで話しちゃいますけど、千葉県は20位で、まー、なんと何ごとにおいても中庸の千葉県らしい順位だなーって、思わずクスッとしちゃったと(笑)

 でね。
 ここから先のビ・ミョーな感覚は、千葉県民と埼玉県民にしかわからないと思うんですけど、カンタンに言っちゃうならば、千葉県民は千葉県を埼玉より上だと思ってるし。
 埼玉県民は埼玉県民で、埼玉は千葉よりは上だって思ってるわけです。
 つまり、生粋の千葉県民としては、埼玉県の順位が気になっちゃうというのは、まぁ人情なわけですよ(爆)

 で、見てみたら…
 え?ないじゃん、埼玉…って(爆)

 って、まさかそんなわけもなく。
 ずっと見ていたら、千葉県のはるか下の39番目にあったと(笑)

 いっやー、なんだよ、埼玉。
 39番目って、さすがダサイ玉。うわっはっは! ←ゴメン(笑)
 なぁ~んてのんきに笑ってたわけですが、ふと思っちゃったんです。

 えー。
 昔ならともかく、今となっては千葉より埼玉の方が全然上だよなー
 と、我に返ったわけです(泣)

 となると、何で千葉県は20位で、埼玉県は39位か?ですよね。
 千葉県にあって、埼玉にないもの……
 えーと、あ、海か。

 確かに、千葉県は3方海に囲まれた半島なんで。
 日本がどんな格好(輪郭)をしてるかは誰もわかってるわけで、東京の東にある半島が千葉県っていうことさえ知っていれば、埼玉県よりは認知度が高くなる可能性が高いわけです。
 認知度が高ければ、総合の魅力度もおのずと上がるわけですが、でも、それだけでこんなに差がつくかなーと思って。
 なおも千葉にあって埼玉にないものを考えていて、
「なんだ。つまり、ディズニーランドってことじゃん!」って気づいたと(爆)


 つまり。
 「地域魅力度調査」の(県別)魅力度ランキングって、そんな程度のもんってことなんでしょう(笑)
 日本全国、猫も杓子もディズニーランドが大好きだから、ディズニーランドのある千葉県は、ディズニーランドのない埼玉県よりランキングが上になっちゃうと。

 いや。実は私、ディズニーランドと心霊スポットは大っキライなんで(爆)
 かねがね、ディズニーランドなんて埼玉に引っ越せばいいのになーって思ってたくらいなんですけど、まぁそうかー。ま、千葉県も何だかんだいって広いから、ディズニーランドくらいあっても、まぁジャマにはならないよねー♪なぁ~んて(笑)

 ま、そんなことを思っちゃったわけですけど、しっかしまぁ世の中なんてそんな程度のもんなんだなぁ~なんて。
 いきなり上から目線で、感じワルイったらないわけですけど、でもまぁそういうことなんでしょう(笑)
 ていうか、この「魅力度ランキング」自体、上から目線を愉しむツールですよね(爆)

 つまり、何ですよ。
 「地域魅力度調査」というのは、集計でウェイトバックをかけてるわけです。
 ウェイトバックをかけてるってことは、人口が多いエリアに住む回答者の回答が結果に反映されるようにしてあるってことです。
 日本で人口が多いのは、何より東京。そして、首都圏というかたまりの神奈川、埼玉、千葉です。
 本来なら、ディズニーランドがある千葉県は元より、近県である東京・神奈川・埼玉の回答者は、千葉県に魅力度や観光意欲度は低いのが当たり前です。
 それは、埼玉県や北関東三県の「魅力度」が低いのを見ても明らかです。
 にもかかわらず千葉県が20位というのは、つまり近県の回答者であってもディズニーランドは魅力的だから、その分千葉県の評価は上がって。
 結果、千葉県は20位になったにすぎないってことですよ。
 たぶん(笑)

 さらに言えば、大概の人は「旅行が好き」と言いますけど、でも、大概の人は、普段から具体的にどこに行きたいとか考えていません。
 だから、アンケートでどの県に旅行に行きたいか?と聞かれれば、非日常である居住地から遠い場所(県)を回答します(するはずです)。
 「地域魅力度調査」は集計でウェイトバックをかけてますから、当然人口が多いエリアに住む回答者の回答が結果により反映されるわけです。
 となれば、人口の多い首都圏、中京圏、大阪圏から見て、最も非日常である(遠い)エリアである北海道と沖縄の魅力や訪問意向が高くなるのは当たり前ですよね。
 それらが高くなれば、総合的な魅力度ランキングだって上位にくるのも当たり前と(笑)

 それが当たり前ということは、逆も当たり前ということです。
 つまり、最も人口の多い首都圏に近い北関東三県の「魅力度ランキング」は低いという結果が出るのは当たり前だし。毎年ランキングが低いのも当たり前です。
 いくらニッポン人が内向き志向といったって、そこまで内向きじゃないと思います(笑)

 とはいえ、ランキングが低い理由である“人口の多い首都圏に近い”というのは大変なメリットでもあるわけですよね。
 この調査で一般に公表されてるものからは出てこないですけど、人口の多い首都圏に近い北関東の観光地は首都圏に近いということでは、絶対相当な恩恵を受けているはずです。
 その人口の多いエリアと近接していることによる恩恵たるや、それこそ「魅力度ランキング」上位の北海道や沖縄がうらやましがるほどの恩恵であるはずです。

 今は、アニメかなんかがヒットすればその舞台の聖地巡礼とかで、たちまちどっと人が訪れるわけじゃないですか。
 他にもB級グルメとかもあるし、あとは今年話題になった千葉県のどっかにあるトンネルの中の滝なんかもそうですけど、ちょっと 話題になればどっと人が訪れるわけです。
 つまり、人口の多いエリアの周辺の県っていうのは、実は絶対有利なはずです。

 そう考えると、瞬間風速的な地域活性ならば、瞬間風速的なことをヘタな鉄砲を数打つことで、やりようはいくらでもあるんじゃないかなーって気がするんだけどなぁ…。
 どうなんだろ?
 というか、地域の運営にかかわる方は、そんなパブネタちっくな「地域魅力度調査」の魅力度ランキングに一喜一憂しないで…、というか、そんなのはもっと民間に任せて、長期的な地域の活性・維持の方をやるべきと思うんですけどねー。


 で、そういえば。
 ずっと前に九州の、たしか福岡市出身の方だったかな?その方が言うには、「東京の人間は、日本で一番不味いものを、一番高い値段で食ってる」って(笑)

 いや。もちろん、ちょっとカチンときたというのはありつつ(笑)
 食材には、東京やその周辺が産地というものもあるわけですし。
 また、昨今の保存技術の進歩で一概にそうとも言えないわけですけど、でも、その言葉はある意味で真実をついてるんじゃないでしょうか。
 そんなこともふまえて考えてみると、東京の会社が東京の目線でやってる「魅力度ランキング」って、やっぱり「だからなに?」って気がしてきません?(笑)

 今年は「真田丸」で、徳川家康はやたらワルモノにされてますけど、でも、“上見て暮らすな、下見て暮らせ”って、さすが東照大権現!いいこと言うなーって。
 ま、そんな結論(爆)






Comment:4  Trackback:0
2016
10.23

連絡がつかないには笑った(笑)


 ノーベル賞受賞で、ボブ・ディランと連絡がつかないっていうのを聞いた時は、なんか思わずクスッとしちゃいました。

 そういえば、30周年記念ライブでも、他のミュージシャンがやたら盛り上がってるのに、ディラン一人だけがイヤそうに下向いて歌ってましたしね(笑)
 ま、基本的にああいう場所が好きでない人なんじゃないでしょうか?
 というか、笑ったディランって見たくないですよね。だって、スッゴク変な顔なんだもん(爆)

 ボブ・ディランは、最近は昔のアルバムに漏れた曲を集めてウン万円なんてCDばっかり出してるんで、すっかり興味なくなっちゃったんでけどねー。
 でも、今回のノーベル賞をめぐる一件で、久々に聴いてみようかな?なぁ~んて思っちゃいました(笑)


 ボブ・ディランというと、世間的にはフォーク、プロテストソング時代のイメージが強いのか、ノーベル文学賞受賞のニュースでは、各局やたらと「風に吹かれて」と「時代は変わる」を流してましたけど、今さら時代は変わるでもないだろーって(笑)
 ていうか、あれから時代はどんだけコロコロ変わったんだよ、ライク・ア・ローリングストーン!とか思っちゃいました。 ←よく出来たシャレのつもり(爆)

 ボブ・ディランは、やっぱりロックなんですよ。
 ロックンローラーとしてのディランが一番カッコイイと思うんです。
 ノーベル賞に触発されてディランのCDとか買っちゃう人も結構いるみたいですけど、『風に吹かれて』や『時代は変わる』みたいなプロテストソング時代のアルバムや、あと、『追憶のハイウェイ61』や『ブロンド・オン・ブロンド』といった、いわゆる名盤中の名盤買うんなら、みうらじゅん編集の『DYLANがROCK』を買って欲しいなーって思います(爆)
 
 『DYLANがROCK』をアマゾンで見ると、「かっこいいディランのてんこもり」とレビューしてる方がいますけど、まさに、そこ!
 この2枚組の編集版には、カッコイイ!ロックパフォマーとしてのディランがいるんですねー。
 こんなカッコイイディランのCDが聴けるのは、歌詞が英語だからわからないニッポン人ならではの幸せだと思うんだけどなー♪

 ていうか。
 この『DYLANがROCK』と、あと『ラストワルツ』のディランのパート聴けば、(ロックンローラーとしての)ディランは一応語れるんじゃない?
 なぁ~んて(笑)
 あ、でも、今は『ローリング・サンダー・レビュー』もあるか!
 
 
 しかし、ボブ・ディランって、もちろん今でも現在進行形でいいアルバムを出したりしてるわけですが(過去の曲発掘盤は除く)、たぶん受賞は60年代~70年代半ばの活動の評価ですよね。
 そう考えると、あ、ノーベル賞ってそういう賞なんだなーって、その辺がクリアになった気がします。
 つまり、現在進行形というよりは、あくまで過去の実績と、それによって社会にどれだけ影響を及ぼしたか?という賞ってことですよね。
 そう考えると、医学生理学受賞の大隅良典博士が言ってた「多くのノーベル賞受賞者が日本で10年から20年後には受賞者が出なくなると警鐘を鳴らしていることに私も同感だ」っていうの、スッゴクよくわかるなーって。
 なんか、そこは妙に実感しちゃいましたね。

 で、まぁノーベル文学賞といえば村春氏なわけですがー。
 とはいえ、その村春氏からすれば、ここ毎年の書店とファンの大騒ぎにもぉウンザリしちゃって。
 「ほっといてくれ!」って、ほとんど人面犬と化しちゃってたりしてね(笑)
 ま、有名税とはいえ、そこはちょっと同情もしちゃいましたね(笑)



 そういえば、ボブ・ディランに連絡がつかないことに、「彼の対応は無礼で傲慢だって」と言うコメントもありましたけど、無礼で傲慢なのがロックだろーって思うんですけどねー(笑)
 ロックなんてもんは、学校の落ちこぼれが世の中を狭い視野でとらえて、ええカッコしーなことを歌って、オレってカッコイイだろ?的なナルシシズムに浸るのが本質なわけじゃないですか(爆)
 そういう、いわゆるおバカな若者の思い上がりを体現してきたからこそ、ここまで世間に受け入れられたんだと思うんです。

 それに対して、まっとうな大人の集まりであるノーベル財団(スウェーダンアカデミー)が「無礼で傲慢だ」とコメントするのは意味のないことだと思うし。
 また、「反戦のシンボルだったディランが、爆弾製造会社創業者が作った賞を喜ぶわけがない」というコメントもピントがずれてるというか、なんと言うか(笑)
 ディランやジョン・レノンなどロックの人が、何かというと平和を歌うのは、それを歌えば世間の人から正しくてカッコイイって言ってもらえるからに決まってるじゃないですか。
 だって、それがロックンロールなんだもん!
 ジョン・レノンが、やたら平和!平和!って叫んできたのはファッションにすぎないって、わかんないもんかなー

 ロックなんて、それが一番イノベーションした60年代70年代にそれを聴いていた世代が今では大人になったから、御大層なモノになってますけど。
 でも、ロックというのは、所詮は元祖中二病にすぎないわけでしょ?(爆)
 世の中から、バカでガキでダサいとしか言われないヤツが、必死こいてカッコつけて生意気ほざくんだけど、でも、世の中はそんなもん見向きもしないで前に進んでいく。
 それこそが、ロックじゃないですか!

 そういう意味でも、まっとうな大人の世界の組織であるノーベル財団は「欲しいんならあげるよ」的な上から目線を保ってほしいなーって思います(笑)






Comment:0  Trackback:0
2016
10.23

怪談16.10.23

Category: 怪談話-番外

 ある夏のこと。
 都内に住むA木さんは、友人と二人、N県にある湖にバスフィッシングに行ったんだとかで…


 バスフィッシングの為だけに、はるばるN県まで行くなんて――それも都内から――と思う人は、もしかしたら多いのかもしれない。
 きっかけは、知人のC田の話だった。
 そのC田。彼はN県に実家があるのだが、お盆に帰った時に近くにある湖でバスフィッシングを楽しんできたとかで。
 その時の釣果と、あと景色の素晴らしさをさんざん聞かされた私は、どうにもこうにも一度行ってみたくなったのだ。

 実は、私。ちょうど、いつも行っている近県にあるZ沼に、ちょっとマンネリを感じていた時だった。
 とはいえ。普段だったら、そんな理由で、わざわざN県まで行くなんてことはなかったのかもしれない。
 つまり、あの時、私をN県のその湖に駆り立てたのは、その夏の狂ったような暑さだった。

 Z沼には、その前の週末も行っていた。
 その日が問題だったのだ。
 つまり、その日というのは、日本全国各地で観測史上最高の気温を記録した、あの日。

 Z沼というのは、位置的には、関東平野の真ん中のちょっと下くらいにあって、つまりは内陸部。
 内陸部ということは、夏はとにかく気温が高いわけだ。
 さらには、Z沼というのは、その名の通りのごとく沼。
 沼というのは、水面にいるかぎりは平らなわけで、日差しを遮るものがない。
 あの日の強烈な日射し、さらには水面の照り返しで、それは、まさにオーブンのように上下から炙られているような灼熱地獄。
 いや。これは冗談でも何でもなく、あの日は、鼻の中まで日差しでヒリヒリしてくる感じだった。
 しかし、しかしだ。
 私が、そんな地獄の業火のような日差しより何より耐えられないって思ったのは、沼の底から垂れ下がってくるような、ジトーっとしたあの湿気だった。

 そんなことを言うと、「垂れ下がる湿気」って何なんだよ?湿気なら、「立ち昇る」の間違いだろって、普通は思うんじゃないだろうか。
 ただ、あの日のZ沼の湿気に限っては「立ち昇る」なんて表現できるような生易しい湿気ではなかったのだ。
 それこそ、湿気が、沼からブクブクとはみ出すように湧いてきちゃぁ、その重みで上昇することも出来ずに、水面にデロデロと広がって。
 次から次へと大気を侵食していくような、そんな感じだった。

 その湿気の気持ち悪さときたら、沼に浮いているアオコが大気に溶け込んでいるようで。
 いや、いくら沼の上だからって、沼のアオコが大気に溶け込んでいるわけがない。それは、わかっている。
 でも、直射日光に炙られた沼の水の匂いと相まって、独特の臭気のある湿気が体中に――それこそ、パンツの中まで!――デロデロ~、デロデロ~と侵入してきて……
「わぁぁーっ!」

 いや。あの時の暑さは、今思い出してみてもゾッとする。
 暑いのに、ゾッとするとはなんだ!と怒る人もいるかもしれないが、そう思うのだから仕方がない。


 あの時は、このまま釣りをしていたら間違いなく、熱さで気が狂うって確信して。私は、もぉほうほうの体で家に逃げ帰った。
 そんな家に帰った私が、ふと思い出したのが、知人のC田から聞いたたN県のその湖だったというわけだ。

 そして、それは次の週の金曜の夕方。
 そもそもよ、「湖」っていうだけで涼しげだよな…
 な~んてなことを思いながら。
 私は、ホワイトボードに「Q社打合せ→直帰」とそれっぽく、かつ、さりげない仕種で書くと、早々に会社を出た。
 後は、家に帰って。クルマを走らせ、友人のB藤を拾って。
 一睡もしないで、はるばるN県の北にあるその湖までまっしぐら。

 しかし…
 考えてみれば、N県だって、同じ日本なわけで。
 カンカン照りの日差しの中で釣りをしていたら暑いのは同じだった。
 いや。とはいえ、暑いながらもずっとボートに乗って釣りをしていられた。
 いつものZ沼でそんなことしていたら、熱中症であの世行きになっていたかもしれなかった。

 せめてもっと釣れたらなぁ…。
 そう、私と、一緒に行った友人のB藤の不満の根本はそこにあった。
 はるばるN県の北の方まで行って、たった2匹じゃ、さすがに空しい。
 とはいえ…
「まぁーよ。帰りに温泉に浸かれたのはよかったよな。」
「あぁ。その後、食ったメシもウマかったしな。」
「釣りの後、のんびりと温泉に浸かって、美味しいものを食べて…。
 ま、その辺は、さすがに観光で名高いN県だよな。」
「確かになー。
 いつものZ沼じゃ、そんなこと期待出来ねーもんなぁ…。」

 そんなことを話していたのは、ついさっきのこと。
 助手席のB藤は、いつの間にか寝てしまったらしい。
 もぉすっかり夜中になっていた。
 昨夜は一睡もせずにこんな遠くまで来たわけだけど、温泉に浸かった後仮眠もとったので、特に疲れはなかった。
 釣りの後、温泉に入って、その後食事もしたので、むしろ普段より体が軽いくらい。
 もっとも、そのせいでこんな夜中になってしまったわけだが…。
 ただ、こんな時間だから道もすいているし。
 たぶん、夜が明ける前には自宅に着くだろう。
 ふと、助手席に目を向けると、スヤスヤと気持ち良さそうに寝ているB藤の顔が。
 ちぇっ、いい気なもんだな…
 峠を降りたら、運転かわってもらうかな…

 クルマは、県境にある峠の辺りを走っていた。
 カーステからは、私の好きなハードロックが景気よく流れていた。
 音楽に合わせて、ハンドルを握る手がリズムをとっていた。
 そして、自然と口から出てくるサビのフレーズ。
 そんな、快適な夜のドライブ……

  うん?こんな夜中に誰か歩いてる…
 まだ、はるか向こうだったが、左の路肩を歩くその人の姿を見た時、こんな時間のこんな場所になんで?と、私はちょっと驚いた。
 見れば、その人、こっちに向かって歩いているようで…

 あれ?なんか荷物を背負ってるのか…
 あ、なーんだ。登山者か。
 その人は、かなり大きなザックを背負っているのか、妙に四角張って見える。
 そういえば…、そう。確かこの峠の近くに、なんとかっていう有名な山があったっけ…

 そこは峠とはいえ、比較的真っ直ぐな道で見通しがよかった。
 だから、左の路肩を歩く登山者をなるべく避けて走ろうと、ハンドルをわずかに右に傾けた。
 すぐにクルマはセンターラインを跨ぐように走り出し、私の注意は登山者よりもむしろ対向車線にいった。

「うん。うーん…。
 あれ?今、どの辺?」
 やっと目を覚ましたのか、助手席からB藤の声がした。
 県境の峠だと言うと、B藤は、まだ寝たりないのか。あくびをかみ殺しているような声でムニャムニャ言った。
「そぉっかぁ~…。
 じゃぁよぉ~。峠ぇ~、降りたらぁよぉ~、
 運転…、代ぁわろぉ~かぁ~?」

 それは、その「運転、代わろうか?」という言葉が終わる直前。
 B藤のムニャムニャ言葉がスパっと途切れ――。
「う、うっそだろっ!
 うわぁぁぁー!」
「っ!」
 その時というのは、何より助手席のB藤の大声に驚いた。
 だから。
「バカヤロっ!オマエ、ふざけんなよ。危ねーだろっ!」
 無意識に助手席の方に目を走らせながら言ったのは、私が運転するクルマと例の登山者がすれ違う、まさにそのタイミング。
 フロントガラスの左半分から助手席の窓へと、例の登山者の姿がコマ送りの映像のように流れていく。

 ソレは、畳みたいな頭だった
 大きくて、四角で、平べったくて
 こっちを見て、ゲタゲタ笑ってた 
 …………。


「何なんだよっ!アレはよっ!」
 私もB藤が、やっと口をきけたのは、かなり走って見つけた深夜営業のドライブインの駐車場だった。



                            ―― 『峠の畳屋さん』〈了〉

注!無断転載禁止
  断りなく転載されるのは非常に不愉快です。やめてください
  ブログの記事は全て「著作物」であり、著作権法の対象です
       ↑
   ちょっと剣呑で、ゴメン(^^;)


Comment:4  Trackback:0
2016
10.23

バーチャル海外旅行で、ばーちゃんも海外旅行! (笑)

 
 今週、ニュースで見て面白いなーと思ったのは、KDDIのVR海外旅行1980円サービス。
 http://connect.kddi.com/sync/travel/
 *sync travel

 あー、だから、聞いた瞬間、思わず「ばっかでー!」とか言っちゃったんですけどね(笑)
 だって、旅行って。
 やっぱり、“行くこと”に意味があるわけじゃないですか。

 例えば、子供の頃なんか、旅行(旅行といっても親の田舎に行く旅行)っていうと、わけもなく、どこかに興奮があって、何かの拍子にはしゃぎすぎちゃって親に怒られたなんてこと、ありません?
 あれ、あんまり怒られるんで。実は、意識して素直に受け答えしたり、親の手伝いしたりして、普段より“いい子”を演じてみたことがあるんですけど、それでもいつもより怒られるんですよね。
 つまり、ああいう時っていうのは、子供も興奮してるんだけど、親もやっぱりどこか興奮してるんだなーって(笑)
 旅行っていうのは、そういう気持ちの高揚があって、初めて旅行だと思うんですよ。

 あと、ほら、TVの旅行番組見てても、旅行っていうのは食べることと、宿泊等の体験を含む消費が中心で。景色は刺し身のつまと言っちゃったら言い過ぎかもしれませんけど。
 でも、今の旅行においての絶景って、食べる、買い物する、温泉に入る等々の旅行のBGVみたいなとこ、あるじゃないですか(笑)
 そう考えると、“VRで旅行を見る”って、はたしてどれほどのニーズがあるんだろう?って思っちゃったんですよね。

 ただ、“所要時間が15分”っていうのを聞いたら、「あ!そういうことなんだ」って(笑)
 つまり、「VR旅行」って、「旅行」というカテゴリーに属する娯楽ではなく、「VR旅行」という、新しいカテゴリーの娯楽のなんでしょうね。
 言ってみれば、映画に近いというか、あらかじめシナリオが決めれれてるゲームに近いというか、オーダーメイドのユーチューブ視聴というか(笑)

 そう考えると、それはそれで面白いなーって。
 いや、ね。意外と一般ニーズ的にはすぐ飽きられちゃう気がしないしないでもないんですけどねー。
 でも、映画やドラマ、小説やゲームを作る人たちには、スッゴク調法がられるサービスになるんじゃないかって思っちゃったんです(笑)
 これを紹介していた番組ではVRでエベレスト登頂とか言ってましたけど、ま、それはともかく、例えば、怪談作家が自分でいくのは怖いからVRで心霊スポット巡りとかしてお話を書くなんていうのはあるんだろうなーなんて(爆)


 何年か後。
 VR旅行サービスを利用して心霊スポット巡りして怪談を書いてたら、実際に行った人が謎の失踪をしちゃって。
 以後、作家の周りで次々と不気味なことが起きていく……
 なぁ~ていうドキュメンタリータッチのでホラー小説、そう、小野●由美あたりが書いてたりして?(笑)






Comment:4  Trackback:0
2016
10.10

いやはや。ずいぶん涼しくなったもんだ


 秋はひと雨ごとに涼しくなるといいますけど、いやホント涼しくなりましたね。 
 確か、土曜の午前中に買い物に出かけた時は、短パンで、ちょっと涼しいかな?ってくらいだったのに。

 と、まぁ今年は、暑くても、どーせ雨ばっかなんで。
 もぉこうなったら冬になっちゃった方が、天気がよくていいかなーなんて(笑)

 というか、天気といえば、今日は、毎度恒例の天気予報では「晴れ」なのに、結局一日曇りってパターンでした(泣)
 ま、晴れを見込んで大量に洗っちゃった洗濯物が乾いたんで、あまり文句はないんですけどね(笑)
 とはいえ、またひっかっかっちゃったよーって(爆)

 ていうか、そもそも朝の天気予報で風向きが北東だっていうの、見ていたのに、全く考えなかったです。
 関東地方で北東の風が吹く時は、雲がなかなか取れないっていうのはわかりきったことなのにね。
 さっき、ウェザーニュースを見たら、内陸の群馬や静岡では晴れマークが並んでいたのを見ても、たぶん今日の天気予報ハズレの原因は北東からの風なんでしょう。

 って、まぁ今週は、週間予報見ると、ずいぶん涼しくなるものの、比較的マシな天気のような。
 台風20号も、日本のはるか南東海上で反れちゃうようで、どうやら、やっと、あの今年のウンザリ太平洋高気圧とオサラバ出来るのかな?(笑)

 とはいえ、まだ10月上旬ですからねー。
 どうなることやら?(笑)





以上。もはや、最近恒例となっちゃった、お天気ネタでした(爆) 



Comment:4  Trackback:0
2016
10.10

怪談16.10.10

Category: 怪談話-番外

 このお話は、A橋さんという、某広告代理店に勤めている方から聞いたお話なのですが、怪談としては、とても地味ぃ~なお話で。
 怪談ファンが喜ぶような怪奇な出来事は、一切出てきません。


 それは、35歳の誕生日が近づいた頃だった。
 ちょうど区切りだし、自分の人生を占ってもらおうと思ったのだ。
 きっかけは、友人から、よく当たると評判の占い師の店を聞いたことだった。
 東京の近郊の、おそらく誰でも知っている寺院の門前にあるというその店に、週末、私は足を延ばした。

 なんとなくわかると思うが、男で、しかも、まぁ多少はいろいろあるけどなんとか毎日やってる…なんて人は占ってもらおうなんて考えないんじゃないかと思う。
 占ってもらおうなどという人は、不幸な出来事が続いているとか、もしくは何かに迷っている人なんじゃないかと思う。
 つまり、その時、私は後者だった。


 私が社会人になったのは、バブル崩壊後の就職氷河期が始まる寸前だった。
 そんな頃に、外資系の広告代理店に営業として入社して。
 ま、当然いろいろな苦労もした。でも、広告の営業は、多少強引なところがある私の性格に向いていたのだろう。
 30代になった頃には、多くのクライアントを抱えていて、社内でも、そこそこのポジションを得ていた。
 仕事は、確かにハードだった。
 でも、それにがむしゃらに取り組み、そしてこなしていくことで自分に自信もついたし、そして、それに見合う給料も付いてきた。
 たまに、大学時代の友人たちに会ったりすると、外資の、しかも広告代理店ってことで、なんかちょっと違うように見られて。
 そのことは、私も意識していたと思う。
 
 住まいは、20代最後の年に買った、都内のマンション。
 その前の年に買った、外車のスポーツカーを乗り回し、ブランド物に身を固め、年に1回は彼女と海外旅行に出かける……。
 こうして思い返していて、あまりにステレオタイプで嘘くさい感じすらしてくる生活。それが、あの頃の私の暮らしだった。

 そんな私が、この頃はなんでこんなに歯車がうまく回らないんだろう?と感じるようになったのは、30代になって、ちょっと経った頃。たぶん、32とか、33歳の頃だったと思う。
 最初は…、そう、忘れもしない、いつも使っていた印刷屋の社長からの電話だった。
 聞けば、頼んでいたパンフレットの納期を伸ばしてほしいとかなんとか。

 納期なんて伸ばせるわけなかった。
 なぜなら、そのパンフレットは、1年に渡って続くプロジェクトの中で使うものなのだ。そのタイミングでパンフレットが出来上がってなかったら、プロジェクトの予定が全部狂ってしまう。
 そんなこと、許されるわけなかった。
 思わず、電話口で「絶対駄目だ」と怒鳴っていた。
 いや。いつもの担当者でなく、電話が社長からだというので変な気はしていた。
 その印刷屋の社長は、私がいつも仕事を発注している担当が急に辞めてしまっただの、そもそもスケジュールに無理があっただのといい訳を言っていたので、私はその場で仕事をキャンセルした。

 印刷屋は、他にいくらでもあった。
 現に、その何日か前にも、仕事をもらえないかと印刷屋の営業が来ていたくらいだ。
 確かに日程の問題はあった。でも、今までの経験から言って、無理をすれば出来ない日程ではないと私は踏んでいた。
 私は、電話を切るや否や、部下に命じて、すぐに営業に来ていた印刷屋を呼び出した。
 飛ぶようにやってきた営業は、そのスケジュールのタイトさには、さすがに引きつった顔になって。いったんは仕事を断った。
 でも、私がそれを押して頼んだのと、さらにその分はずんだ料金の魅力には抗しがたかったのだろう。
 結局、仕事を受けた。
 パンフレットは、もちろん期日通りあがった。
 もっとも、こっちの胃が痛くなるくらいギリギリだったが。

 その時は、なんとかした。
 ただ、その後も、そんなようなトラブルや突発的なことが続いて。
 それが、たまたま一つなら何とか対処出来るが、続いたり、さらには重なったりすることあるとキツイなんてもんじゃなかった。
 そんな風に仕事がうまく回らないと、私も焦って、さらにつまらないミスをしたりした。
 結果、他社に仕事を持ってかれたり、うまくやってる同僚や後輩に差をつけられたり…。
 
 ちょうどそんな時だった。
 ずっと10年近く付き合っていていた彼女から、一方的に手ひどい別れを告げられたのは。
 ある夜、急に別れを告げた彼女は、その理由すら言わなかった。
 それでも聞くと、今度は一方的に私を罵って、あっという間に出て行った。
 荷物も置き去りにして。

 そのあまりの態度に、腹をたてていたうちはまだよかった。
 彼女とはずっと半同棲状態だったから、急にいなくなられると家の中がガラーンとしてしまって。
 そのあまりの空虚さに 休日の夜なんか人恋しさで堪らなくなって。とにかく誰かと話したいと、大学時代の友人に連絡しても「悪いなー。最近は景気悪いくせして、やたら忙しくてさ」のひと言が返ってくるばかり……

 その結果、私が覚えたのは、金を使って憂さを晴らすことだった。
 服や家電・家具、そういった買い物から始まって。
 次は、映画やコンサート、あるいは美術展等に通って、自分は文化的流行の最先端にいるんだって思い込むことで満足を得ようとした。

 でも、どれだけお金を使っても寂しさを埋めきれなくって。
 そう。まさにあの時だった。寂しいという、10代の中頃以来忘れていた感情を覚えるようになったのは。
 とにかく、仕事関係以外の人と話をしたくって。今で言うキャバクラみたいな女の子がいる店に行ったりもした。
 しかし、最初は月2、3回だったそれが、やがて週1、2回。気がつけば毎日行っていたなんていう週もあるくらいになって。
 酒量がやたら増えて、気がつけば体重が30キロ近く増加。
 健康診断では、たちまち引っかかったのを憶えている。


 と、そんな、その頃の私の状況を述べたところで、話は最初の当たると評判の占い師の店に行くところに戻る。
 その店に入ると、まず何を占って欲しいか聞かれた。
 総合運とか、結婚運とか、仕事運とかメニューのようなものがあって。いや。それには、ちょっと面食らったのだが、とりあえず「総合運で」と頼んだ。

 占いのメニューがあったのにも鼻白んだが、実は、その占い師を最初に見た時には拍子抜けした。
 評判の占い師ということで、TVに出てくるガラガラ声のおばさんとか、白髭丸眼鏡のお爺さんみたいのを想像していたのに。
 店に座っていたのは、なんともまぁごくごく普通の中年のおじさんだった。

 その、見たところ普通のおじさんの占い師は、しばらく四角い木の棒何本かを机の上に並べちゃひっくり返したりしてた。
 私はそれを「ふーん…」と見ていたのだが、その占い師が、時々私の顔を上目遣いにチラッチラッと見るてくのは不自然な感じで、ずっと気になっていた。
 その占い師、実は店に入った時からそんな感じで、私は「なんだか気分悪いヤツだなぁー」と思っていた。


 そんな占い師の口から告げられた占いの結果は、ホント、ロクでもないものだった。
 何歳の時に肝臓に注意だとか、何歳の時は交通事故に注意だとか、まぁムチャクチャ悪い事がないのはともかく。その代わり、楽しい事も一切なかった。

 いやもぉ信じる信じない以前だった。
 正直、金を払うのもバカバカしいって思ったくらい。
 そして、それは、そんな私が椅子から立ち上がりながら、「いくら?」とぞんざいに聞いた時だった。

 占い師が、あの入った時からずっとしている、チラッチラッと盗み見るような目つきで私を見ながら。さらに、首を傾げるように「あなたは、どういう仕事をなさっている方なんですか?」と聞いてきたのだ。
 いや。その時、私はよっぽど笑い話のように「占ってみろよ」って言おうかと思った。
 でも、そう言おうと思った瞬間、なぜかふと気が変わった。
「広告代理店だけど…。」

 すると、その占い師はまた首をかしげてウーンと唸って、言った。
「失礼ですけど…。
 あ、これから先は料金はいりませんので。
 だから、そこは安心して聞いて欲しいんですけど…。
 あ、だから、まぁちょっとお掛けになって…。」
 私は、つい椅子に座ってしまったのだ。

「失礼なこと言うようですけど、
 あなたが店に入ってきた時、思わずドキっとしたんです。」
「…!?」
「というのは…、あー、いいですか?
 怒らないで落ち着いて聞いてくださいよ。
 あなたはね、相当な数の人たちから恨まれているようなんです。
 ある意味、これだけ強く恨まれていたら、
 呪われているって言ってもいいくらい…。」

 なんとなく進められるがままに椅子に座ってしまった私だったが、その占い師の言葉に、即座に「あっ!これが霊感商法ってヤツか」と気づいた。
 とはいえ。こうなったら、騙されたふりして。この後、コイツが何を言うのか聞いてやるのも話のタネになると、私は黙って話を聞くことにした。

 そんなことを知ってか知らずか、占い師は話を続けた。
「呪いとか言ったって、夜中に藁人形に5寸釘とか、そういうことではないんですよ。
 そうではなく、日常生活の中でのあなたへの積もり積もった恨みが、
 まるで、呪いのように凝り固まっているのが感じられるんです。」
「ほぉ。」
「あなただって、たぶんあるでしょう。
 まわりの人がうまくいっているのに、自分だけがうまくいかない。
 そんな時、アイツが何かで失敗すればいいのにって、思ってしまうこと…。」

 霊感商法だと思っていた私は、占い師の言うことを「ほぉ、なるほど。だから?」みたいに、冷やかすように面白がりながら聞いていた。
 ところが、話を聞いているうちに、「えっ!もしかしてこの占い師、とんでもないことを言っているのかも…」と思うようになったのだ。

「実は、私も昔、ある中堅の食品メーカーに勤めていたから経験があるですよ。
 あなたもたぶんわかってると思いますけど、
 そういう給料の安いメーカーとかに勤めている人間っていうのは、
 広告代理店はもちろん、その社員にもいい印象持ってないですよね。
 というのも、ほら、給料の差を考えちゃうと…。
 俺は、毎日、流通に頭下げ、怒鳴られ、こき使われと、
 泣きたくなるような思いで働いても、あれしか稼げないっていうのに…。
 こいつは、こんなチャラチャラしたブランドもののスーツ着て。
 話の中に、横文字の言葉、適当に並べてしゃべってやれば、
 こんな田舎メーカーの連中なんて恐れ入るだろうって。
 そんな風に心の中で嘲笑いながら、いったいいくら貰ってんだ?
 倍くらいか?いや。もっとか…、って。
 ね?それは、あなたも、うすうすわかってることでしょう?」
「う…。」
「広告代理店の営業が、見積もりを置いて帰った後。
 その、目の玉が飛び出るくらい高い見積もりを前にして、
 その営業のこと、みんなでボロクソにこき下ろしてたこと、何度もありますよ。」
「……。」
「まー、それを言ってた私が言うのも何ですけどね。
 あの時みんな心の内にあった、あのメラッという思いっていうのは、
 今思い出してみても、ゾワッと寒くなるっていうんですかねぇ…。」

 その時、私が「この占い師、とんでもないことを言っているのかも…」と思ってしまったのは、実は、それとほとんど同じことを、取引先の食品メーカーの担当者から冗談とも嫌味ともつかない口調で言われたことがあったからだった。
 いや。もちろんその時は、その年齢の割にやけに老けた顔の担当者の顔を見ながら、軽く笑って流して。
 そんなこと、すぐ忘れてしまったのだが…。

「大人の世界で生じる恨みや呪いっていうのは、
 死ねなんて、そんな具体的なものじゃないんですよ。
 それは、言葉として形を成さない、もやもやとした、でも、もっと短絡的な、
 一瞬の感情に近いものなんです。
 ただ、だからこそ、それが積み重なると恐ろしいわけです。
 だって、その恨みが解消される具体的な何かがないわけですから…。」

 一つ思いあたると、次々に思いあたることが出てきた。
 命令に近い値引き要請やキツい納期、繰り返されるやり直し、そして高飛車な態度。私は、外部スタッフや下請けを泣かせで知られていた。
 それは、上司やクライアントの方が心配することもあったくらい…。


 なんだか、自分でも驚いてしまうくらい愕然としてしまった私は、その占い師に藁をもすがるように「どうしたらいいんでしょう?」と聞いた。
 でも、その占い師は、ただ首をふるだけ。
「こういうのは、どうしようもないんです。
 なぜなら、相手は、意識してあなたを呪っているわけではないのですから…。」
「じゃぁどうすればいい――。」
「ただ!ただ、ですよ。
 意識して“それ”がなされてないのであれば、
 それは、時間の経過とともに、自然と消えていくはずなんです。
 あなただって、そうでしょう?
 誰かから嫌なことをされて恨んだとしても、そんなこと、いつまでも思ってませんよね。
 何か別のこと…、それはその人にとって楽しいことだったり。
 もしくは、仕事みたいな、何かを一生懸命したりすることで忘れてしまいますよね。
 だから、それを待つしかない。それしかないんです。
 こういうことは…。」
「あ、あ…。」
「ただ。それでも、あなた自身が変わっていかないと、
 また別の場面で別の方が、同じようにあなたを恨むようになるわけです。
 そうなったら、あなたは、ずっと恨まれっぱなし、呪われっぱなしです。
 それは、それこそ死ぬまで続くことってことですよ。」


 いや。今になってみると、あの占い師の言ってたことって、どこまで本当だったのんだろう?とも思うのだ。
 ただ、彼が言ってたことが嘘なのだとしたら。
 もしかしたら、私は、彼の積年の恨みを解いてやったのかもしれない…、とも思う。
 


                               ―― 『呪い?』〈了〉

注!無断転載禁止
  断りなく転載されるのは非常に不愉快です。やめてください
  ブログの記事は全て「著作物」であり、著作権法の対象です
        ↑
   ちょっと剣呑で、ゴメン(^^;)


Comment:4  Trackback:0
2016
10.09

Book!Book!Book! ~その何回目か

Category: R&R

 『夏の名残の薔薇』恩田陸著

夏の名残の薔薇IMG_3133

 恩田陸ですよ、恩田陸!

 「だから、恩田陸は苦手だって言ってんじゃん」
 って言ってるのに、なぜか回ってきちゃうのが、恩田陸の恩田陸たる所以なんでしょう(笑)
 つまり、言い換えれば、そこが恩田陸のスゴイとこ!(笑)

 ま、ファンの方だと違うんでしょうけどねー。
 ただ、私のように、ファンじゃない、というか苦手(笑)な人っていうのは、たぶん、恩田陸の書くお話に結末がない…、というか、楽しく読んでいたのに結末がどっか別のとこに行っちゃう展開にガッカリって人が多いんだと思うんです。

 私もそうですけど、恩田陸が苦手っていう人って、実は意外と恩田陸の本を何冊も読んでるんですよね。
 でも、結末がどっかいっちゃうような結末(変な表現)に、思わず「はい!?」ってなっちゃって。
 その結果、「恩田陸を読むのは、もぉ絶対よそう!」って心に誓うわけです(笑) ←これ、身につまされる人多いと思います

 ところが、そのほとぼりが醒めた頃。
 なんとなーく本屋に行くと、恩田陸の文庫の新刊が並んでいる。

 もちろん、前の苦い経験を忘れたわけではないですから。
 「読まねーぞ。読まねーぞったら、読まねーぞ」って、別の本を手に取る。
 後ろの紹介を見たり、パラパラめくってみたり。
 はては解説をよんだり、冒頭を斜め読みしてみたりするわけですけど、その視線の外にある恩田本の表紙が気になって、気になって、どーも落ち着かない(笑)

 ただし、それは恩田陸の本ですから。
 絶対、結末がどっかいっちゃうにお話に決まってるわけです。
 つまり、読んだ後、買ったのを後悔するのはわかりきっていると(笑)

 でも…
 本屋で手に取って、どんな内容なのか見るだけなら、別に後悔もしません。
 本代、損もしません。
 よって、
 ふん。なになに?『夏の名残の薔薇』だぁ? ←とりあえずこのタイトルにしときます
 うん。タイトルは悪くないよなー。
 ていうか、いつもながら、そそるタイトルだよなー。
 で?どんなお話なんだぁ…

 なぁ~んて。
 つい、興味をひかれちゃって。
 気がつけば、ひっくり返して、後ろの本の紹介を読んじゃうわけですね。

 えー、なになに…

 沢渡三姉妹が山奥のクラシックホテルで毎秋に開催する、豪華なパーティー。
 参加者は、姉妹の甥の夜目で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだけど噂のある人物ばかり。
 不穏な雰囲気の中、関係者の変死事件が起きる。
 これは真実なのか、それとも幻か?
                           ――以上、裏表紙の内容紹介の丸写し(笑)


 ま、つまり。
 そこまできたら、もぉ恩田本の罠に落ちゃったようなもんです(爆)
 結末なんて絶対あるわけないのに、どんな展開になるのか知りたくて、知りたくて。
 そのままレジへ……
 ただ、この本の場合、その紹介文だと「ありがちな山荘モノか」って、私は絶対買わなかったと思います(笑)
 そういう意味では、この内容紹介はヘタだと思いました。
 ただ、ありがちな山荘モノと思わせて買わせるって意味ではウマい、のか?(笑)


 そうやって、買われた恩田本。
 ま、それは恩田本であるがゆえに、読み始めると、興味をひいて面白いわけです。
 それゆえ、どんどん読んじゃう。
 しかし、それは恩田本。
 結末は、絶対……、
 ない! 

 かくして、恩田本は友人知人同僚へと回っていく。
 この、“結末がない”ことのやるせなさを、他人に味あわせるために……
 って、怪談か!(笑)

 ま、つまり。
 正しい恩田本の楽しみ方(ただしファンじゃない人の)っていうのは、そういうものなわけで。
 それゆえ、気がつくと恩田本が回ってくるわけですね(爆)


 ま、そんな『夏の名残の薔薇』ですがー。
 これは、恩田陸に関しては、異色作(?)でした。
 というのも、結末があるんです(笑)

 ただまぁ、結末がどっかに行っちゃうかわりに、章が変わると、その前の章であったことがどっか行っちゃうみたいな(!?)
 な~んか、そんな展開で、それは“人の記憶というモノは人それぞれにあって、しかもそれはきわめて曖昧なものだ”的な。
 ま、それは、お話の中にも、やたらと引用される『去年マリエンバートで』という映画から、恩田陸がヒントをもらってるらしいんですけどね。
 だから、そのマリエンバートってなんなんねん?www

 ま、そんな、ミステリー小説的に言うととっても非合理的なんだけど、現実では至極当たり前なそのことをテーマにするのは面白かったんですけどね。
 ただ、如何せん、そのテーマはテーマとして出しただけで終わっちゃったよーな?(笑)

 ていうか、作者は、このお話に限って、なんで結末をつけたんだろ?
 このお話なら、むしろいつも通り「結末って何?ここはどこ?わたしは誰?あぁ…」的に終わらしちゃった方が、むしろよかったんじゃないかなー。
 だって、人の記憶というのは曖昧で。しかも、それぞれ微妙に違うものだ、がテーマなわけですもん。

 ま、それもありつつ、あのマリエンバートのパートって、ホントに必要だったのかなぁ…。
 もちろん、お話と微妙にかぶってるんだけど、かぶってるから何なの?とも思っちゃうわけで。
 身も蓋もない言い方になっちゃうけど、ちょっとカッコつけじゃない?なんて(笑)
 今の日本の小説って、カッコつけすぎ、出来すぎ、箱庭的すぎ!の傾向が強いすぎなんじゃないかなぁ…


 しっかしまぁ結末がなければないと文句言うくせして、あればなかった方がいいと文句言う読者って、ホンっト最悪ですよね(爆)
 作家って、いやー、ホント大変だなーって。
 なんだか、つくづく思っちゃいました(笑)

 ただ、そう言いつつ、この『夏の名残の薔薇』って、そんな悪くなかったような気もするんです。
 少なくとも、楽しく読めたし…。
 これを機会に、評判のいい『中庭の出来事』と『ユージニア』を読んでみたいな!な~んて(笑)
 でも、評判がいいということは、展開がまさに恩田陸!だったりするのか?(爆)


 しかし、話は変わりますけど。
 帯の「恩田ワールドの魅力が花開く艶やかなミステリ」っていうコピー。
 いや。“恩田ワールド”っていう言葉もわかるし、“魅力が花開く”っていう言葉もわかるんです。
 恩田陸のファンとは絶対言えない私でも、“恩田ワールド”っていわれれば、どんな世界かなんとなくイメージ出来ますもん。

 また、“魅力が花開く”っていうのも、恩田本は結末がどっかいっちゃうから苦手なだけで、決して“魅力”がないわけではない…、 どころか“魅力”は大いにあると思うので、それもよくわかるんです。

 でも、“艶やか”? 
 はい!?
 いっやー、私。
 恩田本に、“艶やか”はないんじゃない?(笑)

 変な話ですけど、それを見て私、恩田陸が描く「性愛」ってどんな世界になるのか、スッゴク読んでみたいって思っちゃいました(笑)
 ま、“艶やか”って言葉から性愛に連想がいくのもどうかと思いますけどね(笑)


 そんな、恩田陸が描く「性愛」ってどんな世界になるのか、スッゴク読んでみたい私が、つい手を出しちゃったのが、花房観音の『女の庭』(爆)

女の庭IMG_3155

 いや、ね。
 裏表紙のあらすじ紹介の、
『恩師の葬式で再会した五人の女。
 近況を報告しあううちに、教室で見たビデオの記憶が蘇り――。
 先生と濃厚なセックスをしていた、あの女は誰だったのか。
 互いに互いを疑いながら、女たちは今日も淫らな秘め事を繰り返す。
 不倫、密会、出会い系……。
 秘密を抱える腹黒い女たちと、それを監視する街、京都。
 重ねた噓が崩壊する時、女の本性が放たれる。』
                    ――これも、裏表紙の内容紹介の丸写し(笑)
 
 …っていうのを読んでいたら、あー、これなんか、まさにエロの要素が入った恩田陸じゃん!って(笑)

 とはいえ、世の中、そうは問屋が卸さなくって。
 いや、うん。全っ然、恩田陸っぽくなかったです(笑)


 ていうかー。
 これ、とてもじゃないけど、真面目には読めません(笑)
 だって、
「ああっ!」「いやや…」「もうあかんあかん」「かんにん、もうたまらへん」「はぁっ!」「はぁあああっ!」「もう、うち、たまらん」って、延々そんなのばっかなんだもん(爆)

 そんなもん、文字にしたらアホバカの極地以外、ナニモノでもないじゃないですか。
 でもってさ。京都弁がアホバカさにさらに拍車かけてくるんだよなぁ~www

 というのも、出てくる女性のセリフを読んでいると、もろ、その言葉を連呼することで興奮して喜んでる、男子校の男どものあの衝動とまるっきり一緒だよなーって(爆)
 男子校出身の私としては、あの頃を思い出しちゃって、もぉ可笑しくって、可笑しくって。

 ていうか、登場人物たちがやってることも、それって、えっちでぃーぶいでぃー見すぎだろー!みたいな感じで。
 ていうか、ソレって、みんな、普段は正しいっぽい顔してても、結局その辺りに落ち着くってことなのかなーなんて。
 なんだか、世の中をみょぉ~に達観しちゃいましたよ(笑)


 そう。達観しちゃうというか、醒めちゃうというか。
 コレ、一応「官能小説」ってことになってるらしいんですけど、全っ然コーフンしないのが面白かったです(笑)
 なんでも、作者もそこは狙ってるとかで、あー、そういう意味じゃぁそこは確信犯なんだなーって。
 もっとも、そういうのに免疫のない10代の頃に読んでたら、全然違うんでしょうけどね(笑)

 そこは、へー。面白いなーとは思ったんですけどねー。
 とはいえ、大学卒業して12年後のゼミ生同士(女性5人)の虚栄心と嫉妬って、意外とソレは女性同士を主人公にした小説の場合、ありがちなテーマ…、というよりは水戸黄門だったり…、かな?
 ただ、そんな風に思ったら、それって男だって同じじゃん!って気がついたのは面白かったです(笑)


 ま、コレ。
 ぶっちゃけてカテゴライズしちゃうなら、「ミステリー要素の少なめ、エロ要素多めの、舞台が京都ってことでちょっと文学っぽい匂いもするイヤミス」って感じになるのかな?(笑)
 って、そんな風に、つい軽く見ちゃうところがある反面、読んでいると、「いや。意外と侮れないかも…、この人」と思うことがあるのが不思議なところ。

 というのは、最初に書いたように、とてもじゃないけど真面目に読んでられない、登場人物のセリフや行為が延々続くわりには、意外なくらいズンズン読んじゃうんですよね。
 お話は5人の女性毎に章立てされていて、それぞれの女性の視点ですすんでいくんですけど、読んでいて気がつくとその章の女性を応援してたりする。
 それは、やっぱり、読んでいてその女性のいろんな気持ちが伝わってくるからこそなんだろうなーって。
 ホント、読んでいてハッとすることが何回かあったのは確かです。
 いや。だから、エッチなシーンでハッとするんじゃなくね(笑)


 ただ、そう思うと、お話の「ミステリー」の部分の位置づけが中途半端だったかなーって。
 5人の女性それぞれの思いや気持ちを描いた部分は、もちろんよかったんですけどね。
 ただ、そこがクローズアップされるがゆえに、“ビデオに映っていたソレの主は誰なのか?”っていう話が、それぞれの女性にとって、それほど重要でなくなっちゃってるように感じるんですよねー。

 お話をガタンガタンと落とすなら、「ソレの主は誰?」をメインに据えるべきだし。
 女性の思いや気持ちをメインにするなら、オチはシンプルにした方がよかったんじゃないかかなー。


 それと、お話に出てくる男の嫌ったらしさやアホバカぶりが、あまりに女性作家が書く男のパターンすぎかなーと(笑)
 ま、確かに、そういう人もいるでしょうし。
 また、こと、そういう欲望がむき出しにされた場面で(男ってヤツを)女性側から見ると、そういう面ばかり見えちゃうのかもしれないですけどねー。
 ただ、そこは男からすると「男って、そんなにありきたりかなー?」って(笑)

 とはいえ、ま、そこは、男の作家が書いた小説のレビューによくある、“女性の描き方が、女性からすると違和感”というのと同じってことなのかな?とも思いました(爆)

 ていうか、逆という意味じゃ、この花房観音が恩田陸っぽくお話を書いたらどうなるんだろう?って(笑)
 いや、なんかソレ、スッゴク読んでみたいですね。
 そう言う意味じゃぁ、花房観音って、まぁスグには読まないけど、でも、そのうちまた読んでみたくなる作家なんだろうなーって気がしました。



 とまぁそんなわけで、ソレっぽいのをもぉ一冊読んでみたいなーって選んだのが、篠田節子著『純愛小説』(笑)

純愛小説IMG_3158

 いやもぉ“純愛”ときたもんだ!(爆)

 そういえば、昔、「純」っていうチョコレートがありましたけど、あれ、いつの間になくなっちゃったんでしょう?
 ネットで見てみても出てこないんだけど、あれー、「純」じゃなかったっけ?

 って、まぁチョコレートはどーでもよくって、篠田節子で「純愛」って、もぉそれだけで、“なに、また、何に悪態つこうとしてんだか”って感じでニヤっとしちゃいます(笑)

 篠田節子が「イヤミス」と呼ばれることはないわけですけど。
 でも、正しい世間に冷や水浴びせる、というか、読者にだって冷や水浴びせちゃうって意味では、心底、イヤ(ミス)な作家じゃないかって(笑)
 100%褒め言葉、言ってみりゃ、「純褒め」です

 ていうか、“イヤぁ~なおばさん”って言った方がピッタリか?(爆)
 職場とか親戚にいたら、みんなから煙たがられるんだけど、でも、ここぞという時に頼られる、みたいな感じ、かな?(笑)

 つまり…、
 “…その物語は、『野菊の墓』の焼き直しのような陳腐極まる内容だが、ドラマ、小説を問わない純愛大流行のただ中で、コミック化、ドラマ化、映画化とメディアミクスの大成功をもたらし…”(1話目「純愛小説」より)

 “…今の若者の口にする純愛など、それに比べてなんと安っぽく薄っぺらいことだろう、有名作家が朝っぱらから新聞紙上で連載している不倫小説の不潔さはどうだ?”(3話目「知恵熱」より)

 みたいな。
 思わず、「江戸っ子か!」ってツッコミたくなるようなケンカっぱやさが、ミョーに気持ち(いい人には、とっても気持ち)いいんでしょうね(爆)


 お話は4つ。
 「純愛小説
 さんざん浮気してた男は、ある浮気相手の死がキッカケでその手のことに醒めてしまう。男は自分の人生にも醒めてしまったことで、代わりに、奥さん孝行や家族サービスに精を出すように。
 そんな男の奥さんが離婚を選択したきっかけ、そして理由とは?

 「鞍馬」
 流れで家族の面倒を見続けた末、結婚することなく初老を迎えた長女。
 そんな長女の電話がつながらないことに不安を覚えた次女が家に行くと、長女の住む実家は更地になっていた。しかも、土地はいつの間にか不動産会社のものに。
 長女が家と土地を売ってしまったのは、彼女に一瞬だけ訪れた女の幸せのためだった。
 でも、それは…

 「知恵熱」
 ある夜、父親が大学生の息子のマンションに行くと、一人の娘の姿が。
 母親に黙っていてくれとお願いされた父親の奥さんとのきわどいやりとりと、その娘の鮮やかさについ胸をときめかしてしまう父親の心。

 「蜂蜜色の女神」
 40代後半の女医のメンタルクリニックにやって来た30代の女性。
 その女性(妻)の相談は、旦那が10歳以上年上の女性との性愛にのめりこんでいること。
 クリニックにやってくる妻→旦那の弟→旦那(と妻)の話から、クルクルと変わっていく、女医の中の浮気相手の女性のイメージ。
 そんな中、浮気相手のところから家に帰ってきた旦那は病気で入院してしまう。
 入院して妻に看病されたことで旦那と年上の女性との関係は終わったかに思われたのだが…

 って書くと、しっかし、地味ぃ~な話だなぁ…ってなっちゃうんですけどね。
 でも、いったん読みだすと不思議なくらい、「え?これって、どう落ちるの!?」って、もぉ止まんない、止まんない!
 結末が気になってしょうがないっていう意味じゃぁ、下手なミステリー小説なんて真っ青って感じでした(笑)
 個人的には、最初と最後の話が、「えー!どうなる?どうなる?」って。
 もぉ直滑降のように読んじゃいました。 ←どういう読み方だ?

 いやー、どれも、苦ぁーいお話なんですけどね。
 でも、最初のお話が、結局全員が愚かな選択をしちゃう、(傍から見ると)ちょっとクスっとしちゃう苦さだとすれば。
 2話目の苦さは、ズシンと重い、絶望の苦さ。
 でも、淡い救いも感じられるような、ないような…。
 というか、誰を主人公として読むかで、苦さの質が変わってくるってことかな?
 一方、3話目は、平凡な日常に潜む、光を知ってしまった、あがこうとしたけど、もうあがけない自分に気づいた苦さみたいな感じ?
 それに対して、最後のお話は、知った光から離れられなくなってしまう、妄執の苦さ。
 というよりは、実は、知った光こそが自分にとっての「ケ(日常)」で。
 今まで持っていた日常が、「ハレ(憧れ)」になっていたことに気がつかないという、いつの間にか妄執の対象が逆転していたという苦さ…、かな?

 つまり、どのお話も、自分の人生は自分でコントロール出来るもんじゃない。そんな、ままならない人の生に、“純愛”という、ある意味憧れである概念を持ち込んで。それを持て囃すことで、安易に○×をつけてしまう人の世の愚かさを篠節流に料理したってことなんじゃないですかね(笑)

 まー、そんな、繰り返しになりますけど、読者に冷や水を浴びせるって意味じゃぁ、たぶん当代一でしょうねー。
 その冷や水を心地よく感じるか、ニヤっと笑うか。はたまた、快哉を叫ぶか。
 もしくは、イヤミったらしいババア…とウンザリするか(爆)

 ただまぁ読者が何を思うと、本人はどこ吹く風なんでしょうね。
 だって、“小説は書きあがってしまえば、それは100%読者のもの”って言ってんだもん(爆)

 そんな、おっそれ入谷の鬼子母神!な一冊。 ←江戸っ子か!(笑)







Comment:10  Trackback:0
2016
10.02

怪奇!謎の茶巾袋

Category: 怪談話-番外

 ある夜。ふと見ると、棚の上の時計が止まっていた。

 電池は買ってあったはず…。
 その時計の電池は単二だった。
 単二なんて、今時、その時計以外には使わないから、替えの電池はいつも時計の後ろに置いていた。

 上から時計の後ろを見ると、やはりそこに電池はあった。
 それを取ろうとしていて、時計と電池の間にあるそれに目がいった。

 え…
 なんで、こんなもんがここにあるんだろう…

 茶巾袋だった。
 濃い赤茶と黒の地に、ジンベエザメみたいな細かい点々の模様のやけに渋い柄。
 しかし、そんなもの、持っていた記憶も、買った記憶もない。
 もちろん、貰った記憶もなかった。

 誰かが忘れてったのか…
 いや。忘れものだとして、何でそれが時計の裏に!?

 何なんだろう?
 と、手でそれを取ろうとしたその寸前、その正体に気がついた。
「えっ。な、梨!?」
 その瞬間だった。
 プーンと。どこかすえた、でも、かすかに甘い梨の匂いが…

 まさか、そんな腐って茶巾袋のようになった梨を、まさかそこに置いとくわけにもいかず。
 捨てようと、恐る恐るつまんだのだが、それは、かすかにジットリするくらいで、もう干からびきっていた。
 しかし…

 私は、梨が大好きで、梨が出回る季節になるといくつも買ってきて。特に置くとこもないので、いつも、その時計のある辺りに並べて置いていた。
 だから、梨がそこにあっても不思議ではない。
 それはそうとしても、そんな茶巾袋のようになるまで私に気づかれずに、こっそり潜んでいたなんて……

 こわい。
 コワすぎる。
 そこに梨があった毎日、次々と手に取られてていく梨の中で、一つだけ、忘れ去られてしまったソレ…
 ソレは、梨が全てなくなった後も、ずっとそこで私に手に取られる日を待っていたというのか……

 それは、怪談以外何ものでもない(爆)

 


Comment:4  Trackback:0
2016
10.02

怪談16.10.2

Category: 怪談話-番外

 A谷さんが、かつて住んでいたのは、昔ながらの団地。
 4階建てで。2部屋(2世帯)ごとに階段が上に伸びている(当然エレベーターなんてない)、今風な言い方をしちゃうなら「昭和の香りのする」、あの団地。

 その団地も昔はたくさんの人が住んでいて、あっちでもこっちでも、子供が遊ぶ元気な声が聞こえて、ホント賑やかだったらしい。
 いや。A谷さんが住み始めた頃だって、住民は普通に住んでいた。
 でも、いつの間にか空き部屋の方が目立つようになって。
 今は、お爺ちゃんお婆ちゃんだけの世帯が多いから、団地全体がいつもシーンとしている。

「団地って、どこも古いから、木がみんな大っきいでしょう?
 俺は、それが好きなんですよ。
 見ていて、なーんか、ホッとするって言うのかなー。」
 ただ。そう思っていたのは、A谷さんだけだったようだ。


 その土曜日のお昼時。
 私の家では、いつもの話の真っ最中だった。
 つまり、ピッカピカなマンションを買って。
 こんな古臭い団地とはとっととおさらばしたい妻のB子と、ここに住み続けたい私の、この1年くらいすっかり御馴染みの会話。
 
 経済的な問題ではなかった。
 私としては、B子と結婚と同時に住み始めたその団地が、なぜかやたらと気に入っていただけ。
 まぁ馴染んじゃったってことなのだろう。
 そういえば、この1年くらい、何回かB子につき合って新築マンションのモデルルームを見たり、既存のマンションを見学させてもらったりした。
 でも、どれを見ても同じようで、見ていると疲れてくるというか、ため息が出てしまうというか。
 私としては、マンション…、それも最近のマンションっていうのは、どうも好きになれないなぁーって思うばかりだった。

 たぶん、あの変に小ギレイな感じがイヤなんだと思う。
 例えば、エントランス?あの入口のとこ…
 あのマンションに住んだら、毎日家に帰るには、あそこから入って。
 さらに、エレベーターの前で、ずっと待ってなきゃならないわけだ。
 でも、あんなやけにピカピカ、小ぎれいな所で、いったいどんな顔して待ってたらいいんだろう?って。
 それ考えると、なぁ~んかゾッとする…


 いや。そのA谷さんって。
 実は、スラーっとした体型で、齢より全然若く見えるタイプだ。
 まぁ着る物なんかは、特におしゃれーな感じはないのだが。
 でも、所々で妙にこだわりを持つ一面があって。
 それは、時計だったり、クルマだったり、その他、趣味のモノだったり。
 いったんこだわる物をがあると、それについてはとことん凝るってタイプなのだろう。

 それは、仕事でも同じだった。
 小さいながらも会社を経営していて。
 しかも、その経営は年月が経つにつれ、ますます軌道に乗ってきている様子だった。
「来年は、社員を2、3人増やして…」。
「あとは、前々から話があるあっちの方にも手を伸ばして…」なんて。そういうことを考えだしたら、もぉ止らないらしい。
 一番上手くやるにはどんな方法があるかとか、資金はどうしたらいいとか、その他アイデアが次々と湧いてきちゃう、そんなタイプだ。


「C美だって、来年は4年生なのよ。
 いつまでもD太と同じ部屋ってわけにいかないでしょ!」
 ダイニングテーブルの向こうで、そんなことを言っているB子の声は聞こえていた。
 ただ、先週の話と寸分違わぬ内容を繰り返しているだけのB子の声は、私の耳を右から左に抜けていくだけだった。
 というか、その頃には、私の頭の中は、いつものように仕事のことに飛んでいた。
 そんな時、ふと、B子の声が止んだ。
 一瞬、何の音もしなくなったことに違和感を覚えた、その瞬間だった。
 ドン!っと勢いよく叩かれたテーブルの音に驚いて。
 思わず、「えっ?」っと見たその顔は、かなり険悪なムードを醸し出していた。
 いや。たった今、B子が何を言っていたのかなんて、全くわからないが、でも、そのキンキン声は耳に残っていた。

「あなたねー。」
「あ…、え?あぁそう、うん…。」
「あなた、また、わたしの話を聞くのを止めて、仕事のこと考えてたでしょ。
「そんなことないって…。」
「嘘、言わないで。
 その目…。その目、見ればわかるんだから…。
 あなたが今している目は、会社のことで頭をいっぱいにして、
 わたしが何を言っても聞こうとしてない時の目じゃない!」

 しかし、何でそれがわかるのだろう。
 時々思うのだが、このB子という女、長年連れ添った妻ながら、ホント不思議に思う。
 ただ、わたしの方も、その辺は心得たもので。
 B子の声が、あのキンキン声になった時は、何をどうしたところで、もぉどうにもならないってことは百も承知だった。
 チラッと見上げた時計は、現在1時20分すぎ。
 そう、2時まで話につきあって…。
 それから、ちょっと事務所に行ってくるか。
 月曜日に使う資料を確認しとかないと、たぶんヤバイ……

 とりあえず、そんな風に割り切ってしまえば、後はいつものパターン。
 言いたかったことを言いたいだけ言って、スッキリしてしまったB子は、2時ちょっと前にはすっかり落ち着いてしまった。
 どこかに出かけるのだろうか?鏡を見ながら、機嫌よさげに鼻歌なんか歌っていた。


 とはいえ、そっちはそっちだ。 
 今日は休日だったから仕事用のクルマでなく、今年買ったRV車の方に乗り込んだ。
 それは、いつものようにエンジンをかけて。煙草に火をつけ、ハンドルを握った時だった。
 そうか…
 C美も、来年は小学4年なのか…
 そういえば、時々こまっしゃくれたこと言うようになったもんなー
 そんな、最近、娘が時々見せる小生意気な顔をフロントガラス越しに思い浮べながら、私は事務所に向かってクルマを走らせた。
 

 その夕方。6時をまわったくらい。
 事務所から戻ってきた私は、いつも通り自宅のある棟からはちょっと離れた所にある駐車場にクルマを置いて。
 団地のメインストリートともいえる、ケヤキの木が生い茂る並木道を自分の家のある棟に向かって歩きだした。

 陽はもう沈んでしまったが、空にはまだ光が残っているそんな時間。
 団地のあちこちに灯っている街灯は、辺りがまだ明るいせいか、ポカーンと間の抜けた感じ。
 ふと見上げれば、そこは土曜の夜だっていうのに、灯りのあまりない団地の風景。
 そのほとんどの窓は、夕方を青黒い空を映しているばかりだった。

 まぁたしかに…
 普段、俺は夜の遅い時間にしか帰ってこないから、人がいなくて当り前なんだけどな
 でも、昼間をここで過ごしてたり、こんな位の時刻に帰ってくるアイツらからすれば、うらぶれて寂しいとこって思うのかな
 まー、そうか。そう考えると、ああ言いたくもなるのもわらなくはないか、ふふっ…
 そんな風に、昼間のB子との話を思い出していたら、思わずクスッと笑いがこみ上げてきた。
 そんな私の脳裏に、いつだったかB子と行って見たマンションの光景浮かんできた。

 あれは、日曜だったか、土曜だったか…
 不動産屋に連れられて、入り口から入ったところはなんだか変にガラーンと広く、そしてシーンと静まりかえっていて
 普通の家とも思えないくらい磨かれた床と、変に無機質に見える鉢植えの観葉植物の並んでいた、その様子……

 ふっぅ…
 まぁなー
 気持ち、わからなくはないんだけどなー
 ただ、俺の家なわけだからな……


 私の家のある棟は、ケヤキの並木道の突き当たり。
 ちょっと高くなったその場所に、並木道から見て斜めに建っていた。
 群青色のまだらな空を背景に、ほとんど黒の壁のようになって建っている棟の4階の右端でクッキリ黄色に灯っている灯り。
 そこが、私の家だった。
 ただ、そこまで行くには、その場所から棟を左にぐるっと回り込まなければならなかった。

 ま、確かに不便っちゃぁ不便か…
 とはいえ、こんな寒くもなく暑くもない季節の静かな夕方
 そんな平穏な夕方を味わうには、そんな不便も悪くもないけどなー
 あいつらはよ、何かと言えば便利とか、流行とかばっかりなんだよ
 情緒を味わうみたいなのって、もぉ少しあってもいいと思うんだけどな……

 私の家のある棟に沿った道の、ちょっと上り坂になった道。
 何気に振り返ると、夕闇の中、黒々とケヤキの木たちが連なっているのが見えた。
 そう。私は、この光景が好きだった。
 何十年も前、この団地が出来たと同時に植えられた木々。
 今では幹もすっかり太くなって、アスファルトの下にしっかと根を張り巡らし、もっさもさ葉を生い茂らせている。
 そんな、当たり前すぎるくらい当たり前の光景。
 うん…
 仕事帰り、ここをぼーっと歩いてると、なーんか、スッと疲れが抜ける…


 そんなことをつらつら思いながら歩いていたら、いつの間にか私の部屋へと通ずる階段の前にいた。
 何を見るでなく、一瞬上の方を見上げて。
 それを意識することもなく階段の上り口を5段ほど上れば、そこは1階の部屋の玄関が向かい合わせにある踊り場。
 そこを、左にくるり。
 回るように、また階段を上がっていく。
 1階と2階の間の踊り場から見える、その日の夕方のなんとも平穏そのものの団地の光景を、やっぱり見るともなく見ていた。
 
 2階の部屋はどちらも住んでいない。
 そのせいなのだろう。2階のその踊り場は、どこか冷たい静けさがある。
 いや。だからって、1階で特に物音があったわけではないのだが…
 そんな2階の踊り場を、左側にくるりと回って、また階段を上っていく。
 
 そこは、2階と3階の間の踊り場。
 ここまで上がってきて、空が大きくなったからか?
 それとも、向こうの家並が黒々と広がっているせいだろうか?
 思ったより、まだ明るいその光景。
 天気、明日もよさそうだな
 そうだ。明日、買い物つき合って帰ってきたら、D太とサイクリングにでも行くのも悪くないな
 あ、でもアイツ行くかなー
 アイツ、最近はゲームばっか──
「ん!?」
 それは、踊り場を左にくるり回って、続く階段に足をかけた時だった。
 私は、視界の上の端に動くものを感じて、反射的に顔を上げた。

「あ…。
 こ、こんばんは。
 …!?」
「こんばんわー!」
 明るく返ってきた声の主は、まだ大学生ぐらいって感じの若い女性だった。
 丁度、今帰ってきたところなのだろう。
 右手でドアのノブに鍵を差し込んだまま、ニッコリ人懐っこそうな笑みを浮かべている。
 私がその女性を見ていた、その0.何秒か――。

「あっ、どうぞ。」
 若い女性は──というか、「女のコ」と言った方がしっくりするくらい──先に階段を上がってくださいとばかり、すっと踊り場の奥に身を引いた。
 それにつられるように「あ、すみません」と、軽く会釈しながら足早に階段を上ったそこは、その女性のいる3階の踊り場。
 相変わらずノブの鍵穴に鍵を差し込んだまま、わずかにドアの方に身を寄せて私をを先に通そうとしている、若い女性。
 その、こぼれるような笑み……

「あ、ど、どーも。」
 一体がどうなっているんだか?
 照れている自分に気づいた私は、ある意味、その笑みから逃れるように足早に3階の踊り場を足早に通り過ぎようと、足早にくるり。
 一瞬で変わった目の前のその光景。その3階と4階の間の踊り場へと続く階段を上がりだしら、かすかな夜風を感じた。
 その途端、ふわっと香った、青味のある甘い香り。
 うん、香水!?
 私の足は、もはやあと2歩で3階と4階の間の踊り場。
 後ろ髪を引かれるように、くるりと振り返ったのは無意識だったのか、それとも…

 その途端ぶつかった、人懐っこい笑み。
 黒目が目立つ、きょろっとした目…
 肩までのふわっとした髪の毛…
 ふっくらとした頬の線…
 そして、ほんのりと赤い唇の下で笑っている白い歯……
「あ、あ。ど、どうもー。」
 振り返ったら、途端に3階の住人の女性の目とピタリ合ってしまったことに、思わずドギマギしてしまった。
 だから、慌ててもう一度軽く頭を下げて。挨拶ともひとり言ともつかぬことを言いながら、私は階段をポンポンと上がって。
 踊り場で、またくるり。
 そんな風に体を左に回しながら、たった今見た女性のその笑みを脳裏で引きずっていた時だった。
 あれ…
 誰だっけ?
 どこかで逢ったことがあるような…
 ……って、当たり前か
 3階に住んでる人だもん。そりゃ会ったことあるよな。ふふ…

 自分の家のドアへと続く階段を上りながら、その時、私は妙に心が湧き立っていた。
 頭の中で心が湧き立った原因である、つい今あったことを思い巡らせていた。
 でも…
「えっ、誰!?」
 もちろんそれは無意識な行動だった。
 今の女性をもう一度見ようと、くるりと。
 やっぱり、左側に体をひねったら――。

「え…」
 気づいたら、私は階段をストスト降りていた。
 いや。「え…」と唖然としたのは、私がいつの間にか階段を降りていたからじゃない。階段を降りたそこが、1階の踊り場だったから。
 視線の先に見える、配電盤等が収まる鉄の扉。
 左右にある、1階の部屋の玄関のドア……

「…!?」
 その状況に混乱している私の頭とは裏腹に、階段を降りる足は止まらない。
 それは、いつも通りの階段を降りる動作。
 くるり。
 私は、踊り場を右に回る……


 気がついたそこは、階段を降りて外に出たコンクリートの上。
 もはや、すっかり暗くなった外の光景。
「え…。」
 思わずキョロキョロと周りを見回してしまったのだが、でも、何が何やら。その唐突な状況を全く呑み込めなかった。
 な、なんだ?
 ど、どういうことだ?

 と、いきなり、私は、矢も楯もたまらずって気持ちになって。
 泡食ったように何歩か走って、振り返った。
 はぁー、はぁー、はぁー…。
 なんだか、やけに息が荒かった。
 そのことに気づくと、心臓がドクドク激しく動いているのも感じた。
 何気に髪の毛をはらった手は、汗にグッショリ濡れていた。
 なぜか、一息入れて。そして、階段を見上げた。

 階段に、ポツポツと灯っている灯り。
 それを次々に見上げていっても、人の気配はどこにもなく…
 あ、部屋に入った?
 でも、3階の部屋の窓は真っ暗。
 夜の空を冷たく写しているだけ。
 そう。それは、もう何年も前からずっと……
 

 後になって思い返してみても。私はその時、不思議なくらい、泥棒とかそういうことは考えなかった。
 ま、それが全然そんなイメージじゃない若い女性で。しかも、人懐っこく微笑んで挨拶されたっていうのもあるのだろう。
 ただ、それよりも…
 あの女性が、どこかで逢った――というより、知っている人のような――気がしてしょうがないっていうのが大きかったのかもしれない。
 そう。3階の踊り場を足早に通り過ぎた後、夜風とともにふわっと香ってきた青味のある甘い香水にも、やっぱり記憶があった。


 ところで、それはそれとして。
 実は、私の家は、それから半年もしない内に引っ越すこととなった。
 というのも…

 それは、あの日家に帰ってからのこと。
 そのことを話したら、B子が気味悪がっちゃって。もぉ大騒ぎになってしまったのだ。
 いつものあのキンキン声だな…って思っていたのに、その時はそれが全然収まらなかった。
 いや、収まるどころか。
 その内、怪談めいたことまで言いだすわ、これだけ言っても引っ越さないならわたしにも考えがあるなどと言いだすわ。
 私としては、引っ越すどころか、あの女性に逢ったことで、ますますこの団地に愛着が湧くようになったというのに……

 ただ、B子のその声を聞きつけたのだろう。
 娘のC美と息子のD太が、口々にB子の援護射撃を始めて…
 ま、つまり、そういうことだ。
 そうなってしまうと、さすがに私も手に負えたものではなかった…、というわけ。


 そして、それは今の家に引っ越してしばらく経った頃。
 ある休日の夕方、B子と2人、お茶を飲んでいた時だった。
 唐突に、B子が言いだした。
「あの時、あなたが言ったあの話。
 わたしは、それ自体も気味悪かったんだけどね。
 でも、それよりも、
 あなたが、その女をもう一度会ってみたいと言った、あの顔?表情?
 ううん、目、かなー。
 そう。目、ね…。」

「わたし、何が気味悪かったって、あれが一番気味悪かったのよねー。
 そう、そうなの。あの時の、あなたの目!
 あれがね、一番気持ち悪かったのよ…。」

「あの時、わたしは、あれは、あなたが仕事のことやなんか、その他いろんなことに、
 夢中になって取り憑かれちゃった時の目だ、って思ったの。
 そう、そうよ。
 あなたは、あの時そういう目をしていたのよ。
 でもね。それって、あなたは絶対わからないんだと思う……。」


                               ―― 『階段話』〈了〉

注!無断転載禁止
  断りなく転載されるのは非常に不愉快です。やめてください
  ブログの記事は全て「著作物」であり、著作権法の対象です
       ↑
   ちょっと剣呑で、ゴメン(^^;)



Comment:4  Trackback:0
2016
10.02

カレーと栗をめぐる攻防


 しっかし、関東地方、今日はいい天気でしたねー。
 こんなにスッキリ晴れたのって、ホント久しぶりな気がします。

 だからね、気象予報士の方々。
 「秋晴れ」っていうのは、せめてこれくらいの晴れの日に使ってよね(爆)
 
 って、大爆笑しちゃうのにはワケがあるんですね。
 というのは、先週の木曜日(9/29)。
 見る天気予報全て、鳴り物入りのように「待望の秋晴れ!」と言っていた次の日、9/30金曜日の予報。
 ふたを開けてみれば、いやはや…

 まーね。
 たぶんハズレだろーなーとは思いつつ。
 でも、頼むから晴れてくれーって、密かに期待もしてたんですけどねー。

 ま、予想通り…、というよりは、予定通り?(笑)
 いやもぉ、結局。空一面、雲、雲、雲、雲―っ!な“秋晴れ”だったと(爆)
 ま、日差しはあったよね?www

 それは、今日も同じで。
 朝の天気予報は、一日中曇り。
 ま、“多少日差しは射すかも知れませんが…”とひと言はあったもののー。
 なのに、8時ちょっと前くらいで空を見たら、「あー、これは久しぶりに天気いいかも♪」って。

 いやはや、もぉ…。
 ま、天気予報なんて、そんなもんですね(笑)
 思い返せば、最近の天気予報なんて、連日のようにハズレですもんね。
 ま、台風が来た時くらいは当たるか?ってくらい(爆)

 えー、ひまわり8号って、世界最高の性能じゃなかったのぉ~、なんて言ってみたり(笑)
 今の気象庁に必要なのは、世界高性能の気象衛星やスーパーコンピューターより、もしかして「バク才」なんじゃねーのーって。
 もちろん冗談ですけど、でも、一番足りてないのは、意外とその辺なんじゃないの?って気がしますね。


 ま、そんな先週金曜の天気でしたけど、でも、考えてみれば、台風が(関東地方)にこなかった週って、ホンっト久しぶりで。
 てことで、ネットで見てみたら…
 *ウィキペディア
 https://ja.wikipedia.org/wiki/2016%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%8F%B0%E9%A2%A8

 8月3週 台風7号
 8月4週 台風9号
 8月5週 台風10号
 9月1週 台風13号
 9月3週 台風16号

 確か、8月中旬からずっとだよな?という気はしてたんですけど、そうか。9月の2週目はかろうじてなかったんだ。
 でも、結局前線がかかって天気は悪かった

 というか、それにしても来すぎです!(泣)
 それもこれも、肝心の夏には太平洋の下の方でウジウジしてやがったくせして、今さら日本の南海上に我が物顔でのさばってる、大バカ太平洋高気圧のせいです。
 ま、その他、偏西風の異状とか、日本上空で発生した寒冷渦とかあるらしいですけど

 夏は好きなんで、今まで太平洋高気圧は大好きだー!って思ってたんですけどねー。
 でも、今年は、
「オマエなんて、大っ嫌いだーっ!早くあっち行っちまえーっ!」
 って(爆)



 と、まぁそんなわけで、土曜日に八百屋に行ったら「野菜が高い!」
 いや。高いも高いんだけど、それより何より、そもそも品物が少ないんでビックリでした。

 キャベツとピーマンは、まぁなんとかお手頃なんですけどー。
 ビックリなのは、キュウリ。
 2本で127円なんて、そんな高級なキュウリ、死んだって買いません(笑)
 キュウリ農家の方、ゴメン。でも、それは消費者のホンネ、だとも思います
 茄子も今頃にしては高いし。
 あと、ホウレンソウや小松菜等の葉野菜も1把200円くらいですから、普段の倍以上くらい、か?

 そして、個人的になんといっても高くて悲しいのが、栗!
 私、なにを思ったか栗が大好きで。
 毎年、この季節は栗ご飯のためにせっせと栗の皮剥く日々なんですけどねー(笑)
 料理とは、“食い気”だと思います(爆)

 今年は栗、哀しいことに、まだ2回しか買えてません(泣)

 とはいえ。
 ここまで野菜が高いと、栗ご飯も良し悪しなんですよね。
 というのは、栗ご飯だと、野菜が高い時の切り札メニュー「カレー」が作れない、と。

 というわけで、今週は栗が買えなかったんで。
 栗ご飯が食べられなくて寂しい反面、来週はカレーが作れるなーとホッともしていたわけですがー。
 あっ!そーいえば、北海道の台風直撃のせいで、カレーの主材料であるジャガイモ、玉ネギ、ニンジンが高いんだった!って。

 と、思ったら、ま、それらは、今週辺りから少しは落ち着いてきたのかな?
 ニンジンはまだ高い気がする


 しっかしまぁ、一年で一番野菜が豊富なはずの8月9月で、こんなにも四苦八苦してるなんて、真冬になったらどうなるんでしょうね。
 天気予報だと、この先10月もこんな天気傾向だって話だし。
 とはいえ、まー、明日の天気も当たらない天気予報に、1ヶ月の天気見通しなんてわかるわけもなく(笑)
 なんだか、ここまで当たらないと、逆に楽天的になっちゃって。
 ま、雨が降り続くってことは、そのうち晴れが続く天候になるはずさ!なんて。

 ま、いつものお天気(グチ)ネタ(爆) 





 天気でグチといえば、ウェザーニュースの「ウェザーリポートCh」。
 実は私、あれを一つ一つ読むのが大好きなんですけど、相模原の辺りで、ここしばらく、毎日のように「またハズレ。インチキ天気予報!」みたいに、プリプリ怒ってる人がいるんです。
 それ見るたんび、「いやー、その気持ち、わかる!」って。
 そんな、毎日天気が悪い中の、ささやかな楽しみ(笑)




Comment:8  Trackback:0
back-to-top