2015
07.25

あれ!? ウナギって、食べちゃダメなんじゃなかったっけ?(笑)

Category: guchitter


 
 いや。いくらなんでも、食べちゃダメっていうわけでもないんでしょうけどね。

 でも。どこのチャンネルのニュースでも、「土用の丑の日です。ウナギです、蒲焼きです」って、みんなしてパクパク食べてて。


 いくらなんだって、あっけらかーんと売りすぎ食べすぎじゃねーの~







 ま、中には、「ウナギ味のナマズ」なんていうニュースもあったけどね(笑)

 食べた人が「とろっとした感じがちょっと足りない」とか言ってたけど、
 「ウナギだって」食べさせたらわかんなかったんじゃねーのー(爆)






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2015
07.25

量を減らした方がいい? 値段を上げた方がいい?

Category: guchitter



 最近、ホント買わなくなったなーっていうのが、ビスケットとかクッキーの類。

 というのは、以前と比べて容量が明らかに少なくなってるんで、買う気にならないんですね。 ←ケチ!(笑)


 前はココナツサブレーとか、ハラ減ったらよく買ってたんだけどなー。

 いつだったか買おうとして袋を触ったら、中がスカスカになってるのを知って以来買ってません。

 結構好きだったんだけどなぁ…

 味も好きだったんだけど、100円でどっしりと袋に詰まっているあの質感がまたよかったんだよなぁ……



 そういえば、よく、「美味しいものを、ちょっとずつ、沢山(何種類も)食べたい」って言う人がいるじゃないですか。

 でもね。私は、それは違うんです。
 というのも、「ちょっと」というのは嫌いなんですね。

 食うなら、やっぱりイヤんなるくらい、イッパイ食べたいんですよ(笑)

 そういう意味じゃぁ私は、「何でもかんでも、イッパイ、沢山(何種類も)食べた~い!」ってタイプなんでしょう(爆)


 それゆえ、“容量が少なくなった”というのは、商品購入の絶対否定要因になるわけですね。

 つまり、私の商品購入にあたってのポイントは、「容量>価格」の傾向が強いと言えるでしょう。



 でも、それとは逆に。
 “美味しいものを、ちょっとずつ、沢山(何種類も)食べたい”という志向の人の場合は、「容量<価格」になるのかもしれませんよね。

 つまり、ソレは“食べたい”のだから。
 なら、多少容量が少なくなっても、“価格はそのままの方が購入動機は強くなる”
ということなんでしょう。


 ま、今の世の中の趨勢っていうのは、私のように「何でもかんでも、イッパイ、沢山(何種類も)食べた~い!」ってタイプよりは、「美味しいものを、ちょっとずつ、沢山(何種類も)食べたい」というタイプですよね。

 となると、現在多くの企業が悩む、原材料の高騰によるコスト高を抑えるには、商品の値上げがいいのか?それとも、容量を減らして値段はそのままがいいのか?は、買う側の心理から言えば後者の方がいいということになるのでしょう。

 現に「容量を減らして値段そのまま」の商品が多いことをふまえれば、実際の売り上げを見て、企業は“そっちの方がよい”という判断をしているのではないでしょうか。



 ただー。

 ただ、ね(笑)
 私は、それ、イヤなんですよ。

 ま、あくまでn=1ではありますけど。
 容量を減らして値段そのまま…、というか、
 「値段はそのままだけど、容量は明らかに少くなった商品は買わない!」という人もいるわけです(爆)


 つまり…、

 その商品の「ブランド」には、“容量”も含まれているんじゃない?
 “容量”を変えてしまうというのは、長年かけて構築したきた「ブランド」を壊してしまうことにならない?

 な~んて、マーケの担当者なら、一瞬チクっときちゃいそうなイヤミの一つも言いたくなるわけですね(笑)


 いや。
 企業としては、あるいは、少なくとも今の世の傾向から見れば、たぶん「容量少なくして値段そのまま」の方が正しい選択だと思うんです。

 だって、お菓子みたいな食品の場合は、購入動機として特に“子供の要望”や、“子供が小遣いで出しやすい値付け”というのが大きいでしょうからね。

 また、企業側のメリットとして、容量が少なくなることで、1年単位でみた時に(消費者の)購入量が増えるというのもあるでしょうしねー。



 ただね。
 ただ…(笑)

 ほら、世間には「尻尾までアンコがびっしり詰まったタイ焼き」っていう言葉もあるわけですよ。

 ま、“尻尾は尻尾でいい。尻尾にはアンコがない方がいい”という意見もあるんですけど、でもまぁそれはそれとして、ね(笑)

 その「尻尾までアンコがびっしり詰まったタイ焼き」っていう言葉。
 それは、そんなタイ焼きを売ってる“タイ焼き屋の心意気”への褒め言葉なんだと思うんです。

 消費者は、買うなら“尻尾までアンコがびっしり詰まってる方がいい”し。
 そんな、“心意気の感じられる店で買う方が気持ちよく消費できる”わけですよ。

 いや、だから、尻尾にはアンコがない方がいいという意見は、とりあえず横に置いてね(笑)

 よって、消費者は「あそこのタイ焼きは尻尾までアンコが詰まってる。買うなら、あそこのタイ焼き屋で買おう」ってなるわけですよね。

 つまり、それって立派な「ブランド」です。

 タイ焼き屋の場合は「のれん」と言った方がいいのか


 もっとも。
 その「ブランド(力)」というものが、多少値段を上げても消費者に受け入れられるものなのか、それとも拒否されるのかはわかりません。

 ただ、心意気…、それも消費者から支持される“心意気”って、今の日本の企業がここ20年くらい一番軽視してきたもの…、じゃないのかなーって気がしてしょうがないんですよねー。

 だって、今の日本の企業の商品に、“つくり手の心意気”を感じさせる商品ってどれだけあります?
 あるのは“消費者に寄り添った提案”という名目の、製品コンセプトがブレた“消費者にすり寄った商品”ばかりじゃありません?


 「職人」って言葉、私はどっちかと言えば否定的なんですけど、でも今の日本で「職人」という言葉や概念がもてはやされるのは、その商品に“つくり手の心意気”が感じられるからだと思うんです。

 だから、「職人」がこだわって作った「雑貨」や「必需品でない食品」は、今の日本の消費者に“高くても売れる”んだと思うんです。

 それは、言い換えれば、今の日本の消費者は、職人がこだわって作った(心意気の感じられる)「雑貨」を(は)“高くても買う”ってことですよね。



 「今」っていうのは、“小金消費”、“小金マーケティング”の時代なんじゃないでしょうか。

 家やクルマみたいな“大金”の消費は二の足踏んじゃう消費者が多いけど、でも、月に1度のウン千円のお取り寄せ食品や、スマホを毎年買い替える、そんな“小金”の消費を楽しんでいる時代。

 長い目で見れば、間違いなく“身の丈に合わない金額”であるにもかかわらず、「一生モノ」とか「自分へのご褒美」という免罪符で(ほどほどに)高価なモノを消費する時代。

 そんな、失われた20年という、戦後の日本人が経験したことのない長い不況と、未曽有の豊かさが完全に並立している時代


 そんな時代のマーケティングの根っこの考え方(って言ったらいいのか?)って、本当に今の「容量少なくして値段そのまま」でいいんでしょうか?

 そこは、ホント。今一度考えてみて欲しいなぁ…


 「尻尾までアンコがびっしり詰まった」で売っていたタイ焼き屋が、尻尾にアンコのないタイ焼きを売るようになったら……

 お客は、やっぱり離れてくんじゃないのかなぁ…










 以下は、ま、ちょっとオーバーなのかもしれませんけどね。

 でも、「容量少なくして値段そのまま」という考え方は、大企業の経営者が平気で(開き直って)粉飾会計しちゃう、その根本にあるものと、どこか遠いところで繋がっているような気がしてしょうがないんですよねー。

 仕事というもの目的が“生活の糧”である反面、それだけではないように。
 会社というもの目的も“お金儲け”である反面、それだけではないわけですよね。

 なのに、今は何かというと「やれ、ビジネスモデル」だとか、「やれ、ビッグデータ」だとか。
 いや、それはそれで、もちろん必要だとは思うんです。

 でも、それらを業績が上がる魔法か呪文みたいに追ってばかりいるから、会社というものがどこかおかしくなっちゃうんじゃないですかね。

 あの時代、どこの会社も本業そっちのけで「不動産投資」だの、「財テク」だのを追っていたように…




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2015
07.25

もしかして、気象庁より当たるとか?(笑)




 関東地方、昨日はスゴい夕立でしたねー。

 雷も派手でしたけど(ただし尻すぼみ気味?)、驚いたのは雨粒の大きさ!

 たぶん、すぐ上まで雹だったんでしょうね。


 で、そんなスゴい夕立だったわけですけど。

 思い返してみれば、朝の天気予報って、夕立のこと言ってたっけ?と。



 いや。確かに「午後から山沿いでにわか雨」とは言っていたような気はするんですけど…。

 でも、平地、それも関東南部であそこまでド派手なのが来るとは言ってなかったような……(笑)


 でもね。
 私、実は昨日は、密かに雨降んじゃないかなぁ…、それも結構降るんじゃないかなーって気ぃしてたんですよ。

 というのは、近所の巨大クチナシの木。

 その巨大クチナシ、私は勝手に「梅雨の木」とか「梅雨の花」って呼んでるんですけど、その言いたくなるくらい梅雨入りのちょっと前くらから花が咲き出して。
 で、気象庁が梅雨明け宣言出すその日の朝から、パッタリ花が咲かなくなると(笑)

 つまり、そのくらい湿度に敏感な木なんでしょう。


 で、昨日の朝。
 窓を開けたら、空は(朝っぱらから)カーっと太陽が照っているのに、その巨大クチナシに花が咲いてたんですよ。

 3つ。
 しかも、一つは一番てっぺん!

 いやもぉそれを見た瞬間、今日はこりゃ降んじゃねーか?って。
 思わず空見まわしちゃったんですけど、でも、まさかあんなにド派手に降るとは思わなかったなぁ~。


 でね。
 となると、気になるのが今日…、ですよね。
 土曜日ですし、今日の夜は花火大会や祭りというところも多いでしょうしねー。

 ということで、ウチの近所の巨大クチナシの花は?

 ♪ジャガジャガジャガジャガ~

 4つ!


 つまり、単純に数から言っちゃえば、降る確率大なんですけど、今朝は昨日の雨で結構煙ってたんで。その湿気で咲いた可能性もあるのかなぁーって(笑)

 ていうか、今の時点では2つは萎れちゃったみたいなんで、今日はなんとかこのままもつのかな?(笑)


 ま、何にせよ。
 今日は、(たぶん昨日の反省を踏まえてwww)天気予報も大気が不安定だと言ってたので、外出の際は傘を忘れずに、ね(笑)








 地域地域で、そんな風に天気の指標になるナニカって、必ずあると思うんですよね。

 ウェザーニュースあたりでそういうの集めて、毎日公開したら面白いのにって思うんだけどなぁ…




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2015
07.20

17話目『スゥィーーーツな怪談話~Episode3‐2』

Category: 怪談話

17話目『スゥィーーーツな怪談話~Episode3‐2』


 ケーキのオーダーが入るその都度、マスターやママがカウンターから出てくるのに、ちょっと疑問を感じている菜里さん。

 とは言っても。
 菜里さんからすれば、それは所詮“些細な心の引っかかり”だったから…
 というか、大体はそんなことを思った途端、お客がダダーって入ってくるものなのだ。
 つまり、その都度その都度、思っては忘れ…、思っては忘れ…の繰り返し。

 でも、それは店が珍しくヒマで、マスターもママも事務所に引っ込んでいた時だった。
 さらに、その時一緒に入っていたバイトは、菜里さんが親しみを感じていた島元和美さんだった。

「あのー、和美さん。」
「えー、なに?」と、カウンターの中で洗い物をしていた和美さん。
 洗い物が、たまたまそういうタイミングだったのだろう。
 和美さんは、泡だらけのカップを手にしたまま顔を上げた。

 その和美さん。
 現在和美さんが通っている大学の付属が、実は菜里さんが卒業した高校だった。
 菜里さんととしては、そういう意味でもバイトを始めた時から和美さんに心安さみたいなものを感じていた。
 齢は一つ上。
 そう。つまり、1年間は高校と大学という違いはあれ、同じ学校に通っていたってことになる。
 もっとも、その時はお互い知らなかったのだが。

 とはいえ、その和美さんという人。
 菜里さんからすると、齢の差が一つとは思えないくらい、いつもゆったりどっしり落ち着いていて。頼れる大人のお姉さん──というかお母さんって言ったらさすがに怒られるか?──って雰囲気を漂わせていた。
 菜里さん、だからそんな和美さんが、その時まさかそんな……

「いつも思ってたんですけど…。
 マスターとママって、なんでケーキはわたし達バイトにさわらせないんですかね?
 ケーキは、カウンターの外にいるわたし達が──。」
「きゃっ!」
 バッチャーン!
「だ、大丈夫──。」

 いやもぉ何がどうなって、どうなったんだか。
 気がついたら、和美さんが洗い物をしていたカウンターの上から、さらにその前の床まで、辺り一面泡だらけ。
 おまけに和美さんと菜里さんがが上げた声が聞こえたのだろう。
 奥の事務所に引っ込んでいたマスターとママまで、慌てた顔で出てきた。

「ど、どうした、何があった?」
「すみません。
 わたし、洗い物してたんですけど、手が滑っちゃって…。
 カップ、洗い場に落っこどしちゃったんです。」
「えっ。カップ、洗い場…。
 あ、それっ!ちょ、ちょっと待った!
 和美さん、それ、ヤバイ…。」
 そう言うなり、慌てて和美さんのいるカウンターの前にやってきたマスター。
 その足以上に気が急いていたのだろう。そののっぽぶりを発揮して、カウンターの外からにゅうとばかり、中の洗い場を覗いた。
「この泡だとさ。中で何か割れてても、全然わかんないんだよ。
 だから、まず栓を抜いて泡全部流し──。
 あーっ、待った!栓抜く前に、ゴム手袋!
 ほら、そこにあるから。ゴム手袋して、和美さん。」
「は、はい。」
 いつにも増して忙しいその口調に、和美さんと菜里さんはちょっと呆気。
「あとさ、東野さん。」
「わ、わたし?あ、は、はい。」
 今カウンター越し洗い場を覗いていたマスターが、ふいに自分の方に向いたんで、菜里さんは一瞬しどろもどろ。
「東野さんは奥行って、モップとってきてさ。
 で、急いでこの床拭いて。」
「は、はい…、え?」
 マスターときたら。言っているそばから和美さんにゴム手袋を取って渡したかと思うと、たちまちモップを取りに事務所に。
 その背の高い後姿を見送るしかない菜里さんは、「えーと、わたしはどうすれば…!?」と再び呆気にとられるばかり。
 そんな一人で大忙しなマスターに対して、ママは全然真逆だった。

 そう。この2人というのは背の高さからしてそうなんだけれど、とにかく見た目からやることから何でも正反対なのだ。
 片方がせかせかしている時は、もう片方はゆったりかまえているし。
 そうかと思うと、片方が今日は妙にご機嫌だなーって感じだと、もう片方は変にカリカリして黙々何か作業していたり。
 そのくせ、2人だけで目で語り合ってわかりあってるっていうか、内密の気配があるっていうか。
 どうも、なんともつかみどころがない。
 いや、それは、決してイヤぁーな感じっていうのではないのだ。
 というか、むしろ傍から見ていて、思わずクスッとしちゃうことも多いのだ。

 ただ、その時のママの様子っていうのは、なんだかちょっと薄気味悪かった。
 というのも、マスターに先にモップを取りに行かれちゃって、すっかり手持無沙汰になった菜里さんの足元から顔まで、じーっと視線を走らせていたかと思ったら。
 一瞬、カカカ…と変な笑みを浮かべて。
「うん。前もあったのよー。
 バイトの子が洗い物してた時、手が滑ってカップが落としちゃって。
 カップ取ろうと、慌てて洗い場に手を入れたらさー。
 ほら、洗い場って。
 泡だらけだから中が全然見えないじゃない?
 たまたま、手入れたそこに割れたグラスがあったんだろうね。
 もぉーね、あの時は洗い場、あっという間に真っ赤っか。
 文字通り、血の海よー。
 その子、親指と人差し指の間、ザックリ切っちゃってさ――。」

 その時には、もうマスターも戻ってきていた。
 菜里さんはモップで床を拭いていたし、和美さんは洗い場で作業しながら、ママが言っているのをて聞くともなく聞いていた。
 ところが、いきなり途切れたママの声に、何気にママを見ると。
 その表情に浮かんだ、何やらふわぁーっとした笑み。
「…?」
「…?」
 と思ったら、くるりと背を向けて。
 そのまま、事務所の方にゆっくり歩いていくそのママの後姿に、菜里さんと和美さんはまるでキツネにつままれたような…。


 そんな、何とも言いようのない雰囲気のママと入れ替わるように。
 またもや、せかせかした調子で戻ってきたマスター。
 ポカーンとしている二人を見て。
「なに、2人とも…。
 ボーっとしてないで、早くかたして。」
「あ。は、はい。」
「す、すみません。」
 そう言ったマスターは、やっぱりカウンターの外から、にゅうっと。
 すっかり水の抜けた洗い場を覗いた。
「なんだ、洗い物ってほとんどなかったんだ…。」
「はい。」
「そっか。そもそも今日ってヒマだったもんな。」
「はい…。」
 そんな和美さんの返事を無視するように、マスターはクルリと振り返り。つかつかと入り口の方に歩いていったかと思うと、ドアからじーっと外を眺めている。
「なんだよぉー、人は通ってんじゃんかよぉ…。」
 一人でブツクサブツクサ……。


 一方、ひととおり飛び散った泡を吹き終わった菜里さん。
 ほかにどっかに飛び散ってたりしないかな?と、辺りの床に目を凝らしていて、ふっとぶつかった視線。
「…!?」
 いや。マスターの目は菜里さんを見ていたわけではなかった。
 それは、入り口の手前でしゃがみ込んで、ケーキのショーケース越しに店の中を見ているマスターの目。
 何を言っているかわからないが、変に真剣な目で、またブツクサブツクサ言っている。
 と、いきなり、ふわぁーっとした笑顔になったマスターの顔。
 あ…
 それって…、そう。それはまるで、つい今しがたママがしていた笑みと同じ顔。
「ね、東野さん。」
「え?あ、はい。」
 振り返ったそれは、カウンター中でタオルを持って笑っていた和美さん。
「ゴメン。そっち片付いてたら、こっち来て洗い物拭いてくれない?」
「はい。じゃ、これ片付けてきます。」
 大急ぎでモップとバケツを片付けた菜里さんが、カウンターの中に入ってみると。
「え…。」
 そこにあったのはカップとソーサー、それぞれ4つだけ。
 そう。それは、ちょうど今日のお客分……


 泡だらけだった洗い場やカウンター、床もすっかり片付いて、マスターたちも事務所に引っ込んでしまった店内。
 店は、さっきと変わらず全然ヒマ。
 そんな時は、どうなってんだろ?ってくらい時計の針が進まない。
「和美さん、さっきはごめんなさい。
 わたし、きっと変なタイミングで声かけちゃったんですよね?」
「え?あぁ。ううん…。」
 すぅーっと視線を逸らした和美さん。そのまんま、後ろの棚に並ぶグラスを手に取ろうと。
「あれ、和美さん。もしかして──。」
「ううん。違うのよ、違うの…。」
 そう言った和美さんは、さっと入口の方に視線を走らせる。
 え、お客さん?
 菜里さんが慌ててそっちを見てても、相変わらずドアは閉まったまま。
 視線を戻したそこにあったのは、目が合ったのに、でも菜里さんを見てるのではない和美さんの目。
 でも、その目の奥が微妙に変化したと思ったら。
 和美さんの目が菜里さんを映して、うっすら苦笑い。

「うん。ゴメン…。
 わたし、その話って、ちょっと苦手なの…。」
「えっ?その話…!?」
「さっき、東野さんが言ってたこと。
 ほら、ケーキの…。」
「あ、それ…!?」
 と言ったものの、菜里さん。話がまだ見えてこない。
「奈津子なんかはね、ケロっとしてんだけどねー。」
「え、なつこ!?あ、バイトの?中村さん?」
「そう。あー、でも、どうだろ…。
 うん。気にはしてはいないみたいなんだけどなー。」
「え?え?どうだろって、何がどう……。」
 しかし、和美さんはそのことについては、菜里さんが何を言っても困ったような笑みを浮かべるだけだった。


「あ、つまり、中村さんに聞いてみろって…、そういうことか!」
 それは、バイトから帰った菜里さんが湯船に浸かっていた時。
「そっか。中村さんは、そのことわかるんだ…。」
 でも、菜里さん。そんな風に湯船の中でつぶやいていたら。
「あれ?話つながってない…。」
 そう。話が全然つながらないのだ。
 和美さんが菜里さんに聞いたのは、ケーキはカウンターの外にいる自分たちが取るようにした方が手早くて安全なんじゃないのだろうか?って、たんにそれだけのこと。
 なのに、苦手だの、ケロッとしてるだの、気にしてないだのって…
 おまけに中村さんって…
 えっ、どういうこと?
 っていうか。なんで、そういう流れになっちゃったんだろ?
 菜里さんは、何が何だかさっぱりわからない。

 とはいえ、和美さんの話だと、バイトの中村さんはそのことについて何か知っているらしい。
 で、でも…
 知ってるって……!?
「えー、何を?」
 そこまで考えていて、思わず笑い出してしまった菜里さん。
「ま、いいか…。
 中村さんに聞いてみりゃいいってことだもんね。」



 人というのは、誰しもその生の中で、「あんなことってあるものなんだな…」と、後になって述懐してしまうことに時々出くわすわけですが。
 その出来事は、菜里さんにとってその思いがとても強いといいます。
 それは、そのバイト先にいた面々。
 マスターにママ。和美さんに中村奈津子さん、さらに……

「あんなことがあったんだなーって、今更だけどホント思う…。」
 菜里さんは、そう言います。




── 本日これまで!
          17話目『スゥィーーーツな怪談話~Episode3‐1』〈了〉
                      *「Episode3-2」に続きます



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2015
07.20

ついに!




  梅雨明けでぇーーーい! 









 昨夜は熱帯夜だったわりには、朝方はやけに心地よくて。

 いやもぉ目が覚めても、体が全然動かない。

 気がつけば、1時間くらいグッスリ寝ちゃってて。

 それでも体は全然動かなくて、またもや1時間くらい、グッスリ……



 夏はさ、この怠惰なとこがいいんだと思うな♪ 




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2015
07.17

台風の夜の珍客



 しっかし、すんごい雨ですねー。

 もぉポツポツもなしに、やにわにザバーっ!ですもんね。

 

 そんな台風11号がもたらしたザバザバ雨の夜に、雨宿りなのか何なのか珍客がやってきました。

 しかも、2匹!





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 クワガタは、なぜか毎年何回かやってくるんだけど、ノコギリクワガタは初めて(!)

 しかも、小さい方は小アゴのノコギリクワガタで(たぶん)、見たのは小学生か中学生以来です。

 子供の頃の記憶だと、小アゴのノコギリクワガタはよくいる年とまったく見かけない年があったような?




 
     こりゃ、いよいよ夏到来かぁ?(笑)


              で、夏といえば…




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2015
07.13

あっちくて、もぉ笑っちゃいます



 いやはや。あっふい、あっふい(喜)

 ここ何日か、気がつくとニヤけています。 






   つーか、暑いと、ミョーにおセンチになりません?(爆) 



   こぉ暑いと、なんだか時間にさらわれちゃいそうな……





     ♪時間はもっとイッパイあるはずだった
     なんて、今さら聴いたら、ちょっと切なくなっちゃうよなぁ…(笑)






 暑いといえば怪談ですが(笑)、そういえば怪談のほうの師匠が最近本を出したとかで。

 もう売ってるかなーと、週末に近所の本屋見たんですけど、まだなくって。


 でも、久しぶりに怪談本を読むのもいいかなーって、別の怪談本を買ったんです。


 で、昨夜、もぉ暑くって、目ぇ覚めちゃって。

 しょうがないから本でも読むかと、買ったばかりのその怪談本を読んだわけですね。



 いやもぉ、あっという間に寝ちゃいましたとさ!(笑)




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2015
07.13

17話目『スゥィーーーツな怪談話~Episode3-1』

Category: 怪談話

17話目:Episode3-1

 

 東野菜里さんは学生時代、喫茶店でウェイトレスのバイトをしてたんだそうです。
 いや、別にこういうお話に出てくる喫茶店だからって。
 ありがちにイヤーな感じがするとか、変に暗く感じるなんてことは全然なかったらしいんですが、ただ、そのことを初めて知った時。
 そう。それは、前のお話のように、やっぱりガラス越しに見たらしいんですけど、その時は怖いというよりは、むしろ呆気にとられちゃったんだとか。

 ただ、それは二重の意味だったらしいんです。
 一つは、もちろんそれを見てしまったかららしいんですが、もう一つは、その後ろにあった顔の、その推し量ることの出来ない表情だったといいます。



 菜里さんがバイトしていた、その喫茶店。
 そこは、やけにのっぽのマスターと、なんだかそのマスターののっぽに対抗しているみたいに小っちゃなママという夫婦が経営している店だった。
 凝りすぎてない、居心地のいいおしゃれ感のある店で、菜里さんはそれこれこそバイトする前もお客としてよく通っていたくらいだった。
 そういう店だったから、とっても繁盛していた。

 菜里さんがバイトを始めた時、任されたのはウェイトレスの仕事だった。
 当然、カウンターの中に入ってコーヒーを淹れたり、その他飲み物や食べ物を作ったりすることはなかった。
 もっとも、お店は混んでいることが多かったから。新米バイトの菜里さんとしては、注文とったり運んだりでもう手一杯だった。

 ただ、そんな大忙しの中でも不思議に思うこと。
 というか、それはちょっとした違和感みたいな「感覚」だった。
 ううん。そう、なんと言ったらいいのだろう。
 つまり、この手のことを語るっていうのは、その顛末を知った上で語るわけだからその「感覚」を、つい“不思議”とか“違和感”とか、ちょっと大げさな言葉に摩り替えがちなわけだ。

 しかし、菜里さんがその「感覚」を覚えた最初の時っていうのは、一瞬の「!?」みたいな。
 それこそ、そんな「感覚」なんてものは1秒後には頭から消え去っていたような、そんな些細な心の引っかかりと言うべきものだった。

 それが最初にあったのは、ケーキの注文があった時だった。
 その店のケーキのショーケースは、カウンターの中でなく店内にあった。
 高さは菜里さんの背よりは低かったから、大体160センチくらい。
 幅と奥行きは60センチ四方くらいの、ガラス張りのタワー状の冷蔵庫といったらわかりやすいのかもしれない。

 その中は、一番下を含めて確か5段位の棚があった。
 それぞれに違うケーキが陳列してあり、一番上は大体ガトーショコラとかチョコレート系のケーキ。2段目はムース系が多かったか?
 3段目はレアチーズで、4段目は…、ってまぁそこまではいいか?

 その冷蔵ショーケース。
 それは、入り口のドアを入ってすぐにある客席…、そう。それは一卓と呼ばれる、二人の客用の席の脇に置かれていた。

 つまり、菜里さんのその“些細な心の引っかかり”というのは、そのケーキのショーケースの場所。
 それって、やっぱりカウンターの中が狭かったから、仕方なく店内に置いたのか?
 それとも、どんなケーキがあるのかお客さんにわかるように、わざと店内に置いたのか?

 いや。菜里さんのその“些細な心の引っかかり”というのは、それをそこに置いた理由ではなくて。
 なんで、ケーキのオーダーが入るたんび、カウンターの中にいるマスターやママがケーキを取りに外に出てくるんだろう?というところにあった。

 つまり、ケーキのショーケースはカウンターの外にあるわけだ。
 なら、ケーキは、カウンターの外にいる菜里さんらウェイトレスがショーケースからケーキがのるトレンチを取り出して、中にいるマスターやママに渡すようにした方が、絶対いいように思えたのだ。


 いや。菜里さんがそんな風に具体的に思うようになったのは、バイトにも慣れた1ヶ月も過ぎた頃だった。
 でも、菜里さんがそう思っても、そのようにすることはなかった。
 というのも、それはバイトの初日、仕事の手順を教わっている時だった。
 例の小っちゃいママが、「ケーキのショーケースは絶対さわらないでね」って、やけに無愛想な顔で言っていたからだ。

 そう。わざわざ、そのことだけは「絶対」なんて、やけに強調して言ったのだ。
 しかも、ママのその時の表情ときたら、変に強張った怖い顔だった。
 もっとも。
 その表情は、すぐに恥ずかしそうに片目つぶって笑う顔に変わったんだけど…!?

 菜里さん、そのことは別の時にマスターも言われた。
 そう。マスターも、やっぱり「絶対」を付けて言っていた。
 もちろん。その時、菜里さんはバイトを始めたばかりだったから、素直に「はい」とだけ答えて。
 ケーキのショーケースはさわっちゃいけなんだなって思っただけだった。

 でも、菜里さんもバイトを始めて1ヶ月も過ぎて、それこそ店がどんなに混んでも一人でこなせるようになってみると。
 ケーキのオーダーが入るその都度、マスターやママがカウンターから出てくるのは、どう考えたって無駄な動きであるような…。
 ていうか、邪魔?
 と言ったら、ま、怒られるんだろうけど、でも、店が混んできて。
 お冷だ、オーダーだ、コーヒーや食べ物を運ぶだ、さらには会計だと、店内を走り回らなきゃならない菜里さんからすると、カウンターから人が出てくるのはぶつかりそうで怖いのだ。

 そう。今日だって、ケーキをしまうのにカウンターから出てきたママと危うくぶつかりかけて……




── 本日これまで!
             17話目『スゥィーーーツな怪談話~Episode3‐1』〈了〉
                        *「Episode3-2」に続きます



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2015
07.04

もぉ雨ヤダーっ!




 雨もぉヤダーーーっ!


 砂漠に行きたいぞーーーっ!


















 
      元気なのは家の裏の蛙ばかり……






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