2013
06.30

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 月曜日はキライ なう ← おバカ~  なう






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2013
06.30

パンツネタ、おかわり~!(笑)

 いやもう。
 今日は近所で道に迷っちゃって……(爆)

 今日って、そんなに暑くないと思ったんだけど…
 意外に蒸し蒸ししてて。
 いやはや、もぉ汗だく。
 参りましたねー(笑)

 住んでる所って、町自体は古いこともあって、細い道が入り組んでて、袋小路も多くって。また、意外なくらい上ったり下ったりと高低差もあったりで。
 実は、いまだに知らない道って結構あるんですよねー。


 てなわけで、本題。
 今回は、前回書いたパンツネタで思い出したお話。
 だから、やっぱりパンツネタです。
 パンツネタで2回も書くからって、もしかしたら「コイツって、きっとパンツが好きなんだろーな」な~んて思う方もいるかもしれませんけど。
 まー、パンツ…。
 別に嫌いってこともないけど、でも特に好きってわけでもないかなー(爆)

 そうそう。
 パンツといえば、小学生の頃。
 友だちに、「ぱんつかんだことある?」って聞いて。
 友だちが、「うん」って言うと、
 「え!オマエ、パンツ噛んだことあるのかよー、エンガチョ!」って。
 で、「ない」って言った場合は、
 「え!オマエって、パン掴んだことないの?
 給食ん時、どーやってパン食ってんだよー!」
っていう遊びがあったなぁ…… ←はい。バカで~す!


 で、まぁパンツです。
 私は学生の頃、よく山に行ってまして…
 たぶんご存知だとは思うんですけど、山っていうのは、大体においてとりあえず山頂を目指すんですね。
 で、まぁ目指す山頂にたどり着いたら。
 今度は、下を目指すわけなんですけど、まぁ今回は下を目指すほうはお話に関係ないんで忘れてくださっても大丈夫です ←じゃぁ書くなよ(笑)

 で、まぁ山を登る人は大体山頂を目指すわけですが…
 で、大体の人が山頂を目指して、山頂にたどり着くと。
 その山頂にたどり着いた大体の人は、大体が山頂で休憩をするわけですね。
 休憩するっていうのは、大体の人はまぁ腰をおろして。
 ザックもおろして、中をあけて。
 とりあえずは水とか飲んで、「あーうめぇー!」って言って。
 でもって、次はおもむろにおにぎり食ったり、お湯を沸かしてカップラーメンを食ってみたり。
 ま、中には豪勢に焼肉やら何やら、ウマそうなもの食ってるヤツらもいたりもするわけですけど、それはまぁともかく。
 山頂に着いた大体の人は、そんな風に腰をおろして。ザックをあけて中身を出して、山頂で1時間か2時間くらい過ごすわけですね。

 ここで大事なのは。
 そう。山頂に着いた大体の人は、ザックを開けて、さらにその中身を出すという、そのことです。
 つまり、山頂って所は、ザックの中身を広げるところであるがゆえに、その結果落し物や忘れ物がとっても多い場所なんですね。
 それは、帽子や手袋、タオルからはじまって、カメラのキャップやカバー。さらには、ウインドブレーカーといった大物、さらには財布とか…。
 そういった比較的ポピュラーである落し物・忘れ物に混じって。時々見かけるのがパンツなんです(やっと出てきた!)。
 ちなみにですけど。
 そのパンツって、なぜだか必ず女モノと…!?

 たぶん、私自身実際に見たことは3回くらいだと思いますけど。
 友人が見た話を入れると、当然もっと多くなります。
 また、山の雑誌には「山頂に着いたら、木にパンツがはためいてたもんで。疲れも吹っ飛んで思わず元気になっちゃった~い!」てな読者の投稿(当然、はためく写真入www)が載ってたこともあったくらいです。


 ま、そんな数ある山頂の落し物・忘れ物の一つとしてパンツもあるわけですが。
 ただ…
 ちょっと変だと思いません?

 だって、パンツですよ、パンツ。
 パンツっていうのは、下着ってくらいで。
 大体の人は服の一番下に着ているものです(一番上に着てたら、かなり変態です)。
 ま、そこは山頂ですから。
 山頂でさんざんぱら飲み食いした結果、ウ○コやオ○ッコがしたくなるっていうことはあるにせよ。
 パンツが体から離れる…
 な~んてことは、普通ないはずだよなぁ~~~(爆)


 なのに、そこにパンツはある……
 不思議です。









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2013
06.30

75話目「百(-90くらい)物語」-6 下の巻

Category: 怪談話

*上の巻はこちらhttp://kaidansweets.blog.fc2.com/blog-entry-174.html

「でな、その次の年のことだったそうなんだ。
 やっぱり夏の終わりに、若い女性が1人で島にやってきて――。」
「えっ。話、終ったんじゃないんですか…」

 いやもう。
 亀山先生の怪談話は、一郎さんが行方不明になって終わったとばかり思っていた私は、思わずきょとんです。
「川口、お前ってバっカだなぁー。
 一郎さんが自殺しただけじゃ、怪談でもなんでもねーだろ。
 後があるんだよ、後が…。」
「でもほら、瀬田のことも心配だし…。」
 私がそう言った途端でした。テントにいた他のみんなが、いっせいにブーブー言い出したんです。
「川口、うっせーよ。
 で、先生、それからどうなったんです?」
 なんと驚いたことに。亀山先生にはさっさとご退散願いたい私とは裏腹に、他のみんなは先生の怪談話聞きたいみたいなんです。

「ほぉ~らみろ!
 いいからお前は黙ってろ!
 でな、管理人のおじさんな。
 若い女性が1人でキャンプっていうのも変な話だなぁーって。
 ほら、その前の年の一郎さんの一件もあるわけだろ?
 それに…
 なんかこう、雰囲気も変だったらしいんだな。
 どことなくぼぉーっとしてるっていうか、目つきが変に据わっているというか…。」

「でな。おじさんは、キャンプの受付に来た時に飲み物を勧めたりして、
 いろいろ話しかけたらしいんだな。
 そうしたらな。
 驚いたことにさ、例の一郎さんの友だちだって言うんだとさ。
 管理人のおじさん、こりゃおそらく一郎さんの彼女だって、ピーンときて。
 後追い自殺なんかされちゃった日にゃ、また大事件だよって。
 だから、女性1人でキャンプなんて危ないですよーとか、
 今はシーズンオフで管理棟に部屋空いてるから、
 そっちに泊れって勧めたらしいんだな。
 そしたら彼女、意外にも素直に頷いて…。」

「で、まぁな。とりあえずは一安心だったんだけど、
 そうは言っても、ずっと管理棟に居さすわけにもいかないし、
 かといって、1人にすると心配だしで。
 管理人のおじさんは、他に客がいないのをいいことに、
 その日は、その彼女をボートに乗せて湖を案内したり、
 夜はバーベキューをしたりでなんとかやり過ごしたそうなんだ。
 で、彼女は2泊の予定だったから…。
 次の日は、朝から応援の若いヤツ呼んでおいて、それとなく見張ってたらしいんだな。
 まぁそんなわけで、2日目も無事過ぎて。
 夜は、おじさんと応援の若いヤツと、その彼女と、
 みんなでメシ作ったり、花火やったりしてたら。
 その彼女は、来た頃とは見違えるように明るくなってきたんで、
 もう大丈夫だろって思ってたんだそうだ。」

「いや、清楚な感じの綺麗ぇな女のコだったんだそうだ。
 いい家で育ったんだろうなぁっていう素直ぉーな感じで。
 言葉遣いなんかもものすごく丁寧で…。
 応援で呼んだ若いヤツなんか、もうぽぉ~っとなっちゃって。
 明日の朝は、ボートで湖のどこそこに案内しようかな!な~んて。
 もうウキウキしながら言ってたらしい。
 そしたら、その彼女も、
 明日晴れるといいなーなんて、ニコニコ笑ってたらしいんだな……」

「ところが…。
 次の朝、彼女がいつまでたっても起きてこないんで、
 こりゃマズイって部屋に行ってみたら、案の定部屋にいない。
 もぉ大慌てで島を捜したら…。
 一郎さんが湖の底めがけて歩いてっちゃった、
 あの岩の所に女物のサンダルが揃えてあって…。
 うん。結局…
 彼女の遺体も見つからなかったんだそうだ……。」

「うぅぅぅーっ!怖いですねぇー。その話…。」
 思わずつぶやいたのは、私の前に座っていた青木クン。
 青木クンがそんな風に心底怖がって言うもんだから、亀山先生ときたら、もぉすっかり得意がっちゃって。
 「どうだ!」とばかり、私を見て皮肉な笑みを浮かべてるんです。
 なんだか、やけにシャクに触って…。
 だから言ったんです。
「先生、それだってその女の人が自殺しただけじゃないですかー。
 怪談じゃないじゃないですかぁー!」
「あーあー、まったくもうー。
 川口…。オマエって、心底バカなんだな。
 怪談はよ、これからなんだよ。これから…。
 本当に怖いのは、これからなんだよ。」
「そうだよ、バーカ!
 川口は黙ってりゃいいんだよ。
 で、先生。それからどうなるんです?」
 実は私って、そのテントの班長だったんですけど。
 亀山先生のおかげで、青木クンをはじめ、班のみんなから総スカンです。

「うん。でな、そんなこともあったんで、
 その年は、もうキャンプ場閉めたらしいんだ。
 いずれにしても夏ももう終わってたしな。
 で、次の夏が来たんだけど…
 なにせ、自殺に行方不明が2年連続だろ?
 お客、気味悪がって来ないんじゃないかって、
 管理人のおじさんは心配してたらしいんだな。
 でも、特にそういうこともなくって。
 例年通りお客はいっぱい来たんだそうだ…。」

「でな。ある時、親子連れの客が帰る時に、
 チラッと言ってたのが最初じゃないかと思うって言うんだよ。
 その親子連れが言うには、
 迷子かなんかを捜してるようなんだけど、
 なんだか唐突で、ちょっとオカシイ人なんじゃないかって、
 ちょっと気味が悪かったって…。」

「その親子連れが、迷子を捜しているなんて言うもんだからさ。
 ほら、これだけ大きいキャンプ場だろ?
 迷子なんて日常茶飯だったから、
 管理人のおじさんも聞き流しちゃったらしいんだな。
 ところが…
 その後も何度かそんなような話をお客から聞くことがあったんで、
 ある時ふと気になって…。
 おじさんは、あるお客に詳しく聞いてみたんだそうだ。
 そうしたら。
 そのお客が言うには、
 夜中に島の遊歩道を散歩してたら、桟橋の方角から、
 若い女性が1人で歩いて来るのが見えたそうなんだ。
 あっちにテントはないのに、
 こんな若い女性一人で変だなぁーって思いつつも。
 そうは言っても、まぁキャンプ場だし…
 みたいにそのお客は思ってたらしいんだな。
 で、やがて、その女性とすれ違って…。
 ふと、その女性に呼び止められたらしいんだな…

 “あのー、すみません。”
 “はいっ?えっ、なんでしょう?”
 振り向けば、お嬢さん風のきれーいな女性…。
 その、どこか憂いを帯びた目が、すーっと上がってきたと思ったら、
 そのお客の目をガッチリ捕らえて。
 まるで目の奥を見入っているように、ググッと見つめてくる。
 そして…
 聞こえてきたのは、消え入りそうな細ぉーい声……

 “ちょっとお聞きしたいのですが…
  一郎さんは、どこにいるか知りませんか?”
 “はぁ?”
 “一郎さんは、どこにいるか知りませんか?”
 “一郎さん!?”
 こくりと頷いて。
 そのお客の目を、グイっと。
 なおも強く見つめてくる、そのお嬢さん風の女性。
 “さぁ……”

 お客がそう言った途端、その女の目つき顔つきがギラリと変わる。
 お客は、その女のあまりの変容ぶりに思わずゴクリ。
 しかし、女はすぐにもとのちょっと寂しげな感じの穏やかな顔に戻って。
 “そうですか。どうもありがとうございました。
  失礼します…。”
 そう言って深々と頭を下げた女は、また向こうに歩いていく……

「そこまで聞けば、
 もぉその女って誰なのか、わかりきってるだろ?
 でも一応、その女の人って、こういう人じゃありませんでしたか?って。
 おじさん、そのお客さんに聞いたらしいんだよ。
 そしたら顔の感じや体型、服装まで、あの時の一郎さんの彼女とピタリ。
 管理人のおじさんも他のスタッフも、もう肝潰しちまって。
 例の彼女が来た時にいた若いヤツ、
 たまたま横で聞いたらしいんだけど、もうガタガタ震えちゃって。
 しばらく椅子を立てなかったらしい。
 でな、おじさんによると。
 その後も、毎年必ず何人か、
 その話をするお客っていうのがいるんだそうだ……」

 そこまで話して、話をふっとやめた亀山先生。
 黙ったまま、私たち1人1人の顔を順番にじーっと見回します。
 いやもぉ誰一人、何も言えません。
 そして…
 
「でな…。
 キャンプに来たお客が、こうしてテントの中で過ごしたりするだろ。
 それは、大体そんな時が多いそうなんだ。
 テントの入口のあたりが、
 サワサワと何かが触れるような音がして。
 なんだか、誰かが覗いたような…
 なんか、そんな気配を感じたなぁーと思っていると…
 ふいに――。」

 “あのー、すみません…。
  ちょっとお聞きしたいのですが…
  一郎さんは、どこにいるか知りませんか?”

 それは、亀山先生が一際細ぉーい声で小さくそう言った、その「どこにいるか知りませんか?」の最後のところでした。
 亀山先生は、完璧に話の中に入り込んじゃってた青木クンの顔のまん前で。
 「知りませんかっ!」
 いきなり声を最大ボリュームにしたもんだから、さぁ大変。
 青木クンは「うっ!」って声を出したっきり、そのまま固まっちゃって。
 亀山先生が、すかさず青木クンの肩をポンって叩いたら、青木クンその場にへなへな~ってなっちゃって。

 それを見た私たちは、途端に大爆笑。
 そんな最後に大爆笑をしたことで、私たちは亀山先生の怪談話をスッキリ終えたわけなんですが…。
 その反面、妙に余韻の残る怪談話だったように思います。
 私たちはその後もしばらく亀山先生とワイワイやってたんですけど。
 ふいに、どっかから「亀山先生どこですかーっ!」って呼んでる声が聞こえて。
 「おっ!ヤベっ!すっかり長居しちまった。じゃぁな!」
 そう言って、亀山先生は慌ててその声の方に行ってしまいました。


「ヤバイ!
 今、外にいる…。
 今そこを開けたら、大変なことになるっ!」
「え…。」
 いつもとは全く違う湯川クンの強張ったその表情。
「な、な、なんなんだよぉ、湯川ぁぁぁー。
 お、お、脅かすのはやめろよぉぉぉー。」
 例のこっくりさんの事件以来、いつも首からぶら下げることにしているお守りを、思わずぎゅっと握り締めた草薙クン。まるですがるように湯川クンをみつめるその表情は、不安半分、薄ら笑い半分。
 もちろん、それは他のみんなも同じ。
 しかし、湯川クンときたら、草薙クンやみんなのそんな表情にはまるでお構いなし。
 まるで頭の後ろを見ているような、そんな目でつぶやく。
「今、オレの後ろにいる…。
 外から中を覗くように、テントのまわりを歩いている。」
「お、おい。な、なんなんだよ、それぇー……。」
 草薙クンはじめ、みんなは湯川クンの顔を見入るばかり。
 いや、怖くて怖くて。とてもじゃないけど、それ以外の方は見れないんです。

「しぃーっ!
 今、入口のところに――。」
 その湯川クンの言葉が終わるより早く。
 なにやら、テントの入口の生地を何かが触るような音が。
 そして、それはかすかに揺れだして…。
 それは、まるで何者かが外から入口を開けようと、ファスナーを探しあぐねているかのように。
 上、下、右、左、また下と入口の生地が、外から押すように揺れています。
 しかし、突然テント全体がゆさゆさと揺れだして!
 それは、なおも大きくなっていって。
 まるで、それは何者かがテントの支柱を両手で掴んで、力まかせに揺さぶっているかのよう。

「……。」
「……。」
 草薙クンも他のみんなも、湯川クンさえも。
 誰も、身動きひとつ…、いや、声すらあげられません。
 次の瞬間――。
 中にいる草薙クンたちに、テント全体がウワーっと迫ってきて!
「っ!」


 これは、後で聞いて知ったんですけど。
 なんでも、草薙クンたちのテントの近くにいた生徒の話では。
 なんでも、水辺近くに一つポツンと離れてあった草薙クンたちのテントが急にワサワサと揺れだしたんで。「風が吹いてきたのかなぁー」なんて思ったんだそうです。
 ところが、そう思ったその一瞬後にはテントはペっシャンコ。

 近くにいた生徒たちはもうビックリ。
 「大丈夫かー!」って、もう慌てで草薙クンたちのテントに駆け寄ったら。
 そのペシャンコになったテントから、悲鳴とともに、もがくようにら這い出してきたのは草薙クンと何人か。
 でも、出てきたその草薙クンたちの顔ときたら、もう目ん玉剥き出し状態。何を聞いても、その目ん玉がどっか行っちゃったような顔で、ハァーハァーと息をつくばかり。
 何が何だかわからないが、こりゃ大変だと思った生徒の何人かが担任の亀山先生を呼びに走ったんだそうです(私のテントで聞いた亀山先生を呼ぶ声というのは、たぶんそれだったのでしょう)。
 なお、湯川クンとあと誰かは、つぶれたテントの中で完全に気を失ってたところを亀山先生たちに発見されたんだとか。


 その時っていうのは、かなりな大騒ぎになったんです。
 ただ、その場は亀山先生はじめ、先生たちが収めちゃったんで、離れたところにいた私は、騒ぎがあったってだけでくわしいことは全くわかりませんでした。
 当然、その渦中に友人の草薙クンがいたことも知りませんでした。
 ただ、その夜のキャンプファイヤーが始まる前に亀山先生が、その夕方の大騒ぎの経緯を簡単に説明したことで、私はテントがつぶれたことを初めて知りました。
 その後には、管理人のおじさんが出てきて、この湖ではまれに局地的な突風が起きるからそのせいだろうという説明してくれたり。
 また、先生の中には当然理科の先生もいますから。こういう山に囲まれた湖のようなところでは、積乱雲がある時には急な突風が起きやすいという補足の説明もあったりで…。
 まぁもっとも。みんな、それらの話になんとなーく納得して。
 その何分か後には、お決まりの♪燃~えろよ、燃えろ~よって歌っていたように思います。



 私が、その時の状況知ったのは、林間学校から帰ってきた後でした。
 草薙クンとは小さい頃から親しかった私は、草薙クン本人から聞いたんです。
 ただ…。
 いつもの草薙クンなら、その時々の状況を事細かく語るはずなのに、なぜかこの一件に関しては、今まで話したようなおおまかな事を言うだけで。
 おまけに、あんなに好きだった心霊現象系の話、林間学校から帰ってきてからはパッタリしなくなっちゃって…。
 もしかしたら、他にも何かあったのかなーって。
 ちょっと変な気はしましたけど、今となってはその辺については全くわかりません。

 そういえば…
 次の年、このお話では名前しか出てこなかった例の瀬田クンと同じクラスになった私は、その瀬田クンと妙ちくりんな体験をすることになるわけですが…。
 ま、そのお話については、またいつかということで。



 ところで。
 その、ちょー有名観光地「某湖」に浮かぶ島。
 ネットで検索してみたら…
 なんと、現在は島に渡る手段はなく、無人島なんだとかで(驚!)
 おまけに、“島には何箇所か桟橋が残っており…”と、もぉほっとんど遺跡扱い。
 「そーかー、あそこもそんなになっちゃったんだなー」って、ちょっと感慨に浸っていたら。
 最近は、カヌーやら何やらで遊びに行っている人もいるようで。
 その方のブログを見ると、神社も全然きれいに残ってるし(手入れされているらしい)、道も草ぼうぼうなんてことなく整備されているようで、 ちょっと安心しました。




――── 本日これまで!
                   75話目「百(-90くらい)物語-7」につづく 初出:09.9.10
                                             *無断転載禁止



*ブログの無断転載は、呪い・祟り等ご自身に大過を招くこととなりますのでご注意ください。




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2013
06.29

千葉県の不思議


 ま、私。産地は千葉県でして。
 まーねー。
 千葉県なんて、房総半島の南の方や東の方を除けば、東京の植民地…、じゃなかったベッドタウンですから(笑)
 東京の近郊の例に漏れず、もぉひったすら同じような光景が続くばっかりで。それぞれの街の特徴なんて、ぶっちゃけ誤差みたいなもんですけど。
 とはいうものの、誤差なりに愛着はあります。

 まー、最近じゃぁ、ライバル埼玉県に相当差をつけられちゃって。
 埼玉県からはライバルと思われてないようなところも無きにしも非ずですけど。
 とはいえ、千葉県を愛するモノからすれば、そここそが千葉県らしいとこかなーって(爆)


 そういえば、他の県の人たちに意外に知られてないというのが、千葉県は日本で一番低い県だということ。
 いや、一番低いって、バカばっかとか、貧乏人ばっかとかそういうことではなく(笑)
 標高が低いんですね。
 というか、正しくは県の最高地点の標高が一番低い県なんです。

 ウィキペディアで見てみると、1000m以上の地点がない県は、沖縄県(526m)、大阪府(959m)、京都府(972m)、千葉県(408m)だけです。
 つまり、その4県の中でも最高地点が500m未満なのは、千葉県だけなんですね。
 それこそ、昔TVのクイズ番組で“一番標高の低い県は?1.沖縄県 2.千葉県 3.大阪府”って三択問題が出て、回答者はみんな「沖縄県!」って答えてたくらいです。


 で、まぁ低いといえば…。
 これは、私が子供の頃、友だちとよく言ってた冗談なんですけど。
「千葉県っていうのは、ホント偉人がいない。
 まず、いいとこ伊能忠敬。で、次は長嶋茂雄。」
(ちなみに。伊能忠敬の次は、長嶋茂雄とハマコーっていうバージョンもありました)

 ちなみにですけど…
 この冗談のポイントって、わかりますよね?
 偉人っていったら、やっぱり織田信長とか、西郷隆盛とか。はたまた、野口英世とか、現代ならiPS細胞の山中伸弥博士とか。
 そういう人が偉人のメジャーどころじゃないですか。
 ま、伊能忠敬って、確かに偉人は偉人ですけど、でもそんなメジャーな偉人ではないですよね(たぶん、これ読んでて“誰それ?”って人、結構いると思います)。

 「千葉県の偉人は?」と聞かれて、まず出てくるのがそれほどメジャーじゃない伊能忠敬で。
 で、次にやっと出てくるのが長嶋茂雄って。
 長嶋茂雄って偉人かー!って(爆)
 いや。たぶん偉い人は、偉い人なんですよね。きっと…。
 だって、日本の戦後の復興の、ある意味立役者の一人なわけですから。
 ただ、いわゆる「偉人」というのとは、またちょっと違うよーな(笑)
 

 そんな千葉県なんですけど、行ってみたい県は?なん~んて聞くと、意外に健闘してたりするんですね。
 「地域ブランド調査2009」によると、なんでも19位なんだとか。
 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/163
(ただし、同じような他の調査を見ると順位は結構違ってたりしますけどね)

 これを見ると、千葉県は19位なのに、隣りの茨城と埼玉は最下位で、その上が栃木、群馬なんだなーとか思って、ちょっとばかし喜んでしまうわけなんですけど…。
 ただ、でも、千葉県ってなんで19位なんだろ?来たくなるようなもん、何かあったっけ?って考えてみると。
 あ、あれね。ネズミーランド!って(笑)
 つまり、あれがなかったら、千葉県も最下位を争ってたってことなんでしょう(爆)

 まー、そんな。
 特にみんながんばってるってわけでもないのに、東京の隣りってだけで、そういうモノが出来ちゃって。
 そのおかげで、なーんかそれなりに存在感が出来ちゃうっていうその展開が、千葉県の千葉県たる所以なんだろーなーって。
 それが、何よりの千葉県の不思議(爆)







付記(おヒマだったら読んでよね)

 上記の「地域ブランド調査2009」の結果は、回答者は地域別同数であるものの、“日本の縮図となるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した”とありますから。
 つまり、人口の多い所の回答の傾向が、比較的高くなる傾向になるはずです。
 どういうことかというと、人口の多いエリアの近県は、普段から「その近県」に行っている回答者が多いだけに、“観光に行きたい”との回答は低くなる傾向があるわけです。
 よって、人口の一番多い首都圏の近県である、栃木県や群馬県、茨城県の順位が最下位になるのは当り前なわけです。

 つまり。「現代ビジネス」のこの記事の最後の部分、“魅力が、各県(北関東4県)のイメージには残念ながらつながっていない”という指摘は、間違いとは言わないまでも、明らかにデータを表面的にしか読んでいない指摘といえます。
(だって、推測ですけど栃木・群馬の観光収入は相当高いはずですよね)
 そもそも、質問は“観光に行きたいか?”であって、“普段観光で行っている県?”ではないわけですから。

 とはいえ。
 これは、西日本在住の知り合い何人かに聞いて、意外だなーって思ったことなんですけど。
 (ま、あくまでその知り合いの意見ですけど)西日本の人って、東京はともかく、北関東から東北にかけての観光意欲ってあまりないようなんですよね。
 それこそ、「その辺だったら、いっそ北海道行くかなー」みたいな感じで。

 ただ…
 例えば、夏の旅行先として思い浮かべる場所(国内)って。
 まぁ海は別としても。
 関東以北(もしくは中部以東以北)の人なら、高原と湖(東京近辺だと日光や富士五湖のような所)っていうのは絶対思い浮かべると思うんです。

 でも、それは身近にそういう場所があって。
 家族なり友人知人なりとの旅行や、もしくは学校の旅行で実際に行った経験があるからなんですよね。
 たぶん、経験があるからこそ、“夏の旅行先は?”と聞かれて、そういった場所を思い浮かべることが出来るんじゃないかって思うんです。

 つまり。もしかしたら、西日本の人が「その辺だったら、いっそ北海道かなー」みたいに言ってしまうのは。栃木や群馬、あるいは東北の魅力の一つである「高原と湖」の場所が身近になく…。
 身近にないがゆえに、行ったことがなく…。
 行ったことがないがゆえに、「行ってみたい場所」としてイメージできない。
 よって、行かない。行こうとも思わない。
 という面が相当あるんじゃないかって思うんですけど、どうなんでしょう。

 とはいえ。
 ま、現在の旅行は「いい景色」よりは、「食う」「温泉」「ご利益スポット」、でなければ「ゆるキャラ」みたいなところがなきにしもあらずですけどねー(爆)
 とはいえ、いくら「食う」「温泉」「ご利益スポット」「ゆるキャラ」が充実していても、「いい景色」という大前提がなければ「観光地」というカテゴリーとしてはイメージされないっていうのもあるわけで。
 まぁ個人的には、人がウジャウジャいる所に好き好んで行くヤツの気が知れない!っていうのはあるんですけどぉー(笑)
 でも。もしかしたら、日本人の国内旅行って、やり方次第じゃもっと伸びる余地はあるんじゃないかなーって(今は、LCCなんてもんもあることだし!)。

 まー、現在はネットが生活の中心になってしまった世ですから。
 それこそ、この「現代ビジネス」の内容じゃないですけど、手近にネットで得られるこんな情報こそが世の常識として流通してしまうわけですよね。
 各観光地は、少なくともこういった表面的な情報によるイメージに潰されてしまわないよう、様々な手段を講じて情報発信をしてほしいなーって。

 だって、その場所の観光客がゼロになってしまうということは…
 交通手段や宿泊先もなくなっちゃって、その場所に遊びに行きたくとも行けなくなっちゃうってことなんですから。





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2013
06.29

75話目「百(-90くらい)物語」-6

Category: 怪談話

 ま、前のお話が修学旅行のお話だったんで。
 なら、林間学校のお話も載せなきゃダメだろーって。
 てことで、本来ならメルマガ通りに75話目「百(-90くらい)物語」-6のお話に行かずに、ここでは別のお話を「6」としちゃいます。
 もっともこのお話って、あるサイトで紹介されたお話でして。もしかしたら読んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
 ま、そのあたりはご勘弁を。



 林間学校っていやぁ、怪談。怪談っていやぁ、林間学校っていうくらい林間学校と怪談は切っても切れない関係なわけで。
 ま、言ってみりゃ林間学校の怪談は、怪談話の定番中の定番って感じですよね。
 しかも、その舞台ときたら、ちょー有名観光地「某湖」に浮かぶ小さな島と…。
 とはいえ。煽っちゃったはいいけど、読んだら大したことなかったっていうのは怪談話にはつきものなんで(爆)、これくらいにして。


 まぁ島といっても、そこは湖の中にある島ですから、ホント小っちゃなもので。でも、そんな小っちゃな島のわりには、キャンプ場の規模は結構なものでした。
 松の木が鬱蒼と立ち並ぶ中に、三角形のテントがズラーっと並んでいる光景を見たときは、ちょっと圧巻だった記憶があります。

 テントというと、今は薄い生地で設営だって簡単にできるドーム型テントやオートキャンプ用のテントをイメージするかもしれませんが。
 でも、そのキャンプ場のヤツは常設の屋根型テントです。
 生地なんか分厚くって相当ごっつい代物で。支柱やフライシートからは太い張り綱がピーンと、これまたごっついペグ(というよりはたんなる鉄の杭)に結わえてあり、もう頑丈そのものって感じでした。

 島の真ん中は、小山のように高くなっていて。
 ごつごつした岩と背の高い松の林に覆われたそこは、上には意外にも平らな空間があって、そこには古い神社が建っていました。
 さらに島の周囲には、湖岸に沿って島を一周できる遊歩道のような整備された道があって。テントが並んでいるのはその道から湖側、炊事場等の施設は小山側という風になっていました。
 島ですから、当然船でしか出入りできません。
 キャンプ場からちょっと離れたところに、遊覧船をつけることのできる大きな桟橋があって。そこには、貸しボートなんかもあったように記憶しています。


 さて、林間学校2日目の行事であるハイキングも終わった、その夕方。
 それは、飯の準備の前のぽっかり空いた自由時間。
 本来なら、一番楽しい時間であるはずなのですが。
 でも、豪雨の中のハイキングで全身びしょ濡れになって。やっと乾いた服に着替えられたばかりというその状況では、たとえ小雨でも散歩という気にはなりません。
 そんなわけで、その時私たちは、それぞれのテントの中でバカ話をして過ごしていました。

 まぁそんな林間学校という場面で、中学生が話すことといったら大体決まっています。
 皆さんも覚えがあるかと思いますが、まぁ好きなコの話かエッチな話、でなけりゃ怪談話と。
 というわけで、ご他聞にもれず私たちのテントは、怪談話で盛り上がっていました。
 昼の豪雨はおさまったというものの、空の低い所にまだまだ黒雲がたちこめ、それでなくとも暗いというのに、そのキャンプ場は鬱蒼といってもいいような松林の中。
 その時私たちは、テントの出入口を閉めてしまうと暗すぎるのと暑っ苦しいのとで、前後とも全開にしていました。

 私たちのテントの前を、亀山先生がぶら~り通りかかったのは丁度そんな時でした。
 ところで、この亀山先生というのは、私たちのクラスの担任ではないのですが、私にとっては所属する部の顧問の先生で。
 また、亀山先生のクラスには、川田クンや瀬田クン、はたまた草薙クンといった親しい友人がゾロゾロいたせいもあって。私は、この亀山先生と顔を合わせると、ヒマつぶしにおちょくられるか、でなければ無っ茶苦茶怒られるという関係になっていました。

「おっ!川口。お前、瀬田見なかったか?」
 その時私はテントの入口のとこ座っていたこともあり、すぐ目についたのでしょう。亀山先生が声をかけてきました。
「え、瀬田ですか?
 さぁー。ハイキングの時は見ましたけど…。
 どうかしたんです?」
「いやよー、またアレやってんじゃないかって思ってよ。
 ちょっと注意しとこうと思ったんだけどな。
 でも、瀬田の班のテントにはいねーんだよ。」
「じゃ、草薙んとこでしょ。
 草薙と湯川クンは一緒の班ですから。
 3人でアレやってんでしょ。ハハハ…。」

 アレというのは、別に煙草やシンナーみたいなヤバイ遊びではなくって。
 まぁ簡単に言っちゃうと、「こっくりさん」のことです。
 1学期に、亀山先生のクラスの瀬田クン、草薙クン、湯川クンとその他何人かが、その「こっくりさん」をやっていた時のこと。
 瀬田クンに霊がとり憑いたようになって、もぉ大騒ぎという事件がありまして。
 それ以来、亀山先生のクラスでは「こっくりさん」の類の禁止令が出されていたんです。

「いや、草薙んとこは今見てきたんだ。
 草薙と湯川が一緒のわりには、まぁ真面目にスケベ話で盛り上がってたな。
 そうかぁー、どぉこ行きやがったのかなぁー。
 ところでお前らは何だ、怪談話か?
 おい、まさかアレやってんじゃねーだろうなー。」
「やってませんってぇー。
 この班は、臆病モンばっかなんですから。」
「なんだよお前らぁー。幽霊なんて怖いのかぁ?
 ちぇっ。しょーがねぇーなー。
 じゃオレが、この島であった、とっておきの怖い話してやるか!」
 な~んて。
 亀山先生がニヤリと笑うものですから、私はもう大慌てです。
 だって、この亀山先生をテントの中に入れたら、何をされるかわかったもんじゃありませんから。
「せ、先生っ。瀬田を捜してたんじゃないんですか?
 瀬田、今頃アレやってそうだなぁー。」
「いいよ、もう瀬田は。
 まぁよ、草薙や湯川と一緒じゃなきゃ大丈夫だろ…。
 ほらっ、お前ら!奥につめろ!
 雨降ってて、冷てぇんだからよ。さっさとオレを中に入らせろ!」


 さて、そんな風に亀山先生が私たちのテントで怪談話を始めたちょうどその頃。
 そこは、草薙クンと湯川クンがいる班のテント。
 亀山先生の指導の下で無理やり始めさせられたエッチ話は、その頃にはすっかり話題がつきちゃって。
 漂ってきたのは、なんとなーくしらけたムード。
 いくらエッチなお話には目がない男子中学生とはいえ、そこは中学1年生です。経験ゼロじゃ続けようがありません。
 ましてや、そのテントにいるのは草薙クンや湯川クンみたいな、心霊現象の知識なら何でもござれだけど。でも、エッチ方面となると幼稚園児レベルばかりの班なわけです。
「なぁ…。亀山(先生)、もぉ来ねーんじゃねーのー。」
「キャンプファイヤーの準備だってあるだろうしさ…、大丈夫だろー。
 なぁやろーぜー。順番に入口で見張りしてさ。」
「そーだよ。せっかくの林間学校だぜ。
 これ、やんなきゃつまんねーよ。」
 ま、悪い相談というのはすぐまとまります。


 一方、私たちのテントでは、テントの真ん中にどっかと座りこんだ亀山先生が怪談を熱演中です。
「ある夏の終わり、司法試験だかなんだかで浪人中のヤツ…。
 まぁ浪人中だから、とりあえず一郎さんとでもしとくか。
 その勉強に疲れきった一郎さんが、1人でこの島にキャンプに来たわけだ。」
「ちょっと先生…。それってホントの話なんですかぁー?
 普通1人でキャンプ来ないでしょー。」
 相変わらずテントの入り口に座っていた私がそう言うと。
 テントの真ん中に座っていた亀山先生の目が、私の前に座っていた青木クンの頭の横をすり抜けるようにギロ~リ。
「あっ、川口。お前、疑うわけ?
 ふぅ~ん…。そうなんだー…。」
 そう言っている亀山先生の、もったいぶった変な頷きかたと、斜めがちに私を見る目つき…。
 その瞬間私が思い出したのは、1週間後から始まる部の合宿のこと。
「だ、だから…。
 別に疑ってるってわけじゃ――。」
「じゃぁよ。お前、今すぐ、(キャンプ場の)管理人のおじさんのとこ行って聞いてこいよ。
 俺だって、去年管理人のおじさんに聞いたんだからよ。」
 まぁお話の出所がこの亀山先生ではなく、キャンプ場の管理人さんということであればそれなりに信憑性も出てきます。
 というわけで、私は(不承不承ながらも)大人しく聞くことにしました。

「えーと、そうそう。
 その一郎さんはだな、1人でキャンプに来たんだ。
 それは夏の終わり頃。
 観光客なんかほとんど来なくなった頃のことだったそうだ…。」
「おっ!なんだか怪談っぽくなってきたじゃないですか。」
「お前な、そんなこと言ってられんのも今のうちだぞぉぉ~っ!」

「でな、1日2日と一郎さんは、湖を眺めたり、ボート漕いだり、
 島を散歩したりして過ごしていたらしいんだが…
 それは3日目のことだったそうなんだ。
 管理人のおじさんな、その時っていうのは偶然見ちまったらしいんだけど…。
 ほら、このテントの横の道(遊歩道)あるだろ?
 あれをずーっと桟橋の方に向って行くと、島の形に沿って曲がるようになってんだろ。
 あそこん所に、岩が湖に突き出してるとこあるの知ってるか?」

 それは、キャンプ場からはちょっとはずれたところで。
 岩といっても、断崖みたく切り立っているわけではなく。
 岸から5メートル位の長さで岩が突き出していて、先端にいくにつれ徐々に湖の中に没していくような感じになっていました。

「管理人のおじさんな、夕方、片づけをしている時。
 その岩の所に、一郎さんが、ぼーっと突っ立てるのが見えたらしいんだ。
 その日は、天気はまぁ曇りだったらしいんだけど、風はなくて。
 湖面にも波はなかったんで、
 おじさんは、まぁ特には心配もしなかったらしいんだな。
 ところがだよ。
 おじさんが何か作業をしてて、ちょっと目を離したその後。
 何気にその岩を見たら、一郎さんの姿がないのに驚いて。
 慌てて、辺りを見回したんだそうだ。」

「そうしたらな。その岩の先、7、8メートル位の湖面に、
 腰から上だけが見えている一郎さんの姿が見えて…。
 そうこうしている間にも、一郎さんはどんどん沖に進んでいく。
 今、腰から上が見えてたのに、あっという間に首から上だけ。
 そして、その首から上も湖面の下に見えなくなって…。」

「管理人のおじさんは、もう大慌てでボートを出したらしいんだけど、
 一郎さんは見つからない。
 その後警察に連絡入れたりして、捜索が行われたらしいんだけどな。
 何も見つからず、結局は行方不明ということになってしまったらしいんだな…。」
「えっ、それって自殺なんですか?」
「まぁそれ以外考えられないよな。
 駆けつけた家族が言うには、
 試験勉強に疲れきってたみたいだったって言ってたらしいし…。
 まぁノイローゼによる自殺ってことなんだろ。」


 一方、草薙クンたちのテントです。
 学校で「こっくりさん」を禁止されてからというものの(まぁ学校以外では楽しんでいたらしいのですが)、クラスのメンバーだけっていうのは久しぶりで、一同気合タップリ。
 松の木が鬱蒼と生い茂る、それでなくとも薄暗い島のキャンプ場。
 空には黒雲が頭がつっかえるように低く、夏の夕方だというのにこの湖の辺りだけ真っ暗。
 まだ昼だというのに、対岸の灯りがやけにキラキラ浮き立って見えます。
 おまけに、なぜかおあつらえ向きに草薙クンたちのテントだけ湖岸近くにちょこんと離れていて。
 傍では、岸に寄せる波が、ちゃぽん、ちゃぽんと静かに音をたてています。

 ところで説明を忘れていましたが。
 「こっくりさん」の類を学校で禁止された原因に、瀬田クンに霊がとり憑いたみたいになった事件があったと言いましたが。
 実は、その時狂乱状態で暴れていた瀬田クンを鎮めたのが、その時草薙クンと一緒にこっくりさんをしていた湯川クンでした。
 狂乱した瀬田クンが、そういう霊感みたいなものが異常に強いというのは以前から知られていたらしいのですが。でも、湯川クンも同じように強いというのは、みんなその時初めてわかったんだそうです。
 以来、草薙クンはその湯川クンと急速に仲良くなって、お互いの家に遊びに行ったり。
 草薙クンの家というのは、実は私の家の近所なんですけど。
 そんなせいもあって、草薙クンからは、湯川クンの家に行くと本棚に心霊関連の本がズラリと並んでいるとか、いろいろウワサは聞いていました。
 ただ、私自身はその湯川クンとは不思議と縁がなくって。
 顔こそは学校で何ども合わせていましたけど、その前も後も、話をしたことはないように思います。


 さて、そのテントの中…。
 10円玉に指を置いた草薙クンと、霊感の人である湯川クン。それとあともう一人。
 やがて、いつものごとく10円玉が紙の上を滑り出します。
「あなたはこっくりさんですか?」
 10円玉は、するっするっと「はい」を往復。
 みんな思わずフーっと息を吐き、顔を見合わせます。
 鳥居のマークにもどった10円玉に、草薙クンが質問をします。
「今夜、雨でキャンプファイヤーは中止になりますか?」
 すると、10円玉は再び「はい」。
「やったー!」
 草薙クンたちは大喜びです。
 キャンプファイヤーはかったるかったんで、中止になんねーかなーって、みんなで言ってたんです(ちなみに、実際には中止にはなりませんでした)。
 まぁ、そんな感じに。草薙クンたちのテントで、「こっくりさん」は進んでいってたわけです。
 そして…

「なぁ、草薙。
 この島ってさ、暗くってなんか不気味じゃん?
 霊がいるか聞いてみようぜ。」
 1人がそんなことを言いました。
「おー、それいいな。それ聞こうぜ。
 こっくりさん、こっくりさん、この島に霊はいま――。」
「シーっ!」

 それは、いきなりでした。
 ふいに湯川クンの左手がポンと。草薙クンの肩を軽く叩いたかと思ったら。
 湯川クンはその左手を、すかさず自らの口のところに持っていって。
 口元に指をあてて、草薙クンやみんなを黙らせたのです。
 しかし、その湯川クンの一連の動き。草薙クンたちは、亀山先生が来たんだと思ってしまったらしくって。
 もぉみんな、大慌て。
「ヤベっ!おい、外見てみろ!」
 草薙クンのその言葉に、見張り役が入口のファスナーに手をかけようとしたその時――。
「やめろ!ダメだ!
 今、そこ開けるな!」
 それは、テントの中にピシーンと飛んだ湯川クンの叫び声。
 入り口を開けようとファスナーに手をかけた見張り役をはじめ、そこにいた全員の目がさーっと、再び湯川クンの顔に走ります。
「ヤバイ!
 今、外にいる…。
 今そこを開けたら、大変なことになるっ!」
 ほの暗いテントの中の、湯川クンの押し殺すような声。
 一つだけ点けていた懐中電灯の橙色の灯りがぼわ~んと照らしていたのは、今までに見たことがないような緊張しきった湯川クンの顔。




                             ──── 下の巻に続きます 初出:09.9.10
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2013
06.29

犬神家の一族/横溝正史著

Category: R&R

 高3以来の『犬神家…』は、ホント『犬神家…』で。
 あらためて読んだら、実は猫神家だったなんてこともなく…
 ただまぁ。
 思ってたより、おどろおどろしくなかったんだなーって。

 いや、タイトルを「鈴木家の一族」とか「山田家の一族」にしてたら、それこそ全然イメージ違うんじゃないかって。
 ま、そもそも作者自身がおどろおどろ好きなのか、それとも時代の求めるままにあの手のエログロ趣味を添えたのか。
 まぁその辺はなんともですけど、横溝正史って誰もが思い浮かべるあのイメージほどおどろおどろしさはないですよね。
 おどろおどろしいってことじゃ、むしろ現代の「嫌ミス」の方がよっぽどおどろおどろしいし。
 また、必要以上に定番的展開というか、ワイドショー的展開というかで煽りまくってると思うけどなー。

 横溝正史は、タイトルと(映画の)イメージのおどろおどろしさで敬遠しちゃってる人は多いみたいですけど。
そんなイメージは取っ払って、とりあえず一冊読んでほしいかなーって(ま、古いちゃ古いけどねー笑)。


 しかし、今回読んであらためて気がついたのは、この『犬神家…』って、話の筋そのものは『獄門島』とほとんど一緒なんですね。
 終戦して、ある人が復員するかしないかという状況に、先代の遺言が絡んできて。
 いくつかの偶発的な条件が重なった瞬間、ある人がある人を殺さざるをえなくなる状況が発生してしまうと。
 後は、もうホント、殺し方の演出が違うか、犯人が違うかってくらいで(爆)
 それでいて…、というよりは、だからこそ面白いんだから、なんだか笑っちゃいます。 

 いやぁー、もぉホント。
 感想なんて、「あー面白かった」。
 そのひと言しかありません(笑)
 ホント横溝正史には、このパターンであと10作くらい書いて欲しかったよなーって。
 横溝正史って、そういう意味じゃミステリー小説であってミステリー小説じゃないんだろうなーって。 ←ホメ言葉です

 なんだか、そんなことを思ってしまいましたとさ。
 めでたし、めでたし。







 そういえば、この『犬神家…』って。
 実は、高3の時に横溝正史の一連をざーっと読んでいた時、唯一犯人がわかった小説でして(いや、ホント。トリックも含めて8割くらい当たってましたー!)。
 当時、そのことで嬉しくなっちゃって、某友人に話したら。
「なんだ、犬神家だけかよ。
 オレなんて全部わかったぜー。あんなもん簡単だわ」って。

 私、今でもあれは絶対ウソだって思ってます(爆)




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2013
06.26

長年の素朴な疑問

 ほら、梅雨時とか、雨の日が続いて洗濯物が乾かないと。
 「パンツ、裏返して穿かなきゃ」ってぇ冗談を言う人っているじゃないですか。
 昔知っていた人で、よくそれを言っていた人がいたんですけど。
 実は、その人がそれを言うたんび。私は、あるツッコミ(というか素朴な疑問)がのど元まで出かかってたんです。
 でもまぁその人って、女性だったってこともあって、一応自粛(?)してたんです(笑)

 で、まぁ今日のことなんですけど。
 たまたま、ある人がその「洗濯物乾かないから、パンツ裏返して穿かなきゃ」っていうのを言っていて(ちなみに、その人も女性)。
 いや。特に深い意味はなかったし、それより何より深くも考えてなかったんだと思うんですけど。
 長年言いたかったツッコミ(というか素朴な疑問)が、つい口から出ちゃって。
 つまり…
「それって、外側が汚れたからひっくり返すの?
 それとも、内側が汚れたからひっくり返すの?」

 いやもぉ。
 すんごい、イヤぁ~な顔されちゃいましたとさ(爆)
 めでたし、めでたし











 で、結局どっちなんでしょーね?
 おしえて、湯川センセぇぇぇ~~~! ←ファンにお~こられる!(爆)




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2013
06.26

容疑者Ⅹの献身/東野圭吾著

Category: R&R
 「Ⅹ」と言ったって、仮面ライダーⅩじゃぁーなく ←古っ!
 「献身」と言ったって、上杉謙信でもない ←もっと古っ!
 かの、『容疑者Ⅹの献身』です。
 やっと読みましたー!
 てことで、さっそくブログネタ(笑)
 なお、以下は『容疑者Ⅹ…』を読もうかどうしようか迷っている人にとっては、全っ然、これっぽっちも参考になりませんのでご注意を(爆)

 いやもぉ参考にならないどころか。
 ドラマの『ガリレオ』、ぶっちゃけ私は好きじゃありません。
 現在やっているのはわかりませんけど、何年か前にやっていたのは何回か見てやめちゃいました。
 それは、主人公が数式を書き出と事件が解決されるあのシーンが、私にはあまりに陳腐に感じられちゃったからです。
 ドラマの『ガリレオ』は、オカルト的な事件を物理学者が解明するって設定で、ホント期待したんですけど。
 陰陽師だとか魔法使いが呪文唱えると何でも解決!っていうのと全然変わらないように感じちゃったんです。
 主人公の口癖を借りるならば(ただしちょっと捻って)、「面白くない」のひと言でした(笑)

 とまぁそんなわけで、『容疑者Ⅹ…』も全然興味ありませんでした。
 なのに、ふっと読んでみよっかな…と思ったのは。
 日本の小説の海外での可能性についてTVでやっていて、その中でこの『容疑者Ⅹ…』が取り上げられていたのを見たのがきっかけでした。

 とまぁ長々と書いてきたわけですど。
 東野圭吾。
 まぁホント、ミョーに縁がなくって。
 また、やっと読んでもミョーに引っ掛かってこなくって(面白く読めるって意味じゃ、ホント面白く読めるのにねぇ…)。
 まぁ相性の悪い作家ってことなんだろなーって思ってたんですけど、今回ばっかりはあっさり兜を脱ぎました(笑)
 どのくらい兜を脱いだかっていうと。
 実は、この『容疑者Ⅹ…』って、『犬神家の一族』と一緒に買って、同時並行で読み始めたんですけど。
 『犬神家』が100ページくらいのとこで、先に読み終わっちゃったくらいです(ちなみにページ数はどっちも400ページ前後)。

 で、まぁ『容疑者Ⅹの献身』。
 まぁ単純に面白いってぇのもあったんですけど、なにより真相に“なーるほどー、そうきたかー!”って。
 あれにはホント、冗談抜きで“唖然…”としました。
 
 あと、登場する人物のキャラがいいんですよね。
 ある意味主人公ともいえる、石神先生って人が味があっていいなーって(ストーカーなんて言ってる人、だ~れ?)。
 事件の発端である、富樫を花瓶で殴りつける娘の花岡美里の激情もいいし。また、恩義に背を向けても自ら求める愛に気持ちを向けてしまう母親の花岡靖子も妙にいい。
 弁当屋の夫婦や飲み屋のママ、さらには花岡靖子に好意を寄せる工藤等、花岡靖子の周りにいるごくごく普通の人たちの暖かさもいいアクセントになってるし。
 職務と友情に葛藤する草薙刑事もいいし、お互いが認め合えるがゆえの友情と、感じてしまう疑問に葛藤する主人公湯川もいい(なにより、いきなり数式を書きださないのがいいーっ! 爆)

 ただ、その「よさ」って、何なのかなーって考えてみると。
 つまりそれは、残り数ページってところで、“心底自分ことを大切に思っている、こんなにも愛してくれる人がたくさんいるのに、なぜ自分は幸せになれないのか”と思ってしまう、ある登場人物の気持ちがまさに象徴してるのかなーって。
 そう。このお話って、出てくる人全員が全員“哀しい”で終わるんですよね。
 それは、あの“歯車”にされてしまった人や、たんなる脇役である岸谷刑事も含めて。
 ホント、誰もがやりきれない…


 ただ…。
 こっからは、ぶっちゃけ難癖なんですけどー(爆)
 石神先生がやったことって、はたして本当に必要だったのかなぁ…。
 というか。
 だって、たぶん根本的には「正当防衛」ですよね。
 まぁ判例とか詳しいことは知らないけど、あの状況ならそんな重い刑にはならないだろうし。
 執行猶予の可能性だってあると思うんだけど。
 石神先生って人が本当に心底合理的な考えをする人であるなら、むしろ自首を勧めたんじゃないかのかなーって。
 ま、それについては東野圭吾は、ちゃんと抜かりなく説明付けをしてますし。なにより、自首を勧めちゃったら本にならないだろー!っていうのもあるわけですけどねー(笑)

 ま、石神先生が「天才」といわれるほど才があるがゆえに、策士、策に溺れるっていうのはあるんだろうし。
 ずっと続いている寂しさや不遇感が、石神先生からまっとうな(合理的な)判断をする力(機知?)を奪ってしまったというのもあるのかもしれない。
 ただ、だとしたら、作者はその部分を書ききれてないような気がするかなー。
 最後の方の石上先生の独白の中で触れられているだけだと、ちょっと弱いように思うかなー。
 そういう意味も含めて、ラストはもうちょっと書いて欲しかった気がします。

 というか、一番の難癖ポイントはタイトル。
 『容疑者Ⅹの献身』って、ある意味“全て”じゃん(笑)
 東野圭吾って、どうしてもイマイチのりきれないのは、タイトルがあまりにズバリすぎるような気がするんですよねー(笑)
 ま、5冊しか読んでないんで、その辺はなんともなんですけどねー。
 結局。作者的には、あくまで“トリックが売り”ってことなのかなぁ…。
 まぁそのうち。
 次の長編か、でなければ例の『白夜行』とか読んでみよっかな。
 そうそう。『夏の方程式』ってヤツは絶対読んでみたいんだよなー。
 だって、“夏と少年”ていったら、永遠のテーマでしょ?


 で、まぁ。
 ストーリーとは直接関係はないんですけど、個人的には石神先生の高校での授業っぷりがとっても興味深かったですね。
 いわゆる、ごくごく普通のアホバカな生徒が、例によって例のごとく「微積分なんて将来何の役に立つんだよー!」って言うと(はい。私も言ってましたー!)
 そのごくごく普通のアホバカな生徒が好きな、バイクを運転する時ののカーブに微積分が使えると説明してくれたり。
 いや、もちろん。その説明で、ごくごく普通のアホバカな生徒が微積分を教えられることを納得するわけではないんだけど。
 ただ、それっていうのは、ごくごく普通のアホバカな高校生の頃には全然わからなくとも。でも、ごくごく普通のアホバカな大人になって、実感する時があるもんなんだよなーって(笑)

 私は、いわゆる「詰め込み教育」世代で。で、その「詰め込み教育」のテストで散々な点数とって、当時はウンザリしてた口ですけど(爆)
 まぁ詰め込もうとしても、詰め込めなかったものがほとんだったわけですけど、それでもかろうじて詰め込めたこともあって。
 例えば、古文の読解を教わったことで、古典を何冊か読めたのは、日本に来ている外国人と会話する時にスッゴク役に立ったりで。
 まぁそれも現在となっては無理ですけど、でも現在は無理なだけにあの時無理やり詰め込んでくれた、あのちょーおっとろしー先生(笑)にはホント感謝してますねー。
 そういう意味じゃ、微積分だってちゃんと勉強してたら、何かしら楽しいことに役立ったんだろうなーって(爆)

 そういえば。
 お話の中では、50年か100年に一人と言われた逸材である石上先生みたいな人が研究に携われない、現在の日本の状況がさらっと描かれてましたけど。
 役に立つor役に立たないみたいな、何の根拠もない視点でしか物事を計れない、計ろうとしない現在の日本の教育や会社ってどうなのかなーって。
 だって、役に立つ人ばっかり集めたはずの日本の会社って、どれ一つとってもリーマンショックを予測出来なかったわけでしょ。
 後になってみれば、誰がどう考えたってヤバイってわかるのにもかかわらずさ…。
 ていうか、失われた20年やデフレの元凶って、猫も杓子も“即戦力”とか言ってる日本の会社であるのは明らかですよね。
 ホント、ぶっちゃけ…。

 そういう意味じゃ、湯川が学生に「(レポートは)感想を書いても意味がない、考察を書かなきゃ」みたいなことを言うシーンがありましたけど。
 現在の日本の会社やそこにいる人の多くって、世の中の表面的な感想を追っかけまわしているだけみたいな。いわゆる「大学生のレポート」みたいな仕事をしてますよね(笑)
 いや、もちろん。そういう私もなんですけどねー(爆)


 とまぁ、そんな辛気臭いことはともかく。
 それまでの生活に満足といえないまでも、不満は感じていなかった(感じさせないでいた)石神先生が。
 隣りに越してきた花岡母娘の存在に、ときめき(生活の中の新たな満足)を得てしまった、そのことって。
 石神先生の人生において、それっていったい何だったんだろう……

 人の幸せって、ホント何なんだろうなぁーって。 ←ば~か(爆)
 というか。
 本1冊読んでそこまで考えられんなら、それは「名作」ってことか!!
 いやはや、おっそれ入谷の鬼子母神!ってか ← 古っ!












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2013
06.23

日曜の夜の恒例


 なんだぁ、明日は月曜だぁ。
 聞いてねーよー、そんなこと…(汗)

 ふん!認めねー。
 明日が月曜だなんて、絶対認めねーから…


 月曜日の馬っ鹿ヤロー!

                ↑
               おバカwww







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2013
06.23

ICの季節!!


 グルメ記事でICって、ITが世の中心になってしまった昨今では「集積回路なんか食えるか、バぁーカ!」とか言われちゃうかもしれませんけどねー(笑)
 それとも、「IC?あぁ、半導体ね…」的に。
 ICって、もしかしてある意味死語に近かったりとか?
 だって、集積回路って言葉、最近聞きませんもんねー。

 もっとも、私は「IT」 って聞くと。
 いわゆる「IT」よりは、むしろキングの「IT」を先に思い出しちゃって。あれ、もう一度読みたいんだけど、長いんだよなぁ…とか、思っちゃう方なんで、「IC」が死語かどうかなんてよくわかりましぇ~ん(爆)
 というわけで。
 「IC」といったら、私としてはアイスコーヒーを真っ先に思い出します。


 アイスコーヒーと言えば…。
 なんでも、コーヒー大好きのアメリカ人は、「ぬぁにぃぃ~。冷やしたコーヒーだぁぁ~~っ!?」って怒りだすんだとか(それも、歌舞伎の見得さながらの形相で…爆)。
 でも、そのアメリカ人が大好きなアイスティーを、紅茶大好きなイギリス人は、「ぬぁにぃぃ~。冷やした紅茶だぁぁ~~っ!?」って怒りだすんだそうですね(笑) ← たぶん見得さながらの形相で
 そうそう、そういえば。
 中国で売っているペットボトルのウーロン茶に砂糖が入っていると聞くと、大概の日本人は、「ぬぁにぃぃ~。ウーロン茶に砂糖だぁぁ~~っ!?」って怒りだしますよね(爆)  ← 歌舞伎の本家だけに、ホントに見得きって言ったりして(笑)

 ま、食文化の違いっていうのは、「ケンミンショー」じゃないですけど、ホンっト面白くって大好きで~す。


 てことで、ICことアイスコーヒーです。
 アイスコーヒーって、なんでも本当はアイスカフェか、アイスドコーヒーって言わなきゃ文法的に間違いなんだとか。
 …って。学生時代にバイトしていたとこの屁理屈大好きのマスターがよく言ってたっけなぁ…(思わず感慨www)

 実は、そのバイトをしていた店のアイスコーヒーっていうのが、すんごいウマくって。
 その店へは、高2の時くらいからよく行ってたんですけど(まぁよくっていっても高校生ですから。月2回とか、いいとこ3回くらい)。
 大学に入ってから、あそこでバイトすれば毎日タダであのアイスコーヒー飲めるよなーって考えて。
 ま、コーヒーの淹れ方から、怪談話からその他諸々教わったわけですな(笑)


 てことで、アイスコーヒーですね(爆)
 ま、おいしいアイスコーヒーを作る方法は、ネットで“おいしいアイスコーヒーの淹れ方”って検索すると色々出てますんで。
 例によって、詳しいことはそっちを参照してもらうとして(笑)
 とはいえ、それではブログの記事にならないんでー。
 まぁあくまでウン十年前のことですけど、一応お客さんにアイスコーヒーを淹れていた私が思うコツを一つ、二つ……(三つ、四つ、五つ…)

①まずは、煎りの深い豆を使う
 アイスコーヒーですから、氷が入ってるわけで、おまけに氷ってヤツは溶けます。
 よって、煎りの深い豆を使わないと、たちまち水みたいなアイスコーヒーになっちゃいます。
 水っぽいアイスコーヒーって、なぜかハラがガボガボになるんですよねー(笑)

②豆は、とにかく細かく挽く
 私が知る限り、最近の豆を売ってる店って、デッティングっていうメーカーの機械を使ってることが多いようなんで。
 *ディッティングhttp://ditting.wataru.co.jp/lineup/

 こんな機械を使ってるようなら、「アイスコーヒー用の豆を3番(くらい)で挽いてくれ」って言ってみてください。
 ちなみに。
 ディッティングを使ってる店で「3番で挽いて」って言ったら、「エスプレッソ用ですか?」って聞かれたことがあったんで。
 ディッティングを使ってない店だったら、「エスプレッソ用に挽いて」と言っても大丈夫かもしれません(ただし未確認)。

③粉はケチらない
 粉はたっぷり。ケチっては絶対ダメです。
 てことで、以下はあくまで大体の目安です(グラム数までは憶えてないんで)
 1杯どり(1人分)だったら、(ドリッパーに装着した)101のペーパーフィルターに、粉の量は大体半分の高さまで
 2杯どり(2人分)だったら、102のペーパーフィルターに、粉の量は大体半分の高さまで
 3杯どりなら、102のペーパーフィルターに、粉の量は6分目くらい
 で、4杯どりなら102で7分目くらいだったと思うんですけど…
 ただ、アイスコーヒーは1度に何杯もとらない方がいいように思います。
 ていうのは、1度に何杯もとると水っぽくなりがちだし、また粉が細かいので抽出にやたらと時間がかかるんです(コーヒーは抽出に時間をかけると不味くなります)。
 バイトやってた頃も、一度にICのオーダーが4つ入った時は、2杯どりを2つ同時に淹れるようにしてました。

④お湯の温度
 お湯の温度は、ぶっちゃけ忘れました(笑)
 確か97度か98度だったと思うんだけど…。
 目安は、ポットのお湯の表面にさざ波がたっている状態です。
 あぶくがたってたら、温度は高すぎです。

⑤粉を蒸らす
 コーヒーを淹れる時に、まずお湯で「粉を蒸らす」っていうのは、最近はコーヒーの本なんかに書いてあるんでご存知の方も多いですけど。
 (とってもエラそうなこと言うようで恐縮なんですけど…笑) 「粉を蒸らす」っていうのは、相当練習しなきゃ出来ません。
 なぜなら「粉を蒸らす」というのは、粉全部に完全にお湯が行き渡っていて、かつその時点でドリッパーからお湯は1滴たりとも垂れていてはダメだからです。
 というのは、蒸らした状態でお湯が1滴でも垂れたコーヒーって、誰でもわかるくらい水っぽいんです。
 それこそ、蒸らした状態でお湯が1滴垂れたコーヒーと、垂れてないコーヒーを飲み比べたら、10人中10人が垂れたコーヒーの方を「水っぽい」って言うと思います。
 でも家庭で、蒸らしてお湯を垂らさないっていうのは、まず無理です。
 挽き立ての粉じゃないと、それこそプロの方だって無理だと思います。
 とはいえ、「蒸らす」というのはやっぱり必要なわけで。
 ということで。
 インチキだし、それで完全に水っぽくなく出来るわけではないんですけど、「蒸らす」ためのお湯を少量注いだら、そこで出てきたコーヒーは捨てちゃってください。

⑥お湯の高さ
 お湯の高さというのは、(ドリッパーに装着した)ペーパーフィルターに注ぐお湯の高さ(どのくらいの高さまで注ぐか)の目安です。
 必要以上にお湯を高く注いでしまうと、その分水っぽくなっちゃいます。
 1杯どり(1人分)だったら、(ドリッパーに装着した)101のペーパーフィルターの8分目の高さ
 2杯どり(2人分)だったら、102のペーパ7分目
 3杯どり(3人分)だったら、102のペーパ8分目

 ところが、この8分目、7分目の高さにお湯を注ぐっていうのはホント難しいんです。
 最初はその位置にお湯を注げても、大体どんどん高くなってしまいます。
 なぜなら、アイスコーヒーの場合は粉の量が多いからです。
 とはいえ「蒸らし」同様、これも結構難しいんで。極力高くしないように意識するってことしかないですかねー。

⑦コーヒーの抽出量
 これも、曖昧な記憶で申し訳なんですけど、確か1杯分(1人分)60mlだったような。
 ま、家庭でそこまで厳密にやるかどうかは別として、店だと60mlキッカリ抽出したら、残り(ドリッパーに残っていても)は捨ててしまいます。
 そうそう。アイスコーヒーの場合は、ドリッパーの下はサーバーでなく、計量カップ(耐熱性のもの)を使うと便利です。
 ただし、計量カップの大きさによっては、3杯どりなんかしたら熱くて持てなくなりますのでご注意を(笑)
 (もっとも、最近の計量カップは取っ手がついてるみたいですねー)

⑧氷が丸々いっぱい詰まったグラスを用意しておく
 作業工程的には前後してしまいましたが、コーヒーが抽出出来た時点で、氷が丸々詰まったグラスを用意しておいて。
 そこにコーヒーを注ぐ前に、手のひらでグラスを塞いでひっくり返して溶けた水を捨てて。 ←コレ絶対!
 で、抽出したコーヒーを一気に注いで、一気に掻き混ぜて完成!
 ちなみに。氷を割ることが出来るのなら、割った方が(割らない氷より)一気に冷えるので絶対おいしいです。
 それと。
 私は、普段特に耐熱グラスは使ってはいないですけど。
 でも、氷を入れたグラスに熱いコーヒーを注ぐと、グラスが割れることがあるのでその点は注意してください。 ←ホント注意!

⑨砂糖を入れるタイミング
 スターバックスの店員さんなんかに聞くと、アイスコーヒーは砂糖やガムシロップを入れない(甘くしない)って言いますけど。
 私は、アイスなら甘い方が好きかなーって。
 というか、アイスコーヒーは、(砂糖を適量入れて)上手く淹れると、チョコレートに近いような味わいがあって、ホントにウマいんです(ガムシロップでは薄くなっちゃうのでダメです)。
 といっても、いったん冷やしてしまったら砂糖は溶けませんから。
 (甘味をつけるのなら)コーヒーを抽出する前か後に1杯分(1人分)につき、砂糖をティースプーンに軽く山盛り2杯分強くらい入れて、コーヒーが熱いうちに掻き混ぜて溶かしてください。
 ただし、砂糖の量は豆の性質や良し悪しにもよって変わってきますし。
 また好みもあると思いますので、その辺りは何杯か淹れて適量を探るしかないということかもしれません。



 アイスコーヒーのウマさっていうのは、チョコレートにも似た、あのズーンとくるコクだよなーって、ずーっと思ってたんですけど。
 何年か前にホント驚いたのは、スターバックスの店員さんに「ケニア」のアイスコーヒーを紹介されて飲んだ時です。
 というか。
 普通、ケニアみたいに酸味の強いコーヒーって、絶対アイスにしないものなんです。
 だって、アイスコーヒーは“コク”ですから。
 というより何より、酸味の強い豆を深煎りにすること自体、たぶん常識外だと思います。
 ケニアみたいな豆を深煎りにしちゃったのは、たぶんスターバックスの創業者シュルツさんの「コーヒーは、深煎り以外は本格じゃない」という、一種狂信的ともいえる思い込みによるものだと思います(爆)

 しかし、そういう思い込みっていうのは、時折コロンブスの卵を産むことがあるってことなんでしょうね。
 「コーヒーって、果物だったんだなー!」
 ケニアのアイスコーヒーを飲んで、思ったのがまさにそれでした。
 それまでアイスコーヒーっていうと、何よりあの「コク」が魅力だったわけですけど。
 「さわやかさ」が魅力のアイスコーヒーっていうのもあるんだなーって(笑)

 ちなみに、スターバックスの店員さんは、「砂糖入れたら、ケニア(のアイス)のあのさわやかさがなくなっちゃうんじゃない?」って言うんですけど。
 私は、砂糖をいれて甘味をつけつつ、レモンの薄切りを入れるのがウメぇんでぇい!って(笑)

 ま、ケニアってちょっと高いかなーって気がしないでもないんですけど。
 ま、ささやかなゼイタクってぇヤツも、ちょっとはあってもいいのかな?ってことで(笑)








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